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ングィギミ → ディジュゴウム* / Nguigmi → Djougoum*

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ングィギミ → ディジュゴウム* / Nguigmi → Djougoum*

夜の9時には寝てしまったので、日が昇って周りが明るくなると目が覚めてしまう。心配していた虫やらに刺されるような事もなく、完全復調とは言わないまでも体力も回復できた。

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こんな所で寝てたのか。安全な町で良かったw

が、日が高くなってこの集落の営みが始まっても、マオ/Maoを目指すという女所帯な7,8人の乗客がバス待ち場?に現れても、国境越えの四駆が現れない。

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ディファ/Diffaからここまでの悪路で4時間半かかったけれど、ここからチャドのマオ/Maoまでの距離は、その倍はありそう。更に国境での出入国プロセスなんかを考えると、所要10時間じゃきかなさそうなので、朝の早いうちに出発したいところなのだけれど。。。。

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さて、そんな心配な心持ちでングィギミの町を歩いてみる。なんとか電気が通っているので、冷たい飲み物が手に入るのは有り難いけれど、正直面白みゼロ。砂をかむような味とは、まさにこの町のこと。サヘルを2週間も旅していると流石に、乾燥の度合いの強弱程度ではもう感動しない。

後から衛星写真やWikipediaでチャド湖をチェックすると、ングィギミの町は、かつてのチャド湖の湖岸線に沿っていたようだけれど、チャド湖の水運の北の要だった時代は遙か昔の話で、現在では町自体が砂に埋もれ、人間が生活するのには厳しいのではないか?という空気すら流れてる。

現在のチャド湖の湖岸線は遙か彼方。

おまけに今は雨期直前で、消えゆこうとしている湖が一番小さくなってしまう季節。港町だった頃の縁を辿り、往時の面影を感じる事ができればもう少し見え方も変わったかもしれないが、それも無し。

南のディファとの幹線道は補修の手が入っていなかったし、大型バスの運行も途絶えた様子。荷物を満載にしたトラックやそこから荷卸しするような気配もなく、国境の町特有の賑やかさや猥雑さがない。そもそも町のサイズの割りに人が少ないし、新しく家を建てたり、大きく手を入れようとしている様子も感じられない。

ぬぅ。チャド湖同様、どんどん元気が無くなって行く町のように自分には思えた。

この国境の集落には、何の落ち度もないのだけれど、ちょっと長居はしたくないなぁ。。。というのが少し歩いてみて感じた正直なトコロ。

待合所に戻ると、昨晩「乗り合い四駆の出発は不定期だけど、明日は出そうだよ、出発しないとしても、自分が車を借りてマオまで行くからさ」と調子の良い事を言ってきたオッサンがゴザをひいて寝っ転がっている。どうやら、乗り合い所脇で自動車の部品やガソリンを売ったりしているのが本業みたいだけど、どうもやる気がない。

ようやく10時過ぎにランクルが現れるが、運転手はタイヤを交換したりエンジンの具合を確かめるだけで、ふにゃふにゃしてる。まずいなぁ、今日は出発できないかもしれない。。。

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自動車をゴニョゴニョ時々弄くるだけで、出発する気配ゼロのランクル

昼を過ぎても、ランクルはさっぱり出発する気配がないので、「やいオッサン、どういことだよ、アフリカ名物優しい嘘にはうんざりなんだよ!50,000CFAでマオまで行ってくれよ!」と部品屋のオヤジに言うと、金には心動かされたものの、どうも今日はいい時間になってしまったのか、出発したくない様子。

うわぁ、嵌った。

明日になってもローカル四駆は出発するかわかんないし、このオッサンの世話になって大枚を渡すのもアレだなぁ。。何より、1センチも動けずに砂の町で野宿2連発が精神的に辛そうだぞ。。。

ここで「零歩進んで零歩下がる」完全停止不能チーター状態にはなりたくない。。嗚呼、やっぱり、年寄りはキツいルートなんて選ぶものじゃないなぁ、退却退却!

