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ラバト二日目 / Rabat Day-2

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ラバト二日目 / Rabat Day-2

さて、二日目。

否、一日目の後半から。

パスポート更新の申請を終え、町の中心部で両替屋等を済ませ、タジンを胃袋に放り込むと、先日の空港泊もあってか睡魔に襲われる。魔物のされるがままとなり、夕方までの記憶無し。軽く洗濯などをしてもまだ日が沈まないので、宿の地図で目星を付けておいた「お城」を見物に出かける。

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「お城」に向かう夕焼けの海岸の道はモロッコカップルやら釣り人、そして海にはサーファー。若干チョッピーだけど、スウェルが突堤で整えられ、きっちり波乗りできる波が立っている。海を見下ろす場所の風はオフだった。夕方だからかな?そういえば宿には真っ黒に焼けた韓国人サーファーがいた。世の中には面白い連中がたくさんいるなぁ。

沿岸砲台やウダイヤ城を見物し終えると、日がとっぷり暮れる。

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鳥のタジン

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デーツが入っており甘くてフルーティー。チキンにしみ込んでうまい!

夕方の祈りの時間は、モスクに男たちがぞろぞろ向かうものの、スークですれ違う女性の服装も体のラインだってポンポン出してる西欧風が多い。髪の毛を隠している人なんて半分かそれ以下かな?

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ラバトは首都としてはコンパクトなサイズかもしれないけれど、鉄道駅も新しければ、そこからトラムが伸びていたり、西欧的なインフラが導入され何かと新しい。

ヨーロッパに大きく引き離された国というイメージはどんどん覆されるけれど、遺構やらそこそこの飯が食え、思いのほかラバトの居心地はいい。

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イイ顔してるなぁ

夜はカフェでクラシコ観戦したあと、市場近くの食堂でまたもタジン。

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タップリ睡眠を取って、日本大使館に向かうと既に新しいパスポートが出来上がっている。在外日本大使館の対応やら仕事っぷりは、旅人によって評価がまちまちだけれど、自分自身はあまり悪い思いをした事は無く、今回お世話になったラバトの日本大使館の担当官の方も、仕事が早く、余計な心配やら何やらを言われる事も無い。

お礼を述べて退出。発給料は1000DHだった。

日本大使館がある地域は、市の中心から南東へ車で10分(20DH程度)程、各国の大使館や敷地の広いお屋敷が集まる山の手の高級住宅地といったところ。近くの公園では奥様方がウオーキングしたり、あり得ないスピードでモロッコ人のランナーが駆け抜けていったりします。モロッコでスリやらかっぱらいにあったら、絶対追いつけない。下手したら自転車でも負けるかも。。。。そんな高級住宅地の道をフラフラとあみだくじ形式でモーリタニア大使館へ向かう。

因みに日本大使館の隣は、パキスタンとチリで、モーリタニア大使館にたどり着くまでに、ヨルダン大使館、ナイジェリア大使公館、マリ大使館、ドイツ大使館などがあり、変わり種ではマルタ騎士団の代表部なんかもある。結局最終的には少し迷ってしまい、モロッコ人の親切な案内でようやく到着。

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フランス語がさっぱりなので、これからの南下はますますキツくなる。。

ビザの申請は、申請用紙がフランス語/アラビア語表記の為に苦戦するが、近くにいた兄ちゃんに教えてもらって無事申請を受理される。ボールペンは持っていかれてしまったが、まあ許してやろう。発給料は340DHで、明日の午後2時にもう一度来なさいと言われる。

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マトウダイかな?大西洋に面していることもあって、チュニスより遥かに魚種が増える!モロッコのマルシェはなかなかたのしいなぁ。

