カルタヘナ Cartagena
ほとんど事前情報なしのカルタヘナ。
ゆらみち夫婦とチリでご一緒して頂いたAさんの情報と、
キトでお会いした旅行者の方の情報と、
コロンビアの100万人都市で、カリブ海に面した世界遺産の
コロニアルナ町並みや要塞が残る町。。また、旅行者の視点
からすると、陸路が途切れているパナマーコロンビア間を飛ぶ際、
そして、ヨットで渡る際、南米の入り口になる町のようだ。。
ま、ソレはよいとして、この町はコロンビアにある。。
コロンビアと言ったら麻薬と内戦というイメージだけだけど、
旅行した各国の旅行者達が、口を揃えて「良いところだよ」
という不思議な国。そして情報が少なめな国。。。
ロンプラも無ければ、歩き方の情報も非常に限られる。。。
そんなこともあって、所謂希望と不安に胸をふくらませた状態で、
胸がふくらんだお姉さんなんかをチラ見しつつ、空港でバッグを
パックセーフでガチガチに施錠し、て気合いを入れて町に向かう。
が、そんな身構えた心は、陽気な運転手のオヤジや真夏の日差しで、
なんだかみるみるうちに溶けてゆく。。
底抜けに明るいしゃべり(ほぼ意思疎通ゼロだけど)を交わして
いるうちに別れてしまったけど、余計なお金を取ろうとしなかったし、
送り届けられた家族経営の宿のお姉さんもニッコニコしてる。
そんな気分に後押しされるように、空港泊でほとんど寝ていない
ことも忘れ、町に出る。
囲壁の周囲を歩き、食事をし、ぶらりぶらりと歩いてみる。。。。
針と糸と餌の小エビだけで。。。
口の長いスズキ(セイゴ)のような魚を釣り上げてる。
おっそろしい程小魚がいる入り江が旧市街の背後にあり、
灰色のペリカンが、バシバシ小魚を捕らえてる。
ションベン臭いエリアが少々あるとはいえ、町も人も明るく、
財布に紐をつけ、ポケットに入れておけば大丈夫じゃない?
レベルだなぁカルタヘナ。妙な視線も受けなかったし、小銭を
せびられるようなこともほとんど無かった。。
また、囲壁に囲まれたエリアの全てが旧市街然しているのでは
ないのだけど、残されたエリアの整備と保存状態、人の営みの
バランスなんかが自然体。このバランスはサントドミンゴや
ハバナ、サンファンに引けを取らないと思う。
コーヒー売り。大500ペソ(約25円)不用意に警戒心を緩めるのは良くないと思うけど、
コロンビアいいぞ!観光客もっと来い!
と、応援したくなる。
キトでいろいろ教えてくださった旅行者の方は、カルタヘナは
イマイチ。。ちょっと人も怖い。。。なんてって言っていたけど、
そんな感じをすることは短い滞在で一度もなかった上、恐れて
いた食事のまずさも、3食目に喰った鳥のアサードがなかなか。
うー、こいつは不味かった。。ご飯に味がついているんだけど、日本人が許せるご飯への味付けの逆をゆく、妙な臭みを放つ
味付け、付け合わせの魚のフレークと芋サラダの味が加わり、
さらに厳しいお味に。。。結局、魚しか食えなかった。。
期待しなかったけど、更にその下を行くまずさ。。カジョスの雰囲気が
あったので、すこしは食えるモノだと思ったんだけど。。。
短い滞在なら、ファーストフードや自炊を絡めれば問題
なさそうだなぁと感じる。。まあ、食い物に関してはどんな
ものが今後出されるか分からないんだけど。。
肉と言えば、コロンビアではチキンな様子。カリブ海沿岸らしく、
どうもポヨデフリートが目立ちますが、ポヨデアサードにしましょう!
こいつは1/4身なんだけど、余計な油が落ち、シンプルな塩胡椒の
あじつけがグッド!付け合わせのサラダも合格点で満足!
シンプルに焼いてるだけなんだけどね。。
ソーセージ炭火焼き。残念ながらウマイ!にはならなかったのだけど、
スダチ?のような柑橘汁をササットふってマヨネサをかけると、
チープな味わいながら食えるモノになる。。
そしてフルーツジュースもいける。マンダリンをはじめとした柑橘系、
いけますよ!
最後は、ハライチもびっくりの怪しい緑色したスープ。裸足の
半ホームレスに道を通せんぼされ、ここはウマイぞ!と言うので試してみる。
何が入っているのか?
正解はトリモツスープ。内臓に加え、画像にもあるモミジや、足がごっちゃり
入って煮込んである。コリアンダー控えめ。ハーブと酸味が利き旨かった!
汗でビットビトになりながら、熱帯で食べる国のあるトリモツスープ。
なんだか喰ったことあるなぁ。。。と思ったら、シンガポールのバクテーに
通じるものがある。。ほのかに漂う酸味とか。。。
バクテーもこのスープも荒っぽくて体にがつんと来る。。。だけど、
疲れた体をいたわるような。。赤道直下の労働者の味だね。。
さて、これで一応は南米主要国は入境・訪問したことになる。
コーヒー売りの基地?コーヒーデポにて。
彼らも気の良い奴ばかりだった。一日歩き、そんな明るい南米でも更に更にまぶしい笑顔を
たくさん浴び、カタルヘナ一日目にしてコロンビアが気に入り、
そして心底南米が好きになった。
あと数日で南米の旅も終わるが。。。
すでに、今度はいつ来ようかなどと計画立てたりしている自分がいます。