ということで、ディファに戻るジープを探しに出かける。もういい加減午後の良い時間だし。。。僕の駄目仏語にも頑張って耳を傾けてくれる、近くの雑貨屋の店員に尋ねると、ディファ行きのジープが出るのは集落の反対側だよと、指し示す。あらら。。。

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警察署や学校などが集まる、町の中心部。からっから

ずぶずぶの砂場みたいな道を歩いていくのかぁ。。遠いなぁと思いながら、ついでに「この町から、チャドに行く車は出てるの?」と身振り手振りで引き続き尋ねると、雑貨屋の目の前に停車しているピックアップを指さし、

「それが、チャドに行くんちゃど(運び屋式スーパー意訳)。」

「え?」

近くの人やらにいろいろ尋ねると、どうやら本当らしい。マオ行きを半日かけて待ちぼうけしていて、近くにいたあのオッサンは何にもそんな情報くれなかったのに、なんだコレは。。。。

どうやら、マオどころか、何台かの車でまとまってチャドの首都のンジャメナまで行くらしく、取り持ってくれた男性に25,000CFAを支払って、荷台を確保する!午後のお祈りをしたら出発するので、それまでに町のポリスに行って、出国スタンプを押して置くように言われる。辺境のポリスはコワモテながらフレンドリー。さくっとスタンプを押してくれて、「良い旅を」と声をかけてくれた。

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そんな急展開でドタバタするが、4時過ぎにピックアップに乗り込み、町外れの警察署兼チェックポイントでパスポートチェックをして、サヘルの轍道を東に向かって走り始める。やった。道がつながった!

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YEAH!

日が傾きはじめていたので、暑さはさほどではないけれど、やはり荷台は揺れるなぁ。ンジャメナに向けて旅の歯車が動き出したのは良いけれど、この荷台旅で体力が持つのかが、新しい心配事になってきた。。。

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1時間半ほど走って、最後のニジェール側のポストを通過、更に30分走ったところで、チャドの集落に到着。どうやら今日はここで野宿。村はそれほど大きくないけれど、数人の軍人と入国審査を担当する人がおり、預けたパスポートは、1時間後に無事チャドの入国スタンプが押され戻ってきた。

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チャドに着いちゃど!

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月夜の中、初のチャド飯をワサワサと頬張り、食後の甘苦いお茶を頂いたあと、横になると意識が遠のいてくる。良かった。なんとかチャドに入る事ができた。。。

*チャドでパスポートチェックを行った集落の正確な名前を失念してしまいました。。。。ぼやけたパスポートスタンプと併せ、地図で調べ直して改めてアップデートいたします。

ザンダー → ディファ → ングィギミ / Zinder → Diffa → Nguigmi

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ザンダー → ディファ → ングィギミ / Zinder → Diffa → Nguigmi

体調とテンションと相談した上で、チャドのンジャメナ/N'djamenaへのルートをどうするか迷っていた。ルートは二つ。

一つ目はザンダーからナイジェリアに下がり、カノの町に入り、そこから東を進みンジャメナを目指すルート。400万都市カノと、チャドの首都の間に人の行き来がないはずが無く、ナイジェリアの情勢やらを差し引いても時間が読める妥当なルート。

それに対して、二つ目のルートは、チャド湖の北を時計回りに迂回してンジャメナを目指し、ナイジェリアを経由せず、ニジェールから直接チャドに入るルート。

ロンプラの地図を見る限りでは、ほんの少しチャド湖北岸ルートの方が、距離的なロスがあるのだけれど、道の悪さ以上に、国境越えの約500キロの道のりの交通手段が、

Some landcruisers make weekly journeys from Nguigmi to Mao (CFA15,000).

とあり、うまくチャド行きのランクルに乗る事ができるかが一抹の不安。地図上の町や村の表示もなんだか心許ない。最悪、国境越えの区間は、札っぴらで現地のオッサンを打ったたいていくくらいの気持ちじゃないと、越えられない感じだなぁ。あ、でも。そのぐらいのお金は、ニアメイでおろしてきたし。まあ行ってみよう!!

