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【鎖国下の台湾新幹線で南へ】台北から左謍へ高鐵で!

 

【鎖国下の台湾新幹線で南へ】台北から左謍へ高鐵で!

 

 

鎖国下台湾!新型肺炎の関係で、車内で駅弁が食べられなくなったのは残念ですが、 まだ、台湾国内であれば移動の制限などがかかっておらず、 高山でお世話になった友人にも会えるうちに!と出かけてきました。

 

 

板橋、台中の二駅に途中停車するだけの最速?の新幹線ですと、台北から左営駅までは、なんと1時間半。同じ台湾でもガラッと雰囲気の変わる高雄まであっという間でした。


ソルトレーク ー リノ Salt Lake City - Reno

 

ソルトレーク ー リノ Salt Lake City - Reno

 

鉄道でリノに向かう。

 

リノからソルトレークは何度か利用した事があるAmtrakだが、今度は西に向かって走る。

 

 

空港でレンタカーを返却し、トラムを乗り継いでたどり着いた鉄道駅は。商業施設になっている旧中央駅、ユニオン駅とは大違いな掘っ建て小屋。1日上下一本ずつの乗客が利用するだけだから仕方がないか。

 

 

 

 

工事現場の詰所みたいな建物の中には、空港では見かけないタイプのお客さんばかりで。気持ちが上がる。深夜のソルトレークで、そんな人びとをB737半分くらいな乗せ換えて出発した。

 

 

 

深夜の出発だった上に、例によって遅延。砂漠のど真ん中で何にもないはずなのに、時々停車していたので、こりゃまた遅くなるなぁなんて思って朝。

 

リノには約2時間遅れて到着。鉄道に乗るとよく見かけるんだけど、今回もアーミッシュの方がご夫婦でご旅行されていた。


台南-岡山-新左營-台東

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台南-岡山-新左營-台東

 

台南で新左營-台東の間の切符を買っておいて正解。新左營始発の列車は週末だからか、高雄駅から通路に人が溢れ、車内販売もままならぬような混雑になり、子供づれで立ち席だったと考えるとゾッとしたのでした。台湾の鉄道は諸物価に比べるとまだまだ割安なので、切符の購入だけは早めにし、楽しい台湾旅にしてください。

 

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北回帰線の南、熱帯の車窓からは田んぼよりさとうきび畑なんかが目立つようになり、地下化が進んだ高雄を過ぎ、屏東を走っている間は、くだもの畑が目立った。

 

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海が見えてきたと思ったら、列車が坂を登り始め程なく山に入る。ウトウトして気がついたら東海岸を走っているようで、あたりが暗いのは、トンネルでなくとっくに日がくれたからだった。列車に乗り遅れそうになったり、混雑がひどかったり、新左營で買った便當があんまり美味しくなかったりしたけれど、無事家族3人で台東に到着。 駅舎と駅周辺がまた少し変わったなぁ。


清水-彰化-嘉義-台南

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清水-彰化-嘉義-台南

 

プラットフォームに入ってきた區間車は、毎度おなじみの形。台湾の西岸を南北に走る鉄道が海側山側に分れる路線の海線の清水駅から南に向かう。車窓からはサトウキビ畑、水田、何かの工場がかわるがわる流れてゆき、これまた台湾でおなじみの景色。時々大きな川を渡るところなんかは、静岡県を走っているような気分にもなる。

 

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彰化の駅にスピードを落とした列車が滑り込む感じがいつもの通り昭和で、消化で乗り換えてたどり着いた嘉義も殊の外昭和だった。

 

子供の頃、沼津や三島に鉄道が到着するようなあの感じ。あの感じがするんだよなぁ。21世紀になってもうかなり時間が経ったはずなのだけれど、駅の周辺には商魂たくましいタクシーやレンタカーの客引きがいて、薄暗くも天井の高い駅舎は現役、ボンヤリとしたおっさんから、出発を急ぐ若者まで色々だ。

 

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翌日、市内柵の前に嘉義駅で荷物を預けると、チッキが健在。トウモロコシの袋と子ウサギを入れた網に荷札がついていた。

 

