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ヌーク / Nuuk Day-6

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ヌーク / Nuuk Day-6

先日は祝日か何かだったからか、グリーンランド国旗の小旗をてにした人達や、国旗を沢山刺した記念ケーキなどを見かけた。何かの祝日だったのかな?

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記念日は冷凍Sushiで!

グリーンランドがデンマーク領ながら、自治政府を持つというのは知っていたものの、2008年の住民投票の結果、この自治政府の権限がかなり強くなったらしい。エノクセン首相は「遠くない将来に完全独立が実現することを望む」と語った。。。そうな(by wikipedia)。

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グリーンランドはアメリカ大陸に連なってゆく場所に位置する島な上に、南西岸の主都のヌークを筆頭に、町や集落といった人の営みがヨーロッパ(というより北大西洋)側の東岸よりアメリカ大陸側の西岸に多い。

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雨でも傘を差す人がほとんどいない。

18世紀に先鞭を付けて以来の統治の歴史や投下した資本に加え、氷の下に眠っていると言われる膨大な地下資源をデンマーク政府は手放したくはないだろうけど、住民が「Yes We Can!」と声を上げてしまえば、それを拒絶する明確な論拠がデンマークにはないよなぁ。人口比でもヨーロッパ系は完全に少数派だし。

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現時点で既に手厚い補助金などで、僻地ながら都市の民であるヌークのイヌイット/カラーリットの人達が、完全独立を果たした後、鯨や海獣を追う元の姿に戻るとは考えられず、自らの文化と資源を切り売りしながら豊かさを求めて、国家を運営して行くのだろう。。

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やっかみ半分ながら、新しいカラーリットの国として、デンマーク並みに自らの国家を運営し国際社会に参加する。。というのはそう簡単にはいかないかと思われる。

町の中心に聳えるグリーンランド銀行のビルには、国作り株式会社としてお馴染みのデロイトも入っていたし、準備OKな印象も受けたけれど、小さい国に来ると、そもそも国家って何?何人人と人が手を繋げば国民になるんだ?そもそも幸せって何だとか考えちまうんだよなぁ。

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まあ、僻地でワシも考えた的に今回の旅は終了。ここが終着。

こっからは帰り道。

ヌーク / Nuuk Day-5

ヌーク / Nuuk Day-5

ヌークニート生活も5日目を向かえ、明日はグリーンランドともおさらば。想像を絶する勢いで何もせずに5泊6日の旅が終わろうとしている。まともにしたことといえば、自炊くらい。5泊6日の14食、全て自炊である。

とは言ったけれど、材料のほとんどはドイツの激安スーパーや、レイキャビクのホステルのフリーフードコーナーから拝借したモノで、それにヌークで購入した冷凍野菜なんかをぶち込み、パスタやお湯を加えるだけ系の自炊なのだけど。。。

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それにしてもヨーロッパのスーパーは、ベーシックな食材が安い。500g
のパスタも750mlのトマトソースも、スープミックスのどれも、0.4Eur以下。日本円にして50円にもならない。

グリーンランド、アイスランド、フェロー諸島等をバックパッキングする場合は、是非大量に食材を買い込んで向かわれるべし。現地の食は高い上に貧弱ですぞ。

ま、そんな安いけれど限られた食材をやり繰りし、クリーム系とトマト系料理を順繰りに食べてゆく。が、料理が下手くそな上に適当なので、自分だから食えるが人には出せるようなシロモノではない。うーん、トマトならトマト味、クリームならクリーム味だけ、野菜の苦さやらが引き立つばかりの不味いモノばかり。

うーん、それならばと、最後は鋼の錬金術師(見たこと無いけど)、否、端金の栄養士よろしく、残ったトマトソースとクリームスープの粉末に宿にあるスパイスやらを混ぜてスープを作ってみる。

1,カレーや豚汁の要領で玉葱、人参、茄子、その他野菜、肉を炒める。
2,(水と)トマトソースを適量注入。
3,トマトの酸っぱさが柔らぐまで、ホワイトソースの粉末を注入。
4,棚にある目にとまったスパイスを好みで適当に注入。

この適当料理が、空振りやら凡打続きだったグリーンランド自炊生活での初ヒット!

