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セウタ / CEUTA



CEUTA

スペインがアフリカに打ち込んだ二つの楔のうちの一つ、セウタに
向かうことにする。乗り合いタクシーを見つければ、TANGIERから
直接行くことも可能かもしれないけれど、例によってガイドブック
やらが無く、道を尋ねて回り、たどり着いたのは町のバスターミナル。



どうやら、ここから頻発するバスでまずはTETOUANという町に向かい、
そこから頻発する乗り合いタクシーで向かうのが一般的らしい。

シートに座るなりすぐに出発。成る程、頻発だ。

モロッコらしくない、しっとりとした大地を走ること1時間/13DH。
なるほど、山に囲まれた大きな町でバスが停車する。TETOUAN。

この町から道が南北に分かれ、南に向かうと、好きな人にはたまらない町、
シャフシャウエン。そちら方面にはつなぎのバスもあるようだけど、
北のセウタへはタクシーのみ。

乗り合いの一人価格は15DHくらいらしいのだけど、時間もないので、
助手席占有を条件に、50DHですぐに出発してもらうことにする。

お馴染みのメルセデスをすっ飛ばすこと30分ちょっと、島のように
地中海に着き出した半島が見え、程無いところで国境。なるほど、
おもったより大陸側に国境があるんだな。。。



この国境では、代書屋やら入国カードを渡して、チップをせがむ
しょうもないお兄さん方がいますが、あっさりスルー。出入国管理の
ブースで出発カードに書き込みを行い、ものの5分で出国。



あら?そういえば、モロッコのNADORからもう一つのスペイン植民地、
MELLILAまではひどく待たされた記憶があるんだけど。。。

そのまま歩いて国境を越えセウタへ。パスポートを見せただけで
どうぞ。といった調子なので、お願いして入国スタンプを押してもらう。

どうもこの国境を通過する人間は、就労カードを所持している
モロッコ人がほとんどで、パスポートにスタンプを押す国境越えは
少数派のようだ。



さて、L7というバスが国境に乗り付けているので70セントを払い、
それに乗って市内に向かう。バスは大陸がぐっと窄まって少しの
セウタ中心部の入り口あたりで停車する。

半島部に入るまでは、住民の半分以上はモロッコ系でしょ。。と
いう広告やらはスペイン語に変わったけれど、見た目はモロッコな
不思議な町だった。

バスの終着点の少し前で立派な城壁が見える。堀に水を引いており、
ヴァレッタほどではないけれど、大陸側から簡単に入れないような
ディフェンスシステムが見え、わくわくする。国境からも見えた
半島先端の丘に築かれた城壁も、ずっしりと鎮座している。。



シェスタに入ったのか町はひっそりしているが、大通りの脇のタパスが
開いており、CALLOSとカレー風味に煮込んだハツを頂く。ビールと
合わせて3.5EUR。これで完全にスペインモード。




TAPAS2つとビールで3.5EUR

山の城塞を回るのにかなり時間が割かれてしまった上、残りの時間の
ほとんども半島付け根の要塞を回って終わってしまったけれど。。


サラもあるよ




お馴染み中国商店。黒いのが新入荷商品。

植民地、港町、飛び地etc...がいろいろ詰まっておもしろい。

国境馬鹿の方は、モロッコ側から是非、陸路入国してください。



帰りはモロッコへ帰宅する人達の流れに合わせ、乗り合いタクシーで
15ディルハムでTETOUANに戻る。なんだか変な場所でタクシーが
とまり、バス停を探すのに30分ほどかかったけど、TANGIER同様、
きつい斜面に張り付くような町並みで味がある。。



なんとかバス停にたどり着いて、13ディルハムでTANGIERに戻る。
スペインに着いてから知ったのだけど、TETOUANにもしっかりとした
旧市街やらがあり、なんと世界遺産らしい。知らなかったぜ。

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