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嘉義から台南までの區間車旅は、娘と一緒によだれ垂らして寝落ちしたり、乗り降りする学生達の青春の匂いをクンクン嗅いでいるうちに到着。台南駅は修復中だった。


プノンペン / Phnom Penh - カンポット / Kampot

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プノンペン / Phnom Penh  - カンポット / Kampot
 
前日にシアヌークビルゆきのチケットを駅カウンターで購入(8ドル)しておいた。

 

「明日の朝、7時出発!6時半集合!」

 

みたいな連絡を受け、翌朝早朝に目覚める。大雨が落ち着く間隙を縫って駅へ。

 

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年代物の客車にバイクを放り込むと同時にジェネレーターを積み込んだ木造の貨車、その後ろに車を平積みする無蓋車が繋がれている。機関車がないよね。。と思ったら年代物の渋い奴がゆっくりのっそりやって来て、がっちゃんと繫がった。

 

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座席が直角という噂は聞いていたが、シート番号の指定から座席のスタイルからドアやら細かいところやら兎に角。。斬新だった。簡単に言ってしまえば粗雑でテキトー、せっかくの年代物の車両を貶めるような内装なのだけど、安全安心便利快適に慣れている日本人からすれば、これで走るなら良いじゃないかよとも思う。

 

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ツッコミだらけの内装の車内で、だらだらと家族が過ごし、機関車の様子がおかしくって何にも無いところで止まってしまっても、車掌さんに変わって英語ができるカンボジア人が欧米の旅行客が声をかけ、事態を伝え、大幅に遅れることを知らされたみんなが大笑い。赤ん坊が泣いたり笑ったりしてる。

 

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もともと余裕があって遅延上等で、不便な交通手段になり下がってしまっているカンボジア鉄道にそれでも乗る人達だし、途中で一時停止したタケオは、鉄道の脇で、自分のお尻の穴か尻尾を追っかけ回して犬がぐるぐる回ってるような駅だった。

 

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日本でこれやったら、アレレなことになるだろう。車内で泣く子供や爺さん婆さんへの配慮やらがニュースや討論される対象になっちゃうような国だからなぁ。日本は。。

 

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AIや革新的な技術と組んず解れつして、安心安全便利快適に突き進み、東京の世の中が3時間前進している冬の日。カンボジアは夏の日に、44になったばかりのおっさんは無事(ここ大事)、3時間遅れでカンポットに到着。幸せ過ぎる車内や同じルートを自転車で駆け抜けた四半世紀前の俺がフラッシュバックして車両の連結箇所で、涙がボロボロ溢れたり、特別な感情に身を包まれてました。

 

まだまだガキンチョですね。

 


Reno - Salt Lake City

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Reno - Salt Lake City

 

アルコールが入って、新鮮なグロッサリーを買いに行く気が失せ、せっかくの鉄道旅の食事の選択肢がキオスクの不味くて高いホットドックになったのは不幸極まりなかったが、砂漠の鉄道旅は今回も気持ち良かった。

 

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小ぶりな二階建てのアパートに車輪がついて走っているようなAmtrakがど迫力で入線すると、プラットフォームが旅情を誘う空気に包まれる。上下1日一本ずつのAmtrakをあえて利用する乗客は、ただ単に金がなかったり、移動中に酒が飲みたいだけだったり事情は色々だろうが、飛行機で見かける、動き出した途端に書類やらPCやらを立ち上げるような人はいない。

 

貨物列車の追い越しなんかがあって出発がかなり遅れたが、シートベルトもなく自由に動き回れる車内は殺伐とした空気からは程遠く、その代わり芸能人が歌い出したりもしない。のんびりだ。いやぁ、のんびりだなぁ。

 

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ハイウェーを走る大型トラックをゆっくり追い抜くくらいなスピードで走っているので時速70マイルくらいだろうか。

 

出発してから2時間、右手に山、左手彼方に山な景色の砂漠を走っていると山の稜線に日が沈んだ。そのあとも長い時間、明かりが残り、真っ暗になるまでさらに1時間くらいかかった気がする。

 