と、キツ目のルートを選択する。

旅の神様?がニアメイでくれた、チャドビザとナイジェリアビザ同日取得という僥倖に何かしなければ。。。との思いと、西アフリカで完全にマゾ化した旅スタイルの集大成。まあちょっとしたお礼参りルート。

まあ、これが今回の西アフリカ旅の最後の山でしょう。

あ、前置きと能書きが長くなった。。

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バスの出発が早い事もあり、バス停野宿はニジェールでは一般的。身の回りのモノだけ気をつければ、日本人でも大丈夫だと思います。

前日中に買っておいたザンダー → ディファ/ Zinder → Diffaへのチケットは、6500CFA。移動距離は約450キロで、バスの集合時間は朝の4時半!まあ、そんなわけで4時に宿をチェックアウトしてDiffa行きのバスを出している、SONITRAVのターミナルに向かう。Diffa行きの出発は流石に4時半ではなかったけれど、5時過ぎに無事出発する。ニジェールの国内バスはなかなか優秀だな。

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ガウレ

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半砂漠なサヘルをひたすら東に走り、朝の8時半頃、ガウレ/Goureの町に到着。ここで朝食を兼ねた長めの停車。この辺りのサヘルにぽつぽつとみかけるなだらかな丘にひらけた集落。。といったところで見るべきものはないけれど、物売りに混ざって、ナイジェリアナイラの両替商も乗客に紙幣を見せながら近づいてくる。うーん、ここからもナイジェリアに抜けるルートがあるのかな?

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到着!ここから先がキツイ。

その後は、一人二人を時々降ろす事はあっても長い停車は無し、目的地のディファには昼過ぎ12時半頃に到着する。ディファもサヘルの町然としているものの、町並みなどで目につくモノは無し。まあ、サヘルを東に東に進んでいるだけなので移動したところで、町のサイズが少し変化したくらいで半砂漠な感じは変わらないか。。。。

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ランクルは、ナイジェリアナンバー。

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西アフリカのバスターミナルやらでお馴染み、調子の良いオヤジ。

無事に荷物を引き取って、バス会社の敷地の外に屯していたオジサンに、ングィギミ/Nguigmi行きの乗り合いタクシー乗り場に向かうようにお願いすると、揺ったりとしたスペースが取られた乗り合いバスターミナルに到着。普通車やハイエースといった車もあるけど、流石にニジェールのはずれ、四駆車が目立つ。

これがングィギミ/ Nguigmiと言われた四駆は、なんとナイジェリアナンバー。「おいおい、僕はナイジェリアじゃなくて、ングィギミに行きたいんだよ。。」と発音がまずかったかなぁと思いつつ確認すると、「いや、これで良いんだよ」周りの人。なんと、ディファ → ングィギミ / Diffa → Nguigmi間は、ナイジェリアの車で運行されてるのか。

このニジェールの外れの町は、車どころか通貨もナイジェリアの浸透度が高く、特にこの乗り合いタクシー乗り場では、CFAを使っている方が珍しいくらいだった。

ディファでは、2時間ほどの乗り換え時間。午後2時半頃、ギュウギュウ詰めのランクルで北東のングィギミに向け出発。

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コレで満席でなく、僕が乗ります。。

出発してすぐにディファの家並みは途切れ、またまたサヘル地帯に入るけれど、ニアメイからディファまでほぼキッチリと舗装されていた道が、猛烈な悪路となる。穴ぼこだらけ。

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名も知らぬ町で小休憩。

バス会社が、ングィギミへの直行をかなり前からやめている。。という話も納得。まともな舗装を走れたのは、全行程の1/3以下、轍を辿るパリダカ状態な道だった。。。。

所要時間は給油などの軽めの休憩を挟んで約4時間半。4000CFAに荷物代が500CFAだった。

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到着したングィギミの町は、コレまでの町に比べサヘル度が更に高くなった感がある。荷物を担いで歩き出すと、ズズズと砂に足を取られるし、じろじろと自分に視線を投げる人々の姿も民族衣装の人が多い。

「ホテルがあるか?チャドに行きたいのだけど?」

と近くの人に尋ねてみると、親切な町の人が、チャド行きの乗り合い四駆を待つ場所?を教えてくれ、近くの青年がバイクで送ってくれる。暗くてよく分からないが、たどり着いた場所は軒先の日よけのような場所。

