ZUKKOKE
ZUKKOKE
クアラルンプールで、壮絶な「クールジャパン」のズッコケを目にしました。「BUKKAKE」に続く、海の向こうで使われる日本語は「ZUKKOKE」になるかもしれません。
安全安心便利快適教の信者になった日本は、ご飯に魚の切れ端がのっかったものを「寿司」と呼ばないのかもしれませんが、現地人は「SUSHI」と思って美味しく食べるのです。安価に日本を体験できるの「JAPAN」が、韓国や中国資本のものだろうと頓着しないのが現実です。
高山に「貧乏するならいい大工になれ」という言葉があります。
自分が納得する材で家を作ろうとするから、お客が持ってきた材を放ったらかしにして、望まれた以上のものを建てて自分が貧乏するという「匠の誇り」を今に伝える言葉なのですが、気高さは自己満足と表裏一体で、ともすると商売やコミュニケーションを一方的なものにします。
視点をずらせば、「顧客志向」や「貢献意欲」といった意識はゼロな自己満野郎ってことです。
お客さんはその場その状況、懐具合でお金を使います。
「安い偽物の日本食が横行しているから、クールジャパン、本物を見せてやる!」
って、どんだけ日本一番病なんだろ。ヨーロッパでやれアメリカでやれ。
「そう言うのがハードル高くて敬遠しちゃうんだは、いらねーし、安価な日本食で楽しくて十分だから。」
ってのが現実でしょう。
マレーシア人がそんなに本物志向か?と言う以前に日本の国道沿いの景色が
松屋ガストセブンイレブン木曽路ファミリーマート吉野家元気寿司かっぱ寿司サイゼリヤローソン幸楽苑ジョイフルになっている状況
を
僕は問いたい(笑)そういった状況を、視察するだけで十分じゃないか?
ったく。
「安全安心便利快適」
って言うのはありがたいことだし、キレッキレの日本食のうまさは格別だけれど、それに生活や思考を過度に依存したりすると、海外じゃ全く通用しないお荷物を心と体に装着することになります。
ゲームが変わっている状況下で、旧態然としているものを無駄に温存したりすることにも繋がりかねません。ったく。
- 2018.02.04 Sunday
- ┣ マレーシア / Malaysia
- 21:15
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- by 運び屋