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暗くなった後は、なんだか寝付けずに、展望車で本を読みながらソルトレークに着くのを待った。砂漠を突き抜けているうちに、いつの間にかリノを出発した時の遅れを取り戻し、salt lakeには定刻に到着。


台湾新幹線 左營〜台北 HSRが遅れてしまった。

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台湾新幹線 左營〜台北 HSRが遅れてしまった。

高雄空港のトラベルインフォに向かい、台北に行くにはどうしたらいいかな?と聞くと、「急ぐならやっぱりHSRだよ。左營で一回乗り換えだしね。」と即答。これが午前中だったり深夜だったりしたら話が違うんだろうけど、まあ 当然だね。おっしゃ、今回はケチらず早めに台北に行こう!

となってい、高雄空港から左營、切符を買って間もない出発だった680号に乗り込み、心地よい快速感に身を委ねていると、真っ暗な場所で列車が止まってしまう。

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地図アプリで確認すると、どうやら彰化の手前。アナウンスによると、台中の信号機が故障しているようで、何分か停車した後、列車を少し動かして彰化駅で停車。そこでしばらく信号機の様子を見てようやく出発。NRT-KHHの機内で注入したカロリーをあらかた消費してしまったので腹が減ってしようがない。

車両を動いて、車内販売の待機所のような場所に行くと、ワゴンをチェックするお姉さんがおり、「你有便當嗎?」と尋ねるとない様子。そうかぁ。。なんて落ち込むと、笑顔で「不要錢」!なんて言ってくれて水とお菓子をくれた。こう言ったときのために用意しているのかな?

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その後車両は動き出し、45分遅れくらいで台北駅に到着。

律儀にも特急料金の返却をするようなので少し並んで待つと、半額ほど返金された。バスで貧乏くさく移動する気満々で、そのバスに比べればはるかに早くたどり着けている。。。

なんだかかわいそうな気がするが、このお金はありがたく震災支援のために台湾ラクロス協会がチャリティーで譲ってくれるTシャツ購入費用に充てることにする。

遅くまで対応してくれた駅員さん、車内販売の気のいいお姉さんもありがとう。
 

ベルリン→ハーフォード→フランクフルト→バーゼル→フランクフルト

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ベルリン→ハーフォード→フランクフルト→バーゼル→フランクフルト

2月にドイツに二回行ったのだけれど、やはりドイツ旅は鉄道に限る。

アウトバーンで目的地から目的地までドアツードアまでという旅も便利だけれど、市街地はヒヤヒヤするような幅の道や鋭角のカーブや合流なんかが続いて慣れないドライバー泣かせだし、都市間移動に使うアウトバーンは、聞こえはいいものの、沿道の景色は市街地近くでは防音壁がきっちり配されているし、郊外はのんびりとしすぎて面白みに欠ける。

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やっぱり、情緒もあって正確、おまけに最近はLCC対抗価格な、大都市間を19EUR〜!の設定といい、貧乏暇ちょっとありの僕のようなのにはぴったりなのです。

今回は、少し格安19EURに合わせたルーティングと時間設定になったけれど、ベルリン→ハーフォード→フランクフルト→バーゼル→フランクフルト。の4路線が、全て19EUR。ま、朝から晩まで旅したい人はレールパスをどうぞ!

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用意はしていたけれど、予約番号と購入時のクレジットカードがあればe-ticketを駅でもプリントアウトしてくれるので、旅先からのネット購入も無問題。日本のJRと航空会社の同床異夢な感じと違い、ドイツは空港の地下や脇に新幹線/ICEの駅が直結していたりと、「公共交通機関」とはなんぞや!?を自問自答したりしても楽しいです。

少し古いですが、iPodにスターギターを注入して、レッツレイルしていきましょう!

