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マダムの店



マダムの店

出航まで時間があるし、前泊したユースの共有スペースでの長居も
ちょっと気が引ける。。。ということで散策中に見かけたカフェで
時間をつぶすことにする。何故カフェ?かというと軒先に、Wifiの
シールが貼られていたから、理由はそれだけ。。

コロニアルデルサクラメントが、素敵な場所なだけでなく、ちょっと
ハイソな香り漂うのは分かったのだけど、このカフェもその類系。

チロッと時間がつぶせればよいや。。。程度でスッと入ってみると。。
カフェと言うより雑貨屋さんが片手間にカフェを。。な店で、俺の
ようなオッサンが入るなら、それが日本だとしても、一掴みの勇気が
いるような店。

NYのSOHO、自由が丘に同じような店はあっても、東村山の美住町や、
成田の本城には絶対繁盛しない感じ。田舎道を長いこと走って、ようやく
たどりついたちっぽけな国のちっぽけな町にこんな店。。

。。。。。。驚きだ。驚きだぜウルグアイ。

主産業である農業があって、それが集積される町が潤い、
更にあぶく銭が漂って初めてこういう店が成り立つと思うけど、
安宿も町の食事もイイ値段がするのにも納得だ。



まあそんなことはいい。そんなことよりも、

現れた女主人の格好が気になる。。。

なんだか標本にしたくなるような、
典型的セクスィーリゾート系セレブな格好なのだ。。。

年は同じか少し下くらいかな?

完璧に日焼けしているのは朝飯前よろしく、身にまとっている服が、

テロッテロのスカーフをちょろっと細工してワンピースにしました。。

みたいな布っきれ。

がっつり開いた背中が、ノーブラDeathが何か?と威圧的に語り、
そんな背中を自分に向け、けだるく電話しながら!コーヒーの準備を
してくださる。

店の奥まった場所にたてたイーゼルに向かい、何か書き殴って
くれてたりすれば更に様になるのだけど、お茶の支度が終わると、
備え付けのパソコンでYoutubeやSkypeしたりしてケラケラ笑う。

うーん、この店をオープンするまでの流れや、一つ一つの商品をどう
セールストークするのか、是非同時通訳で聞きたいところだけど。。。

正直、こういう場所は面白いけど、居心地はよくない。

生活を豊か(笑)にさせるはずの雑貨!が並び、気分をリラックスさせる
お香!がほんのりただよっている店なのにね。。。俺、そもそも
自宅っていうモノがないからなぁ。。

煎れていただいたコーヒーは美味しかったし、オレンジケーキも、
一回りして文明堂のカステラみたいで美味しかったのだけど。。。

なんだか不意打ちされた気分。。。

すぐに店を出るのもアレだし、かといって長居するのはそれ以上に
アレなので、よく分からないまま迷い込んで、なんだか持てあました
感じのフランス人の旅行客が、オロオロしているタイミングでお会計。

「この野蛮人!横乳*見たでしょ!それ込みで10万円ヨ!」

。。。。。。などとかふっかけられたりはせず、
500円程度のウルグアイ平均価格で解放される。。



もし、俺がどこかで数億円拾って、愛人を囲えるような機会があったら、
入り口だけは、オタクやうだつの上がらない野郎の入り易いデザインにし、
入ったら、スッケスケの服を着た俺のラマンの趣味の店!!!

っていう食虫植物みたいな店を任せたいと思ったりした。

ということで、一年もすれば消えてしまうかもしれなかったこの国の
印象が、ラストの数時間で濃いモノとなりましたとさ。。チャンチャン。

* 残念ながら?横乳が見えるようなシルエットの服ではない。






コロニアルデルサクラメント  Colonia del Sacramento



コロニアルデルサクラメント   Colonia del Sacramento

さて、良い天気なので、港でブエノスアイレス行きの乗船券を
買いがてら、軽く散策してみる。



夏は終わりかけているけれど、まだまだ日差しはきつい。
けれど木陰に入れば、ラプラタ川からのさわさわとした風が心地よく、



少し歩いては木陰のベンチに寝転がり、城壁付近をふらついて
また少し歩いて木陰のベンチに寝転がり。。。

という。。学校で言えば、ベンチの寝心地チェックする係。。的な
動きをして2時間ほどで観光は終了。

カフェやブティックなどもあり、観光地的で少しハイソな空気も
流れ、そういう町特有のわざとらしい空気もあるんだけど。。



なんだかいいところだねぇ、天気が良かったからかなぁ。。

ブエノスアイレス行きの船が夜なので、宿に断ってノンビリ
アップデートなんかをすすめます。そうそう、都市囲壁が
少し残っているのでそれは別途アップいたします。



------以前の記載---------------

コロニアルデルサクラメント   Colonia del Sacramento

ユースホステルにようやくたどり着く。

部屋の雰囲気が変だなぁ。。と思ったら、イギリスからの
長期旅行ギャルズが自分のベッド以外、5ベッドを占有。

嬉しい悲鳴とか、羨ましいと言われそうだけど、
こういう混ドミはかえって居心地が悪いんだよな。。
俺より年上のオッサンも多数宿泊してるとはいえ、
ユースホステルなのにね。。彼女たちに申し訳ない気もする。。

