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ワガドゥグ → ニアメイ / Ouagadougou → Niamey

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ワガドゥグ → ニアメイ / Ouagadougou → Niamey

バンバラ語だったか、正確な言語は忘れてしまったのだけど、ワガドゥグー、デドゥグ(Dédougou)、キシドゥグ(Kishidougou)のように、ギニアやマリでやたらと「ドゥグー」という地名を見つけるので、ドゴンのガイドに聴いてみたら、どうやら「町/Town」を意味するらしい。

そんな我が町、ワガドゥグをあとにすることにした。

東隣のニジェールの首都、ニアメイまでは幹線が走っており、道もそれほど悪くないらしい。直線距離だと400キロだけど、まあ南に大きく弧を描くルートなので、600キロ位といったところか?

ロンプラの記載では、

BURKINA FASO
The main crossing is Foetchango, southwest of Niamey. Minibuses (CFA8100, 11 hours) leaving Niamey’s gare routière, 1km west of Kennedy Bridge, and SNTV buses connect Niamey and Ouagadougou (CFA10,000, nine to 11 hours, Tuesday to Sunday).
Those with vehicles can also cross via Téra, northwest of Niamey.

とある。

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ワガドゥグの朝焼け

さて、ロンプラ以外にもバス会社はあるみたいだけれど、STMBという宿の近くのバス会社を利用する(10,000CFA/荷物代は何故か取られなかった)。所要時間も出発時間も期待しないけれど、一応の出発時間が6時となっているので、6時にはバス会社の乗り場*に向かう。

*ブルキナファソやマリは、バス会社の乗り場からの出発のとたくさんの会社が集まるバスガラージュ発の二種類ある。自分の場合、ワガドゥグ
に到着したのは、バスガラージュ、出発はバス会社の乗り場。

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まあ、出発しないよね。

そもそも、ニアメイ行き!と言われたバスの周りに積み重なった荷物の量が半端無い。これを10分でバスの上に載せることができるのは、山姥か超人ハルクだけだね。そもそも載せきれるのかなぁ?

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プラスチック薬缶。水をいれて、飲料用はもちろん、食堂では手洗い用にも使われるし、ムスリムにとってはお祈りの前に、手足を清めるのに使います。

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チャリンコ数台は当たり前、バイクも楽勝で詰め込みます。

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鉄製の唐箕かな?

もうこの時点で、ニアメイに明るい時間に到着するのは諦め、なるべく頑張れ程度に出発までの軽めのカオスを楽しむことにする。さて、6時出発予定のニアメイ行きは、なんやかんやで9時に出発!

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出発!

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故障!

が、バス会社の乗り場を出る前に、右後輪でガキっという嫌な音がして、バスが止まる。オイオイ。これから600キロ走るってのに、5メートル走っただけで故障するなよ。。。

もう西アフリカの交通機関には何も驚かなくなってるけれど、出発してすぐにトラブル。コレじゃ鳥人間コンテストで、バンジージャンプみたいに真下に落ちる飛行機だよったく。天井に積んだ荷物の重みで、ごっぷしと車内の天井は凹んでるし。。。大丈夫かなぁ。。。

で、結局4時間遅れで出発。うーん、4時間あれば、成田から台湾とかに楽勝で行けるなぁ。。。とか考えながら、東へ。

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山羊のグリル

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パンケーキみたいなもの

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味付け一緒。

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オジサンにおかわりを頼んだ茶色のスパイスがGood!それ以上におっさんが良い顔してるなぁ。

ブルキナファソの乾燥地帯な景色は相変わらず。緑の濃淡や途中の集落の大小はあるけれど、見渡す限り同じような景色が続き、雲に溶けてしまうような景色な為に若干退屈し、眠ってしまう。

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両国のチェックポイントの間。

ブルキナファソ側のカンチャリ/Kantchariで、出国プロセスを済ませたのが、夕闇迫る午後6時過ぎ。両国のチェックポイントが非常に離れているため、ニジェール側の、マカロンディ/Makalondiで停車し、入国プロセスを済ませるともう辺りは真っ暗。