Reno-Salt Lake City リノ-ソルトレークシティー

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Reno-Salt Lake City リノ-ソルトレークシティー



アムトラは闇を抜けて 塩水海へ

砂が散らばる 無限の土漠さ

ユタの架け橋 渡って行こう

人はだれでも 幸せ探す

旅人のようなもの

希望の州に 巡り会うまで

歩き続けるだろう

きっといつかは 君も出会うさ

白い寺院に



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信心深い機械の体と心をタダでくれるという町に向かって、列車に乗り込んだが、金髪細身、まつげピローンのお姉さんとの相席にはならなかった。



アムトラックのシート席。果たして寝られるのか?安全面は大丈夫か?なんて心配もあったけれど、ボックス席を予約する必要はなかった。さすが軌道幅が広いアメリカのデカトレイン。小さな船のような車内でお客さんもまばら。1泊なら座席シートで十分と感じました。時間があれば、アムトラックパスでどマイナーな駅で途中下車、途方にくれる系な鉄道旅しがたいなぁ。



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青春18切符 西大井-品川-宇都宮-黒磯-郡山-福島-米沢-山形-新庄-秋田-東能代-川部-青森 五稜郭-函館-長万部-仁木

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青春18切符 西大井-品川-宇都宮-黒磯-郡山-福島-米沢-山形-新庄-秋田-東能代-川部-青森 五稜郭-函館-長万部-仁木

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西大井-品川 休日の朝の列車という感じ。朝からちょっとおめかししたオバちゃんとその旦那さんが、ここはグリーン車が停車する停車しないで、言い争い。親父そっくりの子供。三人家族はどちらかの実家に帰るような雰囲気だったけれど、西大井からあんな感じで、無事目的地にたどり着けるのだろうか?

品川-宇都宮 荷物があるので一番後ろの車両に乗り込む。休みの最後尾の車両ということだけあって、輪行バッグがたくさん置いてある。外国の郊外列車だと、チャリのまんま載せられるのになぁとか思うが、自転車乗りの人たちはそれでも、これから出かける目的地のことを思って、目が笑ってる。

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宇都宮-黒磯 最後尾の車両に乗ったのが災いし、ぐっと車両が短くなる黒磯行きの列車までの距離が長い長い。車内は青春18or東日本パス系のお客さんでたくさん。

黒磯-郡山 青春18or東日本パスの空気でムンムンのまま、白河の関を越える。郡山に着いたけれど、東京より暑いくらい。30分ほどの乗り継ぎ時間があったけれど、トイレ行って駅前でイングレスして終了。

郡山-福島 福島県の背骨路線。引き続き青春18or東日本パスなムード。二本松で元気な福島の小・中学生が乗ってくる。福島でコーヒー休憩。ドトールの店員さんの愛想がよく、和む。36.5度の酷暑の中、駅周辺を少し歩いたが、以前、友人と食事をした店が潰れていたり、地産地消系の店先に「閉店の案内」が貼られていたりと、少し萎える。

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福島-米沢 発車間際に乗り継ぎ列車からのお客さんがどーっと乗り込み。結構な混雑。この路線は普通列車の本数が非常に少ないけれど、「赤岩」やら「峠」といった、情趣溢れる駅名が多く、それらの駅は雪囲いで覆われていて、駅だけ見れば地下鉄みたい。駅を降りたらすぐに渓流、そのまま釣り!なんてことができそうな山の中を列車は抜けて、山形県。読んでいる吉村昭の特集本に、「米沢に旨いラーメン屋が。。。」という記載があったけれど、米沢の乗り継ぎ時間はほとんどなし。

米沢-山形 女性専用車両があるんなら、青春18切符専用車両も作ってやれよ。。。というくらい、乗客がそのまま山形行きに乗り込む。けれど、部活の行き帰りの地元の学生さんやらと混ざったり、乗り換えの駅で、左右の乗客が変わったりするのが面白かったりする。脇のボックスでは、学生系輪行チャリダーと、子供が結婚して家を出たけれど、時々こういう旅をする系熟年夫婦が、旅話で盛り上がっている。熟年系夫婦が進める峠の力餅を、チャリダーの女の子がモリモリ食べていた。

山形-新庄 宇都宮での乗り換えの時にもいたなぁ。。というお客さんがチラホラしている。山形の短い乗り継ぎ時間で描いた絵葉書を新庄で投函した。新庄駅前から伸びる道、暑すぎて外に出たくないのもあるのだろうけど、ひっそりしすぎて怖いくらい。

