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スピッツベルゲン島 / Spitsbergen

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スピッツベルゲン島 / Spitsbergen

グルグル空を回って、山の稜線にも海の向こうにも太陽が沈まないせっかくの季節なのに、拝む事が出来たのは青空の切れっ端のみ。観光局のエクスカーションにも、ハードなトレッキングにも参加しないまま、得意のグタグタ駄旅にて終了。

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世界最北の週刊新聞でお馴染みSVALBARD POST

脳内の"俺せごどん"が、「もうここらでよか」っていう信号を到着翌日にあっさり発信。オーロラを見たい!と思ったらこの島に来る事にします。

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世界最北のケバブ屋で、けば。。。いやピザ。

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駐車場に着いているアダプタ。何か暖めるのかな?

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鉄パイプやらの配管も断熱材のスポンジでカバーした特別製。

グリーンランド、アイスランド、フェロー諸島、そしてこのスヴァールバル諸島と北北欧四天王をなんとか回り終えましたが、個人的なオススメはフェロー諸島。スヴァールバル諸島とグリーンランドは極地過ぎて気力体力、そしてビクともしない分厚い財布が必要だなぁと感じ、それがあればいくらでもアドベンチャーできるけれど、いずれかが欠けると若干退屈な町で時間を潰すような滞在になってしまいそう。

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アイスランドは経済が破綻したために物価も安く、おまけに航空券も安いために、比較的行きやすいけれど、じっくり旅するなら現地で1週間は欲しいところ。2,3日程度だと物足りなさだけが募る。。。ということで、物価はアイスランドより高いのだけれど、魚釣りが出来たりヘリコプターに乗れたり、天気の悪さがかえって絵になるフェロー諸島を一等賞とさせていただきます。

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締まらないアップデートにて北極圏の旅は終了。最後の夜?はSASのホテルに荷物を預かって頂きつつロビーの脇で時間を潰し、3時過ぎのバスで空港に向かいました。


ロングイェールビーンの廃坑 / Abandoned Mine, Longyearbyen

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ロングイェールビーンの廃坑 / Abandoned Mine, Longyearbyen

極地や僻地好きには堪らないスヴァールバル諸島だけれど、一年のほとんどは雪で閉ざされ、冬になったら明かりすらなくなり零下30度は当たり前の世界。それでもこんな島に人が住み続け、空港が建設されているのは、この島で石炭が産出されるから。北海の石油で激しく潤っているノルウェーが、こんな所まで船を出して、ガリガリ掘るということは、質もさることながら、採掘するのが比較的容易なのかなぁと思う。

現在のスヴァールバル諸島での石炭採掘は、ロングイェールビーンから離れたSveagruvaで大規模に行われており、現在は、ロングイェールビーンの電力をまかなうための小規模な炭鉱があるのみで、町を歩いていて目に付くのは廃坑や廃坑から港に石炭を積み出すための、リフト跡など。町の中心から、背後の山の中腹にそれらの炭鉱跡がいくつか見え、宿のすぐ近くの斜面にも廃坑があるようなので、伊集院のラジオを聴きがてら探検に出かける事にした。

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登っている途中に落ち手袋

山登りが大の苦手な運び屋なのに、何故かキツイ直登ルートを選んでしまい、途中で帰ろうかとも思ったけれど、なんとか廃坑の建物にたどり着く。廃坑はそれ以上のものでもそれ以下のものでもないけれど、左に氷河、右手に世界最北?の町を見下ろす景色はなかなかだった。

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左手に氷河

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右手に廃坑と町

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残雪が

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捨てられた哀しさと、歴史を閉じ込めたような独特な雰囲気が。。

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日本にも、石灰岩鉱山の廃鉱や、九州や北海道にはたくさんの廃山があるけれど、朽ちて白くなった建物や割れたガラス、古びた字体で刻まれたプレート。。こういう場所が好きな人達がいるのが少し分かる気がする。

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軽く散策し、ガレ場を下っていると、石炭の欠片やら、まだ石炭化していない木の化石、その途中のものなんかが転がっていたりと楽しい。断崖の地層が剥き出しになった箇所なんかで探せば確率は上がるかもしれないのだけれど、無心になって見つかるあてなどほとんど無い化石探しをする。石ころを見ながら斜面をあっちにフラフラ、こっちフラフラ。

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気がつくと、辺りがすっかり暗くなり。。。ということがない島なので、疲れて宿に戻る事にしたけれど、それでも廃坑に向かって宿を出て、戻ってくるまでに、伊集院のラジオを1.5回分くらい聴いていたことになる。

久しぶりに子ども心にかえれた気分。ほとんど魚の気配のしない池や川に魚釣りに出かけてた子供の頃なんかを思い出したんだとさ。。。

さて、とういうことで、石ころ探しなあれやらこれやらは画像とコメント中心でアップデート!学術的な知識がないので、嘘っぱちかもしれませんがその辺りはお許し&詳しい方が入らしたらご教示を!