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今夜は野宿か。

そこにいた人との言葉のコミュニケーションは正直上手くいかなかったのだけれど、ゴザと枕と毛布を出してくれた上、倉庫のような場所に荷物を置くようなゼスチュアを示してくれてたり、トイレの場所を教えてくれる。倉庫に荷物を突っ込んだあと鍵をかけ、携帯で「5」の数字を出し、「明日、この時間に戻って、また鍵を開けてあげる。」みたいな事を言われて、いなくなってしまう。

あ、袋水とコーラを買っておいてくれてる。。。

明日車が出るのか?外で寝ても蚊やら虫やらは大丈夫か?色々心配事はあるけれど、4時起きに加えて、長距離移動。

横になって、少しすると意識が無くなっていました。。


ザンダー / Zinder

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ザンダー / Zinder

ジンダーでも分かってもらえるけど、ザンダーの方が通じます。

ザンダーは東にチャド湖、西にはニアメイに続く道、南にサヘル随一の歴史都市カノ(人口400万)、そして北にサハラへの最後の町アガデス。まさにサヘルの十字路といった町。

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乗り合いバスターミナルでは40度を超える中、人やら荷物をギュウギュウに詰め込んだプジョーやハイエースが犇めき、黒い煙を吐き出して出発してゆく。その車を避けながら歩いていると、ナイジェリアの通貨ナイラの札束を手にした両替商が近づいてくる。ターミナル近くではトラックからの荷卸しで人々が汗を流し、なるほど。人と物が行き来する町なのだということが伝わってくる。

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町を見下ろす低い丘にはには要塞というより、物見櫓程度のささやかなフランスが築いた砦があるけれど、それ以外に見るべきものもない。1時間も歩けば町の様子を感じるのに十分かもしれない。

さて・・・。西アフリカに入ってからずーっとなのだけれど、マリやブルキナファソ等のサヘルの国々に入ってから「貧しさ」という言葉を感じ、自分ができることの少なさ、旅人という身分のいい加減さに愕然とすることが多くなった。

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ギニアでもマリでも、小さなポリバケツを手にする子供を多く見かけ、食事の残りや小銭をあげてきたけれど、ニジェールに入るとそのバケツが、ただのブリキ缶やプラスチック製のお椀なんかになり、差し向けてくる人々も子供やおばあさんだけでなく、おじいさんや障害をもった人なども多くなる。

貧しさは、西アフリカのサヘルの国々になるとさらに厳しくなるように感じられる。サヘルとは、サハラ砂漠の南縁に東西に延びる帯状の地域を言い、人間が牧畜や農業をして生き延びるギリギリの土地。ひとたび干ばつが起これば飢饉にみまわれ、雨期の恵みの雨も振りすぎて洪水になると、社会的インフラの未整備などからコレラを蔓延させることもある。

国名で言うと、モーリタニア、マリ、ブルキナファソ、ニジェール、チャド、スーダンなどがそれに当たる。ナイジェリアやカメルーンの北部も含まれるかな?その中でも自分が旅しているニジェールは国連が世界で最も貧しい国の一つとされており、旅をしているだけでも、マリやブルキナファソより更に厳しい状況だという印象を受ける。

ニジェールは国民の65%が1日1ユーロ以下で生活しており、世界的な食糧危機や石油の高騰などの影響が生き死にに直結るのを強いられているのだと、ナイジェリア大使館で参事官の方から言われ、「アフリカの貧困をや矛盾をどうしたら解決できるのか?」なんていう難題を投げかけられ、苦し紛れ気味に

「やっぱり教育かと。。」

なんて言ってみたものの、

「ニジェールのような最貧国では、教師に給料を支払う事もできなければ、子供が学校に行く交通手段もなく、歩いて行くために必要な朝食すらとれないという状況なんだよ。」

と返されてしまい、結局、頭を抱える以上の事ができなかった。

西アフリカのバス停や乗り合いタクシー乗り場で、ホームレスの子供らを観ない事はないし、ワガドゥグの食堂では、隣の客が食事をして勘定を済ませ、席を立って歩き出したかと思うやいなや、ワッと子供達が集まって、残飯を手づかみで口にしていた。このニジェールでもバスから空きペットボトルを投げると子供達の取り合いが始まってしまう。

