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ポートビラ / Port Villa

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ポートビラ / Port Villa

インドネシアやパプアニューギニアの島々の連なりはオーストラリアの北東の海で小さな島々になってゆき、細長い釣り針のようにも見える折り返すような形をして終わります。そのオーストラリア北東の島々の連なりをおおまかに、上中下の三つに切り分け、その真ん中がヴァヌアツ。ちなみに上がソロモン諸島で、下がニューカレドニア。

この国も英仏の植民地獲得競争の舞台となったのだけど、領有がハッキリしないまま20世紀を迎え、英仏の共同統治という形式を経て、ようやく独立したのが1980年のまだまだ若い国。独立前は英・仏の両政庁に加え、合同政庁抱える一つの国に三つの政府があるというまか不思議な国だったり、英国系主導の独立に異を唱える仏系住民が分離独立を唱えたりと、調べてみるとなかなか興味深い国である。

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仏蘭西大使館。

が、そんなことは、南太平洋諸国に足を踏み入れて各国要覧やらネットで調べてようやく知ったこと。それまでの知識は「エロマンガ島」がこの国にあることくらい。

もし、独立時の混乱でエロマンガ島が独立し、エロマンガ国が誕生したりしてたら大変だったなぁ。。。

エロマンガのパスポート
エロマンガの大統領
エロマンガで活動するJICA
エロマンガで一旗揚げる

ま、こんな事をかかなければヴァヌアツを滞在したことを忘れてしまいそうなくらい、滞在中は何もしなかった。というかできなかった。

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メラネシア風にアレンジされた、キリスト教の洗礼のような儀式が行われていた。

初日は午前中に到着したにも関わらず日曜だったためか、午後になると待ちの店という店がほぼクローズ。2日目は雨。3日目も出発は午後4時だったのだけど、これまた憲法記念日の祝日で、式典を見物しているうちに、商店が早じまいの気配を見せて午後には何もできなくなる。といった有様で、あっという間にヴァヌアツ終了となってしまった。

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雨。フィジーで日照り続きというのに、ヴァヌアツは毎日雨だった。

首都のポートビラは、海沿いの通りが多少賑やかながら、全体的にはオーストラリア人向けの鄙びた観光地といったところ。中国商店がいくつもあるのだけど、それらの数があまりにも多い上に品揃えがほぼ同じ。植民地時代の町並みといった場所でない上に、通りにいくつも中国商店では、表紙が抜けるし、退屈さは増量される。

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そんな町だけれど、二軒ほどあるカフェは食文化を誇りとするフランスの影響を受けてか頑張っており、フィジーでは見かけたこともないような手の込んだショコラはなかなかおいしそうだったし、試しに買ったクロワッサンは、冷えているにも関わらず美味しかった。

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が、その程度。

計画も立てず、ただ入国!できればいいやでやってきた自分も自分だけど、歩いているオーストラリア人の観光客も、表情を見ている限りでは自分と同じような印象をこの町に抱いているようだった。

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このヴァヌアツも首都は華麗にスルーし、タナ島の火山に美しい海等々、離島やリゾートに直行した方が良さそうです。


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