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ドミトリー暮らしが長くなった時期に誕生した料理なので、このスープは
ドミ暮らしスープと名付けることに。阿呆でもでき、格安食材のみで完成できる料理なので、勇気のある貧乏パッカーはお試しアレ。


ヌーク / Nuuk Day-4

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ヌーク / Nuuk Day-4

完全停止絶賛引篭遂行中。

「30代のニートを抱える親が、子供に見せたくないブログランキング」

で一位を目指す自分としては、華麗なるグダグダっぷりを本日もまた発揮しています。

本日したこと

☆ 先日、カフェで落とした伝説巨神イデオンのファイル整理。
☆ 伝説巨神イデオンの観賞。
☆ 宿の裏山に登り、伝説巨人イデオンの主題歌を歌う。
☆ 中心部に出て、ヌークの人々の顔立ちなんかを観察。
☆ やたらと見かける、日本名カリブの撮影。

イヌイット系(カラーリット)とヨーロッパ系(デンマーク人)の混血の人々の顔立ちは、横顔がヨーロピアンで、正面から見るとイヌイット!という不思議な面立ち。観光がほとんどできない分、遺伝子や民族移動の事などを考えながら引き籠もっています。

さて、Zガンダムでも落としにカフェにでも行くか。。

ほんの30分ほどで撮影した新旧カリブ達。

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ヌーク / Nuuk Day-3 ヌークの宿

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ヌーク / Nuuk Day-3 ヌークの宿

本日は朝から雨。明日明後日の天気予報も雨。山から低い雲が下りてきた霧より雨を降らす雲の方が高い位置にあるからか、町の東から始まる険しい山の連なりがかえってよく見える。ネットが可能なカフェへの往復しがてら町に寄り海を眺める程度で、ほとんど室内で一日が終了。

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今日はせっかくだから滞在中のスポーツセンター宿の紹介をしてみよう。
まずは、Lonely Planet(以下LP)の説明から。

Godthåbshallen Youth Hostel /Sports- hallen Sleep-in

(Sports- hallen Sleep-in; Tel:321654; Vandsøvej 2; dm Dkr110)

In an ageing sports centre behind Nuuk’s most unappealing housing estates, Nuuk’s youth hostel has 17 beds, a kitchen and a dining table all in one big room. That’s fine (if a little eerie) when you’re alone. But when it’s full with schoolchildren or athletic groups it can get very cramped, and the single shared shower soon runs out of hot water. Friendly manager Jens is generally in the front office between 8am and 4pm, but you’re better off booking via the tourist office and collecting the key on arrival (from the airport or Seamen’s Home). Use the white door at
the rear.

LPの表記は以上の通り、以下は2010年に泊まった印象やら。

//料金//
LPにはDKK110と記載されていますが、オフシーズン?だからか、5泊したからか1泊なんとDKK90(約1350円)だった。

//場所・行き方//
空港からの3番バスが通る道沿いにあり、中心部に出る東の丘の切り通しを抜けた右手に位置している。ヌークのスポーツ施設、ハンドボール競技場の一角が宿泊施設になっているので、バスで向かうなら、手前に小さなフットサルコートのような施設のある青い建物!と覚えておき、それが見えたら次の停車場で降りましょう。

町の中心部から500メートル程度。小さなスーパーまで100メートル。ヌーク自体がとても小さな町なので、歩きでもたいして時間はかからない。

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//設備//
17ベッド(大部屋と小部屋の二つの部屋に別れる)のドミトリ−。
ホットシャワーの設備も非常にしっかりしている上、冷蔵庫、洗濯機乾燥機まで備えている。無線LANは無し。


//施設の性質上//
ホテルと言うよりヌークを訪れるスポーツ団体に向けた宿泊施設なので、外見も中身もサッパリしており、毛布などが用意されておらず、宿泊には寝袋や夜をしのぐ簡単な装備が必要です。ちなみに、私が滞在した8月下旬でも、部屋はきっちり暖房が効いているので、薄手の寝袋程度で十分でした。

//予約//
私は予約無しで来てしまいましたが、予約時にスポーツ団体が同宿するかどうかをチェックし、バッティングしないようにしたほうが良いかもしれません。ヌークには他にも宿がありますが、ツーリストインフォの民泊アレンジでも約5,000円〜/泊。ホテルは9,000円〜くらいは覚悟が必要です。

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//ということで//

私が泊まる前までは、デンマークの少年サッカーチームが訪れていたようだけど、チェックインした時は既にチェックアウトを済ませてしまったようで、施設を独り占め。ドイツで買い込んだ食料での自炊と、ぶらりさんから手に入れた漫画のデータなどで、地の果ての引き篭もり生活を満喫しています。

これで、途中からデンマーク本土の女子体操選手なんかが合宿に来れば最強なのでしょうが、妄想は程々にしておきます。


ヌーク / Nuuk Day-2

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グリーンランドの国旗

ヌーク / Nuuk Day-2

Google Map

昨日は、雲の間から青空がみえる時間もあったのだけれど、本日は東の山から雲が降りてきてしまい、どんよりとした陽気。

ヌークは、1728年にノルウェー系デンマーク人だか、デンマーク系ノルウェー人の宣教師、Hans Egedeによって拓かれた町らしく、その銅像が港を臨む丘に建っているようなので出かけてみる。