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うお!このバスも積んでるなぁ。。

ここで、ニジェール側の税関検査などが行われると同時に、日没のお祈りや、その後の食事タイムとして時間が取られているようなのだけれど、辺りの停電に、バスの右後輪の再アクシデントが重なって、なんと4時間も待ちぼうけを食らわされる。

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もう、フラフラ。

ほとんどこのマカロンディからの記憶がないまま、バスに揺られる。。。

気がつくと、真っ暗だけど、西アフリカスタンダードからするとかなりこざっぱりしたバスターミナルでバスが停車し、車内は降車時のざわめき。

時計をみると午前2時。ブルキナとニジェールの間には時差があるから午前2時前か。。。と時計を直す。。

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もう、ここからホテルを探す気力も体力もないので、結局バスの座席でしばらく粘ったあとは、バス停の堅いベンチで朝を待つ。

ロンプラには(nine to 11 hours)と記載があったけど、出発の遅れもあわせれば、ニアメイにたどり着くまで結局19時間近くかかってしまった。。。西アフリカ恐るべし。。。





ワガドゥグー 五カ国ビザを取得せよ その2 / Ouagadougou Get the VTE (Visa Touristique Entente)! Vol.2



ワガドゥグー 五カ国ビザを取得せよ その2 / Ouagadougou Get the VTE (Visa Touristique Entente)! Vol.2


昨日は、友人に紹介してもらった「Come Fly With Me」を見たり、アフリカ旅を終えたあとの事をぼーっと考えて夜更かししてしまった。

今日中にワガドゥグーを抜け出したい気持ちもあったけれど、ニジェールのニアメイ行きのバスは朝の6時発。午後4時にパスポートオフィスに向かわなければならないので当然間に合わない。

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夕方発のブルキナファソ東部行きのバスもあるだろうけど、何処で夜明かしになるか分からないのと、鈍足でイライラしてしまうのもいやなのでパス。まあ焦らず、ノンビリ時間を潰して夕方にパスポートオフィスに向かう。

頑張れベアーズも、唐変木も昨日と同じ場所に座っているが、今度は無事にビザが貼られたパスポートが受理できたので、問題なし。昨日頑張ってくれた女性には、ウィンク&メルシ、唐変木課長には、軽く声をかけてこれまたメルシの挨拶。「メ”ル”スィイイイ!」くらいの勢いで、尋常じゃない肩パンを喰らわしてやろうと思ったけれど、後に続く旅行者に迷惑になってはいけないので、穏便に。

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さて、今後の日程。

朝6時にワガドゥグを出れば、所要9-10時間と言われるルートなので、夕方にはたどり着けそう。ナイジェリア大使館の領事ビザ部門は、火曜と木曜のみ対応するらしく(ロンプラのBBSに記載有り、High Commition@ガンビアもそうだった)ので、昨日ビザが取れなかったのが。。。

まあ、仕方ない。。でもニアメイも退屈そうだし、ニジェールの砂漠地方は、誘拐頻発でサハラの大砂丘を楽しめるような状況でもなさそう。。。

うーん、ナイジェリア大使館がどのような対応をしてくれるかを確認し、駄目もとでチャド大使館でビザ情報を集める。ニアメイにビザ待ちだけで長逗留するような事になりそうなら、飛行機解禁するかな。

「Come Fly With Me」を観たりするからそんなことになるんだよ。。

っていうオチで、ワガドゥグ滞在は終了!

フルパワーでニジェールを目指します。

ワガドゥグー 五カ国ビザを取得せよ その1 / Ouagadougou Get the VTE (Visa Touristique Entente)! Vol.1



ワガドゥグー 五カ国ビザを取得せよ その1 / Ouagadougou Get the VTE (Visa Touristique Entente)! Vol.1

マリから入り、触れあってきたブルキナ人がとっつきにくい感じがしたのは、自分のテンションが低いのが原因だった様子。むしろ、馴れ馴れしいところもなく、あっさりめ声をかけてくる感じでいい人達じゃないか。。

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加えて、状況が良くなったネット環境でブルキナの事を調べてみると、地方に出かけ、ここ数週間の違いで濃いアフリカ旅をしていた日本人旅行者もいる様子。見所に関してはイマイチかもしれないけれど、アフリカの田舎でノンビリ長めな旅をするならブルキナファソは良い国かもしれない。

