Dili day-4
Dili day-4
何もしないうちに最終日となった。ディリで感じたことは独立から10年がたとうとしているのに、自立と言うにはほど遠い過程にあることとだった。
言葉を交わしたディリの人々から泣き言や愚痴は聞かなかったけれど、自分が歩いた場所に限って言えば、仕事が無くプラプラしている若者が多かったし、産業が興り、国としてステップアップする過程にあるようには映らないばかりか、国連の暫定統治後、この国がどのようになって行くのか、筋道のようなものも感じることはできなかった。
国連や地下資源に対しての過度の期待が、自らの手で国を運営しなければならなくなった途端、よからぬ力になって露わになったり、独裁、もしくは権力と結びついた欧米の国作り株式会社に牛耳られたり。。。。と、正直よからぬ行く末ばかりをイメージしてしまった。
イエメン、バングラデシュやスリランカ等々から派遣された国連警察官の面々などとも話を交わしたけれど、やっぱりかれらは年季が明けたらおさらばな人達。笑顔できっちり職務を遂行する彼らのような東チモールの人と会うことができれば余計なことまで考えなかったのだろうけど、残念ながらそういった出会いはなかった。あら?なんだか暗いアップデートになってしまったなぁ。。
- 2010.05.19 Wednesday
- ┣ 東チモール / East Timor
- 12:47
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- by 運び屋