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昨日今日と町を歩いているけど、丸顔のイヌイットが多くモンゴロイドの国なのだなぁと改めて思う。

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パキンパキンのバイキングの子孫もいるけれど、2日間歩いてみた印象では、4割がイヌイット系?グリーンランド人、2割がバイキング系のデンマーク人、残り4割が混血といったところ。ごくまれに、アフリカ系も見かけるけれど、デンマーク政府が受け入れた難民/移民の家族かと思われる。(注/グリーンランド全体では85-90%がイヌイット/カラーリット族。その他が白人系とWikiにあるけど、このNuukはかなり混血が進んでいる印象。)

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集合住宅はより近代的なモノに建て替えられ始めている。

宿のスタッフのオジサンがまさに混血!といった面立ちの方で、輪郭は朝青龍系モンゴロイドの丸顔なのに、モンゴロイドにしては彫りが深く、ひげが濃いという面立ち。スポーツ用品店では、白い肌に金髪なのに、顔が角張系丸顔モンゴロイドという、元世界チャンピオン、ユーリ・アルバチャコフそっくりな男性も見かけた。

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劇場やアートスペースが入った施設。デンマークの気合いの入れようが伝わる施設。

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グリーンランドの政庁舎?

デジャビュは、一度経験したことも無いはずなのに見たような。の既視感をいうけれど、精一杯お洒落した若者が、集合住宅脇からパッと現れる景色は見たことがあるぞ。そうだ、あれだ!カザフスタンやキルギスタンの景色だ。

ということで、本日のキーワードはモンゴロイド。

大昔、モンゴル高原で始まった血の枝分かれでは、早い段階ではぐれてしまった人達で、よ!兄弟!という程ではないけれど、よ!従兄弟!くらいは、いっても良さそうな人達が暮らしていて、グリーンランド人と日本人は同じ木から生えた葉っぱみたいなもんなのだなぁと実感できる。

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冷凍トラウト

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冷凍鱈

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豚ぁあああ!(加賀丈史@料理の鉄人風)

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鯨かなぁ?

アラスカやカナダの北部に住むイヌイット、シベリアに住むツングース系諸民族を経由し、モンゴルにたどり着けることは事前の知識としては知っていたとはいえなかなか驚きだ。そして、彼ら自身も自分自身がモンゴロイドという意識があって、同じような心持ちというか距離感で日本人とはどこか遠い昔繋がっていたということをわかっている様子。

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2日目は、こんなふうにして、ちょっとしたグレートジャーニーの中途にいるのだなぁと、脳味噌を無理矢理いい旅夢気分にさせて町を歩く。うーん、やっぱりキルギスやカザフと感じが似ているなぁ。

他に何かしたことと言えば?カフェのWifi利用料金に仰天するくらい。。

夕方より雨降りとなったNuuk2日目は終了。


ヌーク / Nuuk

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ヌーク / Nuuk


Google Map


ヌークの人口は1.5万人程度な上に集合住宅が多いからか、非常にこじんまりとした印象を受ける。日本の最果て都市の一つ、人口3万の根室を少し思い浮かべて比較してみるが、やはり小さい。

町は小さな丘と入り江に隔たれ、大まかに中心部や大振りな集合住宅を抱える南西中心部エリアと、のんびりとした住宅地が空港まで続く北東エリアに別れるけれど、中心部を散歩して回るのならば1時間もあれば十分。正直、見るべき観光地は無い。

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Iceland Airの機内で手に入れたGreenlandの雑誌を手にしたり、少し前のNational Geographicでの特集も一通り目を通したけど、少しでかけるにも半探検!くらいな気合いと装備が必要そう。気軽に訪れて、気軽に観光!するには少々キツイ町かもしれない。

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フィヨルドツアーにホエールウオッチング、シティーツアーなどが観光案内所で紹介されているけれど、あまり興味が湧かない。ガイドを付けて釣りやハンティングもできるらしいけれど、4000DKKスタート。

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うーん、いろいろ理由はあるのだけど、このNuuk自体がフィヨルドの岬の先端、小さな島のような場所に位置し、近隣の町へまともな道が無く、この町から出るには船か飛行機かヘリコプターを用いなければならない。そもそも日本の5.7倍の面積に人口5.7万人(覚えやすいね)。どう考えても道を通すなんて事は割に合わない。ま、そんな理由から移動にお金がかかる上に、いろいろ制約がある。これじゃ誰も来ないよなぁ。もっと寒い季節に来て、極地探検ならぬ、極地体験をしに来る方が良いかも。

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ということで、運動不足にならない程度に町歩きをし、ぶらりさんから手に入れた手塚治虫〜漫画太郎氏の作品などをじっくり読んだり、引きこもりとして5泊することに決定。宿泊先が青少年スポーツ施設に併設されたドミトリーというのはまったく皮肉な話しだなぁ。




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