明日、画像やらをがっつりアップデートして、
最後の船でブエノスアイレスに渡ります。


コンコルディア - サルト - コロニアルデルサクラメント  Concordia - Salto - Colonia del Sacramento



コンコルディア - サルト - コロニアルデルサクラメント 
Concordia - Salto - Colonia del Sacramento

コンコルディアからサルトのバスが無く、同じようにサルトから
ウルグアイに入り、モンテビデオに抜けようとするドイツ人女性と
カフェで旅の話しやらをして時間をつぶす。チケットは、ターミナル
裏手の小さなウルグアイのバス会社オフィスで購入。(34USD!!高い!)



全部で2ヶ月くらい南米を旅し、ペルーとボリビア中心らしいけど、
ブラジルのパンタナルやボニートなどにも足を伸ばしたらしく、
そのあたりの話しをする。羨ましいなぁ。。。

そういえばドイツ国民はブラジル入国にあたって、ビザがいらず、
そのあたりも羨ましい。


ウルグアイのバスは、国土が小さいからか一階建て。

さて、そんなこんなで3時間ほど時間をつぶし、サルタ行きのバス。
20分ほど田舎道を走ると、チェックポイント。


左がアルゼンチン出国、右がウルグアイ入国の列。

そのチェックポイントがなかなか面白く、アルゼンチンの出国審査と、
ウルグアイの入国審査が隣の机で行われるモノ。ウルグアイ川を
越えたところに、パラグアイ側の旧チェックポイントらしき建物も
残っていたけれど、まあ仲良くやろうということなのかな?



このコンコルディアからサルト間のチェックポイントは、両国の
どうでもよい田舎町を結ぶだけだからか、人の行き来も少なく。
アルゼンチンとウルグアイがどちらもお日様にっこりの旗で、
歴史的にも兄弟みたいな国だからか、緊張感がない。


国境の堰堤上の道を通過中。

いずれにせよ、陸路国境越えというのは楽しいね。

さて、またまた20分ほど走ってサルト。

パラグアイのことがあったり、バスのグレードがぐっと落ちたので、
どれくらいポンコツな国か楽しみにしていたのだけれど、到着して
びっくり。バスターミナルはアルゼンチンのコンコルディアの
それと比べものにならないくらい綺麗で、スーパーが併設されており、
無線ランまで飛んでいる。その上、バスの料金もなんだか高い。



パラグアイのように、南米の田舎を切り取っただけかと思ったけれど、
ウルグアイはウルグアイなんだね。

あまり美味しくない食事をターミナルの二階のレストランでとり、
ここでチケットをコロニア行きに変更できたので、モンテビデオに向かう
ドイツ姉さんと別れ、自分は4時前のバスでコロニアへ出発。


前のセクシーなオバサンは、運転手さんの彼女か愛人か奥さんのいずれか。

アルゼンチンの田舎でも感じたけれど、南米の農業はスケールが大きい。
北海道の牧草地やらで「だだっぴろい」なんて言葉を使っていた常識が、
アメリカのアイダホやらモンタナで覆されたけど、それよりも遙かに
規模の大きい農業が南米では繰り広げられている。


1時間半ほどで到着したPaysanduのバスターミナル。


その上、地下水くみ上げ系スプリンクラーな、工業の臭いのする
アメリカの農業に比べ、水が豊かな場所だからか自然な感じがする。

まあ、少し南米やこのウルグアイの肩を持ち過ぎかもしれないけれど、
本当に広いねぇ。


こういう平らな場所での伐採風景(→Youtube)

そういえば、牧草地だけでなく植林もされており、木材資源も豊富な
様子。。季候が良すぎる場所の材が建築資材に優れているといえば、
そうではないだろうけれど、ウルグアイの最高所は500Mくらい。




Frey Bentos?のターミナル近く

こんな平らな国で、どんどん木が育ち簡単に伐採されるならば、山に
分け入って、ようやく一本、そして二本と切り出す日本の林業なんて
ひとたまりもないなぁ。。と愛知の樵ことを思い出したりする。


Mercedesの町で日没


ふぅ、ようやくコロニアルデルサクラメントだ。。

メルセデスの町を過ぎたあたりで日が沈み、その後は小さな町で3回ほど
停車して、ようやくコロニアルデルサクラメントに夜の11時に到着。

///参考///



サルト(Google Map)

コロニアルデルサクラメント(Google Map)

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