が、悲しいかな今回の西アフリカは高速移動、色んな国に兎に角行ってみよう旅。ブルキナファソは何故か61,000CFAもしたマルチビザなんだけど、基本的にこの国でのミッションは 五カ国ビザ申請をゲットする事。

以上。

このビザは、ベナン、トーゴ、コートジボアール、ブルキナファソ、ニジェールに一つのビザで入る事(シングルのため一度ずつ)ができる有り難いビザ。昔は、上記5カ国の在外公館でもとれたらしいのだけれど、現在では、上記5カ国どれかに入り、その国のパスポートオフィス等で申請する方法になったようだ。だから事実上、4カ国ビザみたいなものかな?

で、旅行者などの情報でとり易そうなのがこのブルキナファソのワガドゥグ。ニジェール、ナイジェリア、ベニン、トーゴ、ガーナ、コートジボワールと進む予定な自分にとっても、ここでそれがとれるのは非常に都合がよい。

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ワガドゥグは人口100万と少し。中心部を少し外れれば未舗装の路地が黙々と砂煙を上がるような町。町はこじんまりしているので、中心部からタクシーを利用ですれば500〜1000CFA位、歩いても15分くらいでパスポートオフィス/警察署にたどり着けます。タクシーの運転手さんには

「Division Du Controre De La Migration Gounghin(グンギン)」

と言えばOK。

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申請には25,000CFAと写真二枚。申請用紙のは英仏併記なので書き込みも楽勝でしょう。あっさり申請が受理され、

「午後4時に来て下さい」

と担当のお姉さん。

え、当日発給?

すごいすごいすごい。翌日午後4時じゃないの?

もう気分は、日本昔話「きつね女房」で

”もりめ”が生まれたあとの”なりのぶ状態”。

「きゃっほー、儂は、日本一の幸せ者じゃ。」

と空を舞うような気分で市内をふらつく。

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ついでにでかけたナイジェリア大使館では、ナイジェリアビザは、ニジェールのニアメイで取りなさいと言われてしまうものの無問題。だって、半日で4カ国に入国できるビザがとれるんだし。。いいよ。

さて、午後4時。パスポートオフィスに出向くと、私の他にもビザの延長などで待つ人々が集まっている。4時過ぎになっても、最後のスタンプを押す作業なんかがあるようで、少し引き取りが始まるのに時間がかかる。

パスポートの束に日本の5年版のものがなさそうなのが気にかかるが、慌てずに列が途切れるまで待ち、引換証を渡すと。。。。

「無い」

と、課長補佐みたいなオッサンの切り口上。

申請受理をしてくれたお姉さんに尋ねると、どうやら今日はビザ関連の申請が多かった様子。書類の山の部屋を見渡してみると。。。

頑張れベアーズのキャッチャーみたいな、汗だるまの職員の机に積まれてたパスポートの山にあることが判明。うわぁ、と思ってると、お姉さんが自分のパスポートと申請書を含めたいくつかの書類を手にとって、違う建屋に向かう。おおお、ありがとう!

ビザシールを貼るプロセスなのか、細かい事は分からないけれど、15分くらいで、あとは最後のスタンプを押すだけの状態になったパスポートがお姉さんと共に帰ってくる。

やったぜ!

と思ったら。。。課長補佐みたいなオッサンと、その課長みたいなアフリカオヤジがすごい勢いで、もう何もやりません放り投げ状態。

「今日の仕事はコレまで、もう何もできません!明日来なさい!」

とか言い出す。まだ4時半だぞ?