貧しい地域の中でも更に状況が厳しい土地を旅しているのだと感じた上、こんな事を書きつつも。ビザ取得やらで戸惑い、バスのスピードに一喜一憂しつつ呑気に東を目指している自分は・・・・。知らんぷりして通り過ぎているのと大差がないな。

そんな自分がこの支離滅裂な書き込みをしたのは、ザンダーの中心にある宿、ホテルセントラル。

ションベン臭くて清潔とは言えないけど、確かにセントラルと呼べるような立地条件で、10,000CFA。なのにロンプラには地図にしか宿の記載がない。何でだろ?と思っていたら、理由は明快。

夜になるとレストランバーを兼ねている宿の中庭は、携帯片手に酒をかっくらい、元気爆発状態のニジェール人で大騒ぎ。そいつらを相手にする怪しい商売の女性にその彼女らと時間貸しの部屋にしけ込んで行く客。。

貧しい国だって、しっかりお金を稼いで好きな事を遣るのは構わないんだけど、夜中の3時まで、怪しい女の方々と騒ぐなっつーの。

まあ、そういう宿だから仕方ないか。。。

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雲行きが怪しくなり、空の色がおかしいぞ。。と思ったら

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大雨

そんなアレレな宿の二泊目にパッキングをしていると、激しい雷雨がザンダーを襲う。その影響か断水に加えて停電。この町を出るとまともな宿はしばらく期待薄なので、シャワーくらいはキッチリ浴びておきたかったんだけどなぁ。

本当は、心の砂漠化とサヘルを絡めた書き込みにして、油断した女性をクラクラさせようと思ったのだけど、大雨は降るし、洒落臭い変なアップデートになってしまった。。。

さ、明日は4時起きでディファ/Diffaに向かいますよ!


ニアメイ → ザンダー / Niamey - Zinder

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ニアメイ → ザンダー / Niamey - Zinder

まずはロンプラの記載。

Bus

Thegovernment-runSNTV(AvedeGamkalé)is most reliable, though EHGM (Blvd de Mali Béro) and Aïr Transport (off Ave du Canada), serving similar routes, aren’t bad. All buses leave between 4am
and 6am. One-way SNTV fares include:

で、ザンダー/Zinderまでの料金をロンプラで確認すると、

Zinder 12,650CFA    12Hrs dailyだった。


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で、前日にS.N.T.V.のオフィスで買った価格は12,400CFA/2400円位。バスのオフィスとターミナルは、少し中心部から離れているため、チケットを買いに行くだけでもそこそこするので、乗客が少ない時期(いつ?)は当日券でトライするのもありかな?実際にバスは満席にならないのに出発したし、当日券で乗ってくる人もいたし。

さて、チケットを買うときは4時に来いと言われる。のでその言葉を信じて3時起きして、4時にS.N.T.V.のターミナルに向かうが、まあ出発しない。よく見たらターミナルの入り口に時刻表があってザンダー行きは5時半じゃやないか。。。。

結局6時半に出発。

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丸い穀物庫。

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流れゆくのは相変わらずのサヘルの景色。テーブル台地や、丘などが広がる景色もあってブルキナファソのそれほど退屈ではなかった。

結局、所要時間は約15時間。

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マラディ/Maradiの町。中心部がゴミためになってる。。。

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バス自体は、最後まで満席にならなかったし、途中で故障もない。道の状態が良い上に、途中でワサワサと乗客の乗り降りがないため、西アフリカでは超長距離移動の部類に入る本日の900キロ弱のバス移動は思いの外スムーズだった。

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朝3時起きで宿を出て、夜中10時の宿到着。

宿のシャワーの水が出ないのは仕方ないにせよ、バケツ水の用意がなく、ゴキブリがカサカサ。疲れと相まってクラクラしてしまった。。

ニアメイ / Niamey

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ニアメイ / Niamey

現在の自分のパスポートとそれに貼られたビザで行ける国は、ニジェールまで。これ以上東の国に行くには新たにビザを取らなければならないけれど、ロンプラのビザの項をチェックすると東の国々の情報は以下の通り。

CHAD
For a one-month visa you’ll need two photos, CFA15,000 and a pleasant demeanour (trust us!). Service takes 24 hours.