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廃坑からパクッた大きな釘を楔のようにして、その辺の石を叩く!

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掘り出された石炭が廃坑の周りにはゴロゴロ。これは、半分石炭化した?石。

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木の化石。

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一部が石炭化してて、叩くとキラキラした石炭の部分が出てくる。

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こんなんや

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こんなの

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これはほぼ石炭だなぁ

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草の化石かな?分かりやすい葉っぱの化石とか、貝のの化石でも出てくればいいのに。

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粘土質がギュット圧を受けたり?で石化。もともとの石ころを封じ込めてる。

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コレは溶岩かな?叩いてもカキーンと音を立てて、釘を受け付けなかった。

ロングイェールビーン / Longyearbyen

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ロングイェールビーン / Longyearbyen

北緯78度、北極圏というと果たして簡単にそんな場所に行けるのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれないけれど、簡単。日本からは2回の乗り継ぎで、夏の臨時便が飛ぶ季節ならその日のうちにたどり着けます。

夏にたどり着いてしまえば,太陽が全く沈まない為、体力さえあれば一日中辺りを散策できるので、濃密な極地滞在を楽しむ事が可能です。訪れる時期が転じ、冬となると状況は全く逆になり、4ヶ月間太陽が昇らない季節になり、オーロラ体験なんかもできるようです。

夜中の1時半に宿でチェックインを済ませ、まずは睡眠。日が沈まないので眠れないかと思いきや、ぐっすり。そういえば今日は飛行機の中で寝てたんだっけ。

Spitsbergen Guesthouseという宿は市の中心部から徒歩20分ほどの距離で雪解け水が流れる谷の奥に位置していて、更に谷を登って行けば氷河といった場所。少々不便だけれど、はるばる来たなぁ。といった感じがたっぷり味わえます。キャンプの装備があれば、空港そばのキャンプサイトに泊まりたかったのだけれど、無装備の一人利用は以外と高く付きそうなので、ゲストハウスを今回は選択。共有トイレ・シャワー・キッチン。朝食バイキングが付いて1泊、595NOK。約9,000円。

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さて、中心部へ。

絶海の孤島、絶海の島々にもさすがに慣れてきたので、感慨深いものは正直ない。日がかげりもしない白夜は地味に面白いんだけど。

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ロングイェールビーンの建物は夏場はグダグダになる凍土や岩盤に杭を打ち、その上から居住スペースが始まる高床式の家がほとんど。杭が丸見えの建物もあるけれど、パネルや板で覆って物置小屋のようにしてる。でも、冬は雪で埋まっちゃうかな?

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そんな建物ばかりなのだけれど、さすがノルウェー領ということで、杭の上に乗っかった建物は北欧スタイルで古い建物はほとんど見かけない。工事中の建物を見る限り、工法はプレハブの集合&半集合住宅だけど、暮らし向きは良さそうだなぁ。

小さな目抜き通りを散策したり、ちょっとした買い物をしたり、真面目に博物館なんかに入ったりして半日は終了。以下は画像+コメント形式でアップデート!

宿の場所

スヴァールバル諸島についてのオモシロページ。

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あ、またもやカリブ。多数派でないものの、このスヴァールバルでも結構活躍してる。


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島のアウトドアショップにて。現在使用中のザックを発見。おいおい、パタゴニア大崎店より安いぞ。

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物価は高いものの、必要十分な商品が揃うスーパーやアウトドアショップがあります。

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欧州の激安スーパーなんかと比べると2〜5倍の物価。

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キハダマグロのサク

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エビ!

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ナギウーまで。寿司海苔もありました。健康志向で裕福な旅行者も多いので、店を開けばはやるかも?そう、スヴァールバル諸島ではスヴァールバル条約に基づき、日本人も自由に経済活動ができますよ!

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ネットも楽々。

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ナショナルジオグラフィックの会員さん。「あのナショナルジオグラフィックの船(トップ画像)で来たの?」と尋ねると。「そう!」。「ウスワイアでもあの船見たよ」と返すと、一緒にいた奥さんが、「ウスワイアと南極には2回ずつ行っている。」「スピッツベルゲン島(この島)はイマイチねw」だって。。。

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博物館にて。スヴァールバル諸島を紐解くキーワードは、「発見、鯨漁、石炭採掘。そしてこれから」といったところ。

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世界最北?のスーパーのエコバッグ。





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