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ダフラ/Dakhla 

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ダフラ/Dakhla 

辺境の小都市と思っていたが、町の中心にはささやかな市が立ち、夕涼みをしてるのか、中心部な通りには人出も多い。モロッコの実行支配と入植者、既成事実で西サハラの統治を着々と進めている感じが少しするが、そういえばウィグルなどの町の漢人地区と同じような印象も受ける。ま、辺境のたいして産業も無い町に、中央政府がエイヤ!とてこ入れするとこんな町が出来上がるのかな?


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一応200カ国目なので、レストランでお食事(一人)したのだけど、暗くてピンぼけ

朝は釣りでもしようかと思っていたのだけれど、例によってぐっすり寝てしまい、日が高く昇った波打ち際に寝ぼけ眼で向かう。小さめのボラの仲間がチャポチャポ浅瀬で騒いでる。残念ながらそのボラ共に猛然と襲いかかるようなガッツがあるフィッシュイーターの気配はなし。そもそも生活排水がバンバン流れ込んでるからか、宿の周囲の海は汚いなぁ。

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朝の町を歩いてみるが、町の人は夜型だからか、日曜だからか人では少ない。ようやく11時を過ぎた頃に店が開き始め、昨晩市が立っていた通りに、携帯売りや雑貨商が商品を並べ始める。

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そんなダフラでもう一日ダフラダフラしようとも思ったが、ヌアディヴ行き乗り合いタクシーのオヤジにタイミングよく声をかけられたので、それに乗っかる事にした。

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ホテルの向かいのビル。クレーンでのセメントの上げ下げや、塗り職人の手際が面白い。

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因みにダフラの宿は、中心部のHotel Aigueという安宿、共同トイレ協同シャワー、ツインのシングルユースで80DH。

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さて、モーリタニアへ。モーリタニアのヌアディブへの乗り合いタクシーの料金は350 DHといいお値段。バスなど公共交通機関はないので、ヘタレ旅行者は仕方なしにこのタクシーを利用。ヒッチハイクにトライしたものの、チェックポイントで捕まって、タクシーに乗れと言われて失敗した旅行者に出会ったが、本当の事はどうなんだろう。。

ま、いずれにせよダフラに荷物を抱えて到着するなり、運転手のおっさんやホテルが営業を欠けてくるので、問題なくモーリタニア入りできる。日本円で3,800円位で、400キロ激走。休憩や国境でのプロセスを含め、約8時間の行程だった。

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所々砂丘が見えるけれど、行程の殆どは礫砂漠。灼熱光線と乾燥と風で岩が崩れ石になり、それが砂になってゆく途方も無い地球の歴史を感じる事ができるかもしれません。が、基本的には退屈なので、ほとんどの行程は寝ていても良いかもしれません。

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ただ、アフリカ大陸とソコから飛び出し、先っぽにダフラがある半島に挟まれた大きな入り江の奥を走るのだけれど、ここは別格。

サハラから飛んできた砂が入り江に降り積もり、大きな川の流入がなく、潮の干満だけで砂地がならされるのか、どこまでも平らな砂地が地の果て水の果て間で続き、空と一緒になってしまう。まさに果てしのない景色が大展開します。

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画像では表現しきれないなぁ

サハラが海に至る場所なので、ツーリストキャンプ以外には人の営みはなく、朝日や夕日の景色を想像するだけでゾクゾクする場所だった。昨日の飛行機の乗客は、こっちに来てたんだな。そういえばカイトサーフィンのパラシュート?が風をはらんで空に浮かんでる。

地球にいくつもない場所だと思うので、モロッコや西アフリカに来た際は、私のように阿呆なスルーなどせずに、ゆっくり時間を過ごしてはどうでしょう?ダフラから車で30分もしないと思う。ここでゆっくりできなかった事を少し後悔。


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