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アスマラ / Asmara Day-2

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アリタリアの看板が郷愁を誘う。アスマラへ便を飛ばすヨーロッパの航空会社はルフトハンザのみ。

アスマラ / Asmara Day-2

本来、港町マッサワに行く予定だったのだけど、パーミッションが必要なことに気がつかずにバスに乗り込んだために、アスマラ市街の外れのチェックポイントでいきなり「コレより先に進むのは罷り成らん」ということになる。

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ソマリア 2 - 1 エリトリア ケニア 3 ー 1 タンザニア

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モスクに

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イスラームの匂いのする市場?に

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シナゴーグ

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そしてカテドラル。

ツーリストオフィスでの、パーミッション発行の手続き(申請翌日/土曜午後と日曜は申請不可)や料金(料金20Nkf/1.3USD)はたいしたことないのだけれど、今回のような金曜の夜に到着するような急ぎ旅のパターンだと、土曜日中になんとか即日発行して貰わない限り、週末はアスマラに釘付けされてしまうことになりかねない。もし、エリトリアの旅行をお考えの方が入らしたら、夜中のフライトで疲れ、次の日うっかり!なんてことがないよう、旅行計画を立てて頂きたい。

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中心部のツーリストオフィス。週末を挟む旅程の方は注意!

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親切なムスリムに町までヒッチさせて貰ったりしたのは良かったけれど、新しい宿に移り、洗濯を済ませ、軽く町歩きなどをし、宿で一休みしてると停電。そのまま翌日の昼まで停電が続き、本を読めないことはもちろんだけど、PCのバッテリーも程なく切れ、ブログの準備はできないやら、温水器は使えずシャワーを浴びることはできないやらで難渋する。

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うーん、結構高いお金を払ったんだが。。自家発電、それがないなら部屋にろうそくくらいもってこい。

うーん、停電や断水に悩まされ、旅の調子の上がらなかったエチオピアやらの事を思い出すし、闇夜にボゥと浮かぶカテドラルが不気味だ。

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このようにして、非常にグダグダなアスマラ2日目の夜が更ける。

結局午後9時くらいには寝てしまう。


アスマラ / Asmara

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アスマラ / Asmara

空港ターミナル目の前の24時間カフェで夜明かししながら、旅行情報のおさらいなどをする。

エリトリアは傾いだア・バオワ・クーのような、キノコのようなカタチをしているけれど、キノコのへたの細長い部分の南側は、エリトリア/エチオピア両軍が対峙し緊張状態が続いおり外務省退避勧告中。陸路でエチオピアに入国するには、地雷原を越える必要有り。

へたの北、紅海に面した部分はジブチまでの道が通っているもの、そのジブチとは2年前に国境紛争が起き、双方に死者が出ていることもあって国境封鎖中。

唯一の陸路国境はスーダンに接しているけれど、スーダン側もエリトリア国境に向かうにはパーミッションが必要な上、スーダン→エリトリアの道は国境自体が不安定で入国拒否されかねず、万が一スーダン出国後エリトリア国境で追い返されるようなことがあると完全停止不能状態が確定してしまう。

それでもスーダンで時間があればトライする価値があったのだけど、今回は、全体的な国巡りモードに完全覚醒してしまい各国の滞在日数が少なめ。申し訳ないけれどスーダンからの最新情報を仕入れる為の人柱になることは諦める。

諦めてしまって3泊程度の滞在となると、アスマラとその近郊をフラフラし、できれば港町マッサワで紅海を眺めてみるか。などが関の山。ザックリした計画は、寝て、散歩して、喰って、寝て。。。喰って、寝て。

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さて夜が明ける。バス番号1番。ついでに料金も1Nkfの公共バスで市内に向かう。近くの乗客がセントラルだよと声をかけてくれた辺りで降りると、バス停近くの路地の奧にロンプラに記載のあった宿の看板がある。迷わずにそこに泊まる。バストイレ別で250Nkf。うーん、高くないか?

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まあいいやと、荷物を置いて身軽になり、町に出る。

エチオピア人とほとんど変わらない顔立ちな人々とすれ違い、時々声をかけられるが、エチオピア人の主成分である、鬱陶しさがほぼゼロ。アジスアベバで、猛烈に纏わり付いてきたあのしつこさが微塵も感じられない。うーん、どうなったらこれだけ差が出るのか?これは、ちょっと比較研究しても面白いかもしれない。

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さて、人当たり云々はさておき、町の様子に戻る。

町はある期間に一気に建設されたあと、大規模開発がなかったからか中心部の建物は同じような年月を重ね、程よく鄙びている。町は落ち着いている上に車が少なく、ゴミの山、ヘドロだまりなんかも見あたらない。一晩丸ごと灯りがともらなかった酷い停電に、猛烈に混雑する公共バスなど、問題はまだまだあるけれど、落ち着いた清潔な町並みというのは、なんだか安らぐし、アフリカにいることを忘れさせる。

町並みの鄙びた感じと教会の組み合わせは、アルゼンチンやウルグアイの地方都市を思い起こさせる。そういえばこのエリトリアにも南米にも、イタリアのエキスが入っているな。

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他のアフリカの町と比較して格段に清潔な街区を歩きながら、アディスアベバでお会いしたトミーさんが「アフリカで一番美しい町」と行っていた言葉を思い出す。まあ、その通りだ。ただ、美しい町であると同時に、この町があるエリトリアが、アフリカのどん詰まり、袋小路に位置しているのがちょっと問題なんだよなぁ。まあ、落ち着いた町並みで、ゆったりとくつろぎたいなら、変な気を起こさず、ヨーロッパへどうぞ。

ま、長々と書いてしまったが、1時間歩き、1時間カフェでだべった程度で燃料切れ。

目が覚めたら町は暗くなりかけており、目星を付けていた中華料理屋を見つけることもできず一日が終わってしまった。




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