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イスタンブール / Istanbul

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イスタンブール / Istanbul

飛ぶ鳥を落とす勢いのトルコ。

勢いがバブルなのか、筋肉むきむきの本物なのか自分に知るすべはないのだけれど、その心臓であるイスタンブールでは、トルコ人が初乗り4TLのメトロに乗り、一人20TLにはなってしまうロカンタで普通におじさんおばさんが飲み食いをしていた。主要な観光スポットはツーリストで溢れ、そのツーリストの様子を見ていると、これまた勢いがあると言われている国々のヒトビトだ。

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10年前に中央アジアを巡ったのちにたどり着いたイスタンブールで目立ったアジアからの観光客は、何と言っても日本人だったけれど、2014年に同じ場所を歩いてみると、飛躍的に経済が発展した中国やインドのヒトビトに観光客の主役の座を取って代わっているように感じられた。

物価高に観光客の様変わり。。。そういった、トルコの躍進や状況の激変に目を丸くして、モヤモヤしてしまうのは、自分自身がトルコや元気のあるヒトビト以上に飛躍できなかったのことが受け入れられず、日本経済の停滞とか、世界における日本の存在感の後退なんかに結びつけようとしてしまう。そんな弱い心に鞭打ちながらのイスタンブール旅だった。

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そういったリアルを突きつけられると同時に、イスタンブールでは空港で母国を捨てざるを得ない状況でセルビアへの移住を考えているシリア人に出会ったり、ウルムチから移住したウィグル人の作るラグマンやカワプを食べた。状態が悪化しているイラクやシリアとトルコは国境を接しているし、ウクライナは黒海を挟んでお隣同士だ。

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危うさをはらみつつもそれなりに安定しているヨーロッパ世界と、問題だらけと誹られるかもしれないが、躍進するアジア世界があからさまに交差していて、イスタンブールは以前にも増して濃い町にだった。心休まる町ではなくなりつつあるかもしれないけれど、やっぱりイスタンブールは楽しい。また来よう。

ヒエラポリス-パムッカレ / Hierapolis-Pamukkale

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ヒエラポリス-パムッカレ / Hierapolis-Pamukkale

カッパドキア行きのバスでは大失敗をしてしまったけれど、パムッカレ行きは前日のうちにきっちりメジャーバス会社のシートを抑え、夜行バスの疲れはあるけれど予定通りにパムッカレの集落にたどり着いた。バス会社の隣のホテルをデイユースで借り、一眠りしてからパムッカレにゴー!

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ヒエラポリスに転がってる石柱。ちくわぶみたい

これまた世界的に有名な観光地なので、ああだこうだ書かないが、ムチムチプリンプリンのロシアの人たちが、水着でパムッカレを満喫しているのが二周りくらいして羨ましい。目の保養なんて書くと相棒にぶっ飛ばされるが、思い思いのポーズで、写真を取り合ってキャッキャと騒いで思い出作りしてる。

そういう旅はそういう旅でいいじゃないか。と思う。

カッパドキア / Cappadocia

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カッパドキア / Cappadocia

イスタンブール到着後、オトガルに屯するオヤジに微妙なバス会社のバスに捕まってしまい、目的地までちょいと時間のかかるカイセリ経由の夜行バスでのカッパドキア入りとなった。

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カッパドキアの奇岩奇勝についてはもはや説明不要だし、思いを込めて旅している人に比べたら、本格的な下準備もツアー参加もしなかったので、細かいことは割愛して他のブログやガイドブックにまかせ、この地の城塞やそれに準じた建造物を細かくアップデートすることにしよう。短い滞在だったけれど、ツーリスティックだけれど、イスタンブールなんかに比べればノンビリできるギョレメの町をふらついたりし、結局は楽しんでしまった。

カッパッパパ、ルンパッパ。

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カッパを捕獲すべく、投網をうつ少年。尻子玉をとられんなよ!

ツアーに参加して、カッパドキアのめぼしい箇所を回ってみたのだけれど、担当ガイドがトルコではマイナーなクリスチャンなのにも関わらずアタチュルク大好きで、カッパドキアとトルコの歴史を説明する一連の流れの中で、ギリシャやアルメニア、ロシアのことを「Enemy」と言ってはばからない。ツアー客にはスペインのカップルもいたのだけれど、「一昔前まではトルコがEUに入りたかったけれど、今はそうでもない、EUが俺たちのお金欲しさにEUに入れたがっている。」なんてすごんだりする。ドライブかかってるなぁトルコなんて感服しながら、ツアーバスの外の、乾いた果てしのない穀倉地帯を眺めたりした。

熱気球には乗れなかったので、代わりにカエルに飛んでもらった。そんなカッパドキアの滞在。

イスタンブール / Istanbul

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イスタンブール / Istanbul

何となくアタチュルク空港ターミナル内のスタバやらで時間を潰してしまい、睡眠ゼロ。ホテルに泊まろうにも到着自体が10時過ぎだった上、空港ターミナルのホテル斡旋所が強気で、100EURから!なんて言い出すのでホテルに泊まる気が起きなかった。空港泊と決まったなら、せっかくキャンピングマットを持っているのだからそれをしいてどこかでゴロリ。。。。すればいいのに、なんだか地下鉄が動く時間になってしまった。

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ジュバで蚊に刺されたので、万が一マラリアになったとしても、その前に栄養を取っておけばマラリアの強烈な消耗に耐えられるだろう。と思ったのだけど、夜明け前の朝6時に食うもんではなかったかな。

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食い過ぎて最後は気持ち悪くなってしまった上、食後はさすがに強烈な睡魔が襲ってきたため、胃袋を満たしただけの思考停止ぎみのトランジットでした。

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あー、いつになったらじっくりトルコを旅することができる日が来るのだろう。。

ディヤルバクル Day-2 / DiYARBAKIR Day-2

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ディヤルバクル Day-2 / DiYARBAKIR Day-2

更に更にクルド/トルコ料理を注入。2日目も引き続き昼夜逆転状態な為、睡魔にしがみつかれるまで葉書を送ったり、町をふらついたりして過ごしました。

画像中心!それも食い物ばっかり。

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オルギュペイニリ!(Orugu Peyniri)ディヤルバクルの名物!小さく切ってありますが、ねじったような形が特徴