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新庄-秋田 乗り換えに時間があったこともあり、出発後もポツポツと空席。普通列車の旅を「乗り合わせた向かいの、ミニ時刻表を凝視しているおっさんとのデート」と評した男がいたけれど、この区間で乗り合わせた向かいのオッさんが、車内をウロチョロ、座席でヨガみたいな動き、お気に入りの駅で降りたり乗ったり。。。で落ち着かない。これが彼女だったら、「どうしたの?」と声をかけたり、壁ドンで黙らせたり(?)できるのだけど、それなりに楽しんでるいい年のオヤジなのでどうにもならない。横手で少し時間があったので、西口に出たけれど、町の元気のなさに拍車がかかっている上、ギャーギャーと鳴く椋鳥でオドロオドロしさまでかもし出していた。デート相手は大曲で下車。彼は今日のブログに、「いい年して、半袖半ズボン、髭面、推定無職なオヤジが車内でふんぞり返っており不快。秋田までの予定を変更し、大曲で下車する。」なんて書いているかもしれない。秋田駅到着寸前に、品川から読み始めた本を読み終える。駅前は、灯を入れない竿灯で練習するグループと鳴り物の練習。竿灯祭りも明日からだったかな。

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秋田-東能代 さすがの早朝列車、ガラガラの車内にはフリー切符系の旅人はいるけれど、部活の学生さんがマジョリティー。東能代で一緒に五能線に乗り込んだ方が数人いらっしゃった。

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東能代-川部 いつかは乗ってみたい五能線だったけれど、寒風荒び、波に洗われる冬の五能線の印象からはほど遠かった。深浦の近辺で、おお!と感じる光景も見かけたけれど、身も心も凍るような、つげ義春的な世界を心のどこかで期待していた自分には物足りなかった。。あぁ、やっぱり冬だったな。鉄道に揺られている感じは、室蘭本線で、噴火湾周りの海岸と海岸沿いの寒村を眺めている感じ。天気が悪いけど、気合いの入った海水浴客が浜に時々でていて、手を振り続けると、だいたい返してくれた。

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川部-青森 毎度のことだけど、弘前と青森の間の線路は列車を揺らす。青森の方ほど、足腰強くないので、荷物を支えて、フーラフラ。このブログを始めた頃、青森を旅したり、伊集院の青森旅の残滓を目撃したりが懐かしむ。さて、4年連続4度目のねぶた!フルパワーで行くぞ!

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五稜郭-函館 函館行きの始発普通列車は7時前、青函フェリーのターミナルからトボトボ歩く。駅の蕎麦屋が開いている。6時半ごろの札幌行きに合わせて店開きしているそうだ。たので、海鮮かき揚げそばを食らってから鉄道に乗り込む。おかげさまで函館にたどり着いても、海鮮丼が食いたい!なんて思わなかった。

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函館-長万部 函館発の札幌方面の18切符系始発?ということもあって、それらしき方が1両編成の車内に多数おり、車内はほぼ満席。大沼あたりで、かなりのお客さんが降りていった。30分の停車時間がある森駅で、イカめし下車している方が沢山。海鮮かき揚げそばが消化しきれていなかったので、終着の長万部でカニめしにした。

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長万部-仁木 黒松内を過ぎてしばらく走ったあたりまでの、北海道の原野っぷり満点な車窓が楽しい。原生林地帯が終わると、土地が拓かれ、その多くが田んぼになっている。室蘭本線からそれた途端に天気が良くなってきて、光を浴びた稲穂が黄色みを帯びていた。ふぅ、夏だなぁ。羊蹄山をぐるりとかわし、微睡みなつつ長い停車だなぁと思っていると、倶知安。この辺りになると、谷あいになり過ぎてからか、田んぼが少なくなる。土地としても果樹や野菜が育てやすいそうだ。以前、冬の倶知安に一人旅したことがあったけれど、あの時の寂しい車内とは打って変わって、旅人でかなり席は埋まっている。そういえば、車窓からの景色も北海道の生命力が溢れていて、同じ場所を走っているような気がしない。仁木駅で、ワイナリーを始めるという友人(いや、大先輩!)と合流した。

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