NIGERIA
Two photos and CFA21,000 to CFA27,400 should land you a visa (though they’re fickle). Applications accepted Tuesday and Thursday (10am to 1pm).

が、到着したのは金曜日の朝。時差は1時間ずれたけれど、曜日はずれないんだよなぁ。せっかくここまで陸路で来たからにはガンガン進んでいきたいけれど、チャドビザの申請をして、ビザの取得が24時間ルールだと、今日(金曜に)急いで申請して月曜日の取得。もう一日待ってナイジェリア大使館に行って、火曜日申請同日取得か。。。

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ニジェールのニアメイは日本車多し!カローラカリブが目立つ。グリーンランドと同じパターンなのが気にかかる。。。何故だ!

そもそも、最近のブログではこのニアメイでのチャドビザの取得の情報が、日本語のものでも外国語のものでも少なく、取得できません!なんて情報も多い。加えてナイジェリアのビザ取得は、面倒なのとルールや料金が恐ろしいペースで変わる事で有名(ロンプラにも記載がある)で、数ヶ月前の情報だってあんまり信頼できない。。。

あ、そいういえば今回の旅のブログへの書きこみは、移動の苦しみと楽しみ、ビザ取りの苦しみと楽しみばっかりだなぁ。。観光をしろ観光を!

さて、バス停で夜明かしした着の身着のままで宿にたどり着き、シャワーも浴びずにナイジェリア大使館に向かう。ダメ元でまずは取得が可能なのかどうかと、料金を程度のつもりで。。。。

が、門の側のビザセクションにいた男性が非常に親切で、初めは来週の火曜日に来て下さいの一点張りだったのだけれど、いろいろ話しているうちに、担当参事官の方に聞いてみるから、11時にもう一度来て下さいと言われる。お、話が分かるじゃないかぁ!手応えアリだ。

そういえば、ナイジェリアの大使館や領事館のビザセクションは、入り口脇の離れのような場所でプロセスすることが多いな。。。あ、こんな話はどうでもいいか。

11時まで時間があるので、チャド大使館に情報収集に向かうと、これまた12時までに申請すれば当日発給してくれると担当官の方。おお!

またまたナイジェリア大使館に戻り、参事官の方とお話をすると、ビザ取得のためにはもう一つ、身分を証明するものが必要だと言う。ガンビアで困ったパターンだ。本来であれば在職証明や、名刺のようなモノでも代用できるようなのだけれど、個人事業主のフリしたプー太郎の運び屋には無理な話。

が、この参事官の方もビザセクションの男性同様、親日的で優しく、国際免許証を持っている旨を伝えると、それで何とかしてくれるとのこと。

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お祝いに中華でもと思ったが、ニジェールの中華が高い!ためローカルレストランでクスクス。

ま、そんなこんなで。。。。

参事官の方と日本の食文化や、開国と戦後の話、アフリカの現状をどうするべきか、日本人のあなたはどう思うか。。などについて話をしメールアドレスなどを交換させて頂いてナイジェリア大使館をあとにしたのが、午後5時過ぎ。

パスポートには、チャドビザとナイジェリアビザ。

一時帰国まで余り時間が無いけれど、なんだか今日は空から5日くらい落ちてきたみたいな感じだ。嬉しい。

/////ナイジェリアビザ/////

場所:市内からRue des Ambassades(大使館通り)を進み、仏、米、アルジェリア、中国と通り過ぎたあとにみえてきます。

必要なモノ:写真2枚、申請用紙、パスポート、できればパスポート以外に自分を証明するモノ。日本人はシングルエントリーが、68,500CFA。1万3000円位!マルチがとれる方は、その倍の値段。

申請日/所領日数:火曜か木曜午前10時から午後1時まで。運が良ければ即日発行。

/////チャドビザ/////

場所:ロンプラの記載が一番分かりやすい。

必要なモノ:写真2枚、申請用紙、パスポート、。日本人はシングルエントリーが、15,000CFA。3000円位!

申請日/所領日数:平日(月〜木)はプロセスに1時間以上かかるものの即発給。金曜は午前中までの申請受付。

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