モン・サン・ミッシェル
ユースの掲示板を見ていると、なんだかモンサンミッシェルが
それほど遠くない場所にある様子。まったくノーマークだったけど、
今日のイーストミッドランド行きは夜なので、出かけてみる。
モンサンミッシェルへの玄関口の町ポントワソンには、公共バスが
サンマロから一日2往復出ており、ポントワソンPONTOROSONから
モンサンミッシェルまでは一日10往復くらい。サンマロと
ポントワソンの便を乗り過ごさない限り、まあ問題ない。
10時に宿の前を通る17番バスが、自分を乗せてポントワソンに
到着したのは、11時過ぎ(2.6EUR)。モンサンミッシェル行きは、
鄙びた駅舎の前にすでに停車しており、迷うことは無かった。。
自分を含め3人の乗客だけのバスが出発したのは約30分後。
モンサンミッシェルまでは15分ほどで到着。なんだかあっけない到着。
フランスの交通機関は、ストさえ無ければ正確なのかな?いずれにせよ
吃驚するほど簡単にモンサンミッシェルに到着してしまった。
さて、モンサンミッシェル。
素晴らしい、こりゃすごいという気持ちにはなるけれど、宗教的素養も、
歴史的背景を探る気持ちもあまりない自分にとっては、
有名な観光地に、やっとたどり着いたねぇ。。良かった良かった。。。
以上に揺さぶるモノはない。テレビや写真でよく見た観光地ね。。
という程度。
天気が良ければモンサンミッシェルを離れた場所から眺めたり、
干満の激しい海の潮の動きを眺めつつ、モンサンミッシェル!
といった楽しみ方もあるのだろうけど、悪天候に阻まれ、そういう
気分にはどうしてもなれなかった。
見晴らしが良い。これが一番!というと元も子もない。また、日本のツアーバスが激しく到着し、モンサンミッシェル観光客の
半分かそれ以上が日本人というのも少々萎える。自分が旅慣れた人間!
だと言うつもりはさらさらなく、きっちり仕事をして休みをとって
観光に来る人達なんていうのは尊敬してしまうんだけど、
まあ社会からドロップアウトしてしまうと、大挙押し寄せるパックツアー客の
皆さんは眩しいと思うと同時に、その中の一部の方々が洒落臭くて堪らない。
噂のミヒャエル/マイケル/ミカエル/ミッシェルということで、さっさと観光は切り上げ、早いバスでモンサンミッシェルを
後にする。協調性のない人間が斜に構えてああだこうだ言う資格はない、
こういう時は立ち去るべし!なのだ。
日本でいうところのおやつの時間は、休憩時間のレストランが多く、
結局カフェでビールを飲んで終わり。何もないポントワソンの町で
時間をつぶすのに少々骨が折れる。
イマイチな観光と自らの矮小さが織りなす嫌なムードからか、画像までぼける。4時半頃のポントワソン発のバスでサンマロへ。暮れかけたサンマロの
駅前に着いたのは6時前でした。