「どうせ5時になるまで、天井のシミの数でも数えてんだろこの唐変木。面倒なら、目の前にある紙っきれに俺がススッとサイン位してやるから、ちょっとその書類とパスポートを寄こせこの野郎!」

と、言ってやりたいところだが、アフリカ名物エア抗議にとどめる。

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糠喜びだった。。。。感は拭えないけれど、正直、元々の翌日午後4時の受領の心づもりだったので、すがりつきやら抗議は程々にしてオフィスをあとにする。

ということで、ここブルキナファソでも西アフリカの「優しい嘘」と「閉店ガラガラ」のコラボにしてやられる。でも、完全なドン詰まり状態の中で、受付の女性が頑張ってくれたのは嬉しかった。ありがとう。

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そうそう、ここ数ヶ月、ブルキナファソはワガドゥグを中心に学生デモや軍の待遇改善を求める抗議行動など、ちょっと不穏な状況だったようだけど、6月7日現在、昼間歩く程度ならば問題ないかと思います。ただ、政府系?の建物が焼き討ちにあっていたり(@ワヒグヤ)、銀行の看板なんかが割れていたりと、不穏な状況の傷跡をチラホラとワガドゥグ市内で見かけました。

バンディアガラ → コロ → ワヒグヤ → ワガドゥグ / Bandiagara - Koro - Ouahigouya - Ouagadougou

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バンディアガラ → コロ → ワヒグヤ → ワガドゥグ / Bandiagara - Koro - Ouahigouya - Ouagadougou

西アフリカの田舎の交差点こと、ブルキナファソに向けて出発。

ドゴン中心部バンディアガラはマリとブルキナファソを結ぶ街道沿いでもあるのだけど、マリの地方都市とブルキナファソの首都、ワガドゥグを結ぶルート。強引な言い方をすると、中山道のようなルート。交通量にむらがあり。行き交うバスの本数なんかが少ない様子。

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マリに入ってからと言うものの、バス運が悪く、今回も朝の5時に起きて6時過ぎからマリ側の国境の町、コロ行きのバスを待つもののバスがなかなか現れない。前日にドゴンを案内してもらったガイドさんに恰幅の良い集落の若ボスみたいな人を紹介してもらい、一緒にバスを待ってくれるがどうもそのバスのモプティからの出発が遅れているらしい。

うーん、またしても思うように。。。と頭を抱えそうになった8時頃、その若ボスが袋水(ミネラルウォーターがビニールパックで売られてる)のデリバリーバンを停車させ、「これがコロまでダイレクトだ。コイツに乗っていけという。」口利き料やらが含まれてると思う料金は5000CFA。まあ更に待ちぼうけを喰って昼前の出発になったりするよりはと思ったら。このデリバリーバンで正解だった。早い早い

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時々集落やらで袋水を売る為に停車する事があるけれど、そもそも集落が少ない。乾燥キツめのダート(途中まで舗装)を走る事2時間。コロ/Koroの町に到着。予想通り何にもないので、ブルキナ行きの乗り合いを探す。

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乗り継ぎ時間が心配だったけれど、1時間半程度でワヒグヤ/Ouahigouya行きが出発する(2500CFA/500CFA荷物代)。窮屈だけれど、慣れとアフリカンダイエットで10キロ以上痩せたので、耐えられる。

景色は、高校生のころに読んだ東京ウォーカーだか、シティーロードだかぴあだかの映画紹介で出てたブルキナファソ映画のワンカットそのもの。乾いてて疎らな木々といった景色が果てしなく続いてる。

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両国の国境ポイントで何度かパスポートチェックと簡単な荷物検査などがあるけれど、手続きはスムーズ。窮屈な車の乗り降りの方がむしろ大変だった。時々集落なんかを通り過ぎるけれど、ひきつづき乾いてて疎らな木々な景色が続く。所要3時間くらいでワヒグヤ/Ouahigouyaに到着。

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あらら、冷えたコーラくらいはありそうだけど、それ以上は期待できそうな感じ。何もない地方都市だなぁこりゃ。。と思いつつ荷物を降ろしていると、ワガドゥグ/Ouagadougou行きのバス会社の兄ちゃんに声をかけられる。

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この時間から約180キロ走るとなるとワガドゥグ着は夜になりそうだけれど、結構声かけに乗っかる事にする。(3000CFA/500CFA荷物)

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このバスは、補助席までびっちり、屋根に山積みな満席満載になるまで、途中の集落で人と荷物をピックアップする鈍行バス。正直、イライラしてしまいながらの道中だった。。うーん、まだまだ俺も小僧だなぁ。。

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結局ワガドゥグまで4時間ほどかかる。

バス待ちもカウントすると15時間。そんな移動日でした。

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