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マルシェの脇の食堂で調理してくれると思う。

さて、これにてやらねばラバトな申請は終了。残った時間はラバトとその周辺に5つ以上ある、お城や要塞、都市囲郭の遺構の見物で終わりかな。

明日カサブランカで一泊して、明後日朝出発の30時間バスで西サハラを目指すことにします。

ラバト / Rabat

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ラバト / Rabat

カサブランカの空港で夜明かしする。6時間10EURの無線LANも、15DHのカプチーノもちょいとお高いけれど、何もせずに夜明かしするわけにもいかないので、昨日に引き続き、要塞やらお城やら砲台やらのアップデート作業。今回の旅で既に30近く要塞やらの遺構を見て回ってるけど、完全満腹食傷不感症状態。そもそもアップデートが追いつかないよ。。。

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さて、6時の空港始発でカサブランカに向かい、一度乗り継いでラバトへ。徹夜の為に、終始ウトウトしていたのだけれど、空港から一緒だったおじさんが、寝込んでしまった自分を起こしてくれたりと親切だった。モロッコ人は来るたびに印象が良くなっていくなぁ。

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列車は時刻通りに8時にラバト駅に到着。駅から徒歩15分程の安宿にチェックインし、荷物を部屋に放り込んで日本大使館へ。

パスポート更新の申請はサクッと受理。問題なければ明日午前中にも出来上がるとの事!早い!場所によっては即発給なんてところもあるようだけれど、翌日発給で十分です!有り難うございます。

その上、次のビザ申請を行うモーリタニアの大使館は日本大使館から徒歩圏内。明日の朝パスポートを受領して、そのままモーリタニア大使館で、ビザ申請、そのまま即日発給されたら最高な流れだぞこれ。グフフ。。。(*モーリタニアビザは翌日発給/340DHでした。)

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あ、こういう事書くとろくな事が無いかぁ。。

ま、明日にならなければ分かりませんが、入国審査で軽く躓いただけで、イイ感じに西アフリカ旅が転がり始めたかな?空港のカフェで相手してくれた兄ちゃんに、列車でいろいろ世話してくれたおじさん、そして日本大使館ありがとう。

さて、ミントティーを飲み終えたら、タジンな昼食。宿でひとっ風呂浴びてラバトのメディナの城壁でも見に行こうかなぁ


マラケシュからカサブランカへ / Marrakech to Casablanca

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マラケシュからカサブランカへ / Marrakech to  Casablanca

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マラケシュの鉄道駅は中にマクドナルドも入ってるピカピカターミナル。空港からは20DHで、所要約20分くらい。11時の列車まで待ち時間は2時間弱、駅近くのカフェでモロッコ風朝ご飯にする。バケット、ミントティー、オムレツ….いきなりタジンを食いたかったけれど、さすがに見つからなかった。。。残念。

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モロッコ鉄道はなかなかきっちり運行されており、定刻通り所要約3時間ほどでCASA VOYAGEURS駅(2等90DH)に到着。

列車の中ではほとんど寝ていたので、あまり景色を楽しめなかった。

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空港行きは1時間に一本なので、それまでの時間またまた駅近くのカフェで過ごす。モロッコのカフェに入ると、ほぼ確実にサッカーがテレビで流れているけれど、今回はインテル VS ラッツィオ。55番Nagatomoが走り回ってた。

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CASA VOYAGEURS駅から、カサブランカ空港までは所要30分ちょっと。これまたぴっちり定刻通りで、40DHだった。

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なんだか恐ろしく淡々としたアップデートですが、アルケミストになって旅終了!にならないよう気合い入れてますよ!一応!

タンジェ / TANGIER



TANGIER

悪い思いをした訳じゃないのだけど、波長が合わなかったのか、
前回06年のモロッコ滞在の印象はイマイチ。今回もスペイン領の
セウタに向かうために、仕方なく。。。なんて思っていた。。。


地中海らしくオリーブだ


さらだ。塩気が少ないのでオリーブと一緒に150円くらい。



タジン。鳥も旨いが、ほんのり甘いニンジンがいける!フライドポテトが
乗っかっているけど、ジャガイモもほどよく煮込まれてる。。300円くらい。



仕上げはミントティー。 しめて800円弱。






おいしかったので二番目も同じ店。おおまた来たか!と
ジャガイモ料理をおまけしてくれた。

。。。のだけど、旨い料理を注入し、異国情緒たっぷりの旧市街を
ヘロヘロフラフラしているうちに、モロッコと自分の間に壁が。。。
音も立てずに溶けていく。。。


食後はもちろんエスカルゴ。台湾の烏龍卵みたいな
赤茶色のスープで煮込んである。


すいませーん、お皿にナメクジが入ってるんですけど。。


ほんとにカタツムリだね。


お味はもちろん貝。ながらみとか、海の貝ほど身は締まっていない。
一皿7ディルハム。


スープのスパイス?の木。ミスワークに似ていたので、歯ブラシの
ゼスチュアをしたら、屋台のオッサンが即席で作ってくれた。

タンジェを天然の良港とするのは少々厳しい気がするけれど、
風よけの丘に旧市街がひらかれており、迷路のような町並みに
起伏が加わって歩いていて飽きないし、旧市街ならではの
狭苦しさや人との距離感が、今日はなんだか心地よい。



まあ、寒くて思うように動けない旅からの。。開放感っていう奴だ。

手を出してもキリキリ痛まない。スキップしても転ばない。
もちろん耳を出しても凍らない。。。タンジェいいところだなぁ。。

季節やその前に旅していた場所で、印象っていうのが変わるなら、
一生旅行していても大丈夫なのかもしれないな。



あんまり調子に乗ると、「アルケミスト」の主人公君のように、
無一文スッカラカンになってしまうので。。貴重品やら、怪しい
オッサンやらに気をつけながら遅くまでほっつき歩きました。

もう少し宿が安ければ本をどっさり持ってきて、沈没しても。。
なんて思うくらいな町だなあ。。

タンジェTangier→マラケシュMarrakech(Marrakesh)

タンジェ→マラケシュ

入国審査は済ませているので、入国手続きのような物はなく、
船を降りる際、パスポートの入国スタンプを確認されるだけで
あっけなくアフリカに足を踏み入れます。



港のターミナルにはチケット売り場や両替所があり、
そこで1万円程くずし、吹っかけてくる港のタクシーを
振りほどき、流しのタクシーでタンジェ駅へ




モロッコはグリニッジ時間をサマータイム無しに運用しているので
既に夜の10時過ぎのスペインと、殆ど同じ経度なのですが、モロッコは
まだ8時過ぎ、そのため、マラケシュ行きの夜行の時間(21:30発)
になんとか間に合いました。。。



ただ!

マラケシュ行きの寝台が取れず、やむを得ず2等普通で
12時間の列車の旅になることになり、少し気を落として、
駅のカフェで出発を待つことに。。。

結果的には出発直前になって、チケット売り場の職員さんが
「キャンセルがでた」と声をかけてくれ、
なんとか夜行の旅(12時間)を寝台で旅することができたのですが、
なんというか、ビジネスクラスにアップグレードされたような
いい気分で、初アフリカ&モロッコの夜を列車で過ごしました。

アフリカへ!

アルヘシラスに到着したのは結局4時頃。
一応、フェリーターミナルまで歩き、4時半の
表示のある窓口で35Euroのチケットを購入し、
ペタペタ歩きながら船に向かいます。




船は5時過ぎに出港。左手にジブラルタル岬を
眺めながらアフリカへ向かいます。

アルヘシラスからタンジェへの航路はまず真っ直ぐ南へ針路を取り、
アフリカ大陸が見えるぐらいの沖合まで来てから西へ向かいます。

アフリカ大陸が出港してからほどなく見えてきたので、
船の中での入国手続きを早めに済ませようとしたら、これが
誤算。かなり長い時間をその手続きに費やしてしまい、せっかくの
船旅がなんとなく、入国手続きをしているうちにみたいな
感じになってしまいました。

3時間くらいの船旅で、船がタンジェ港へ入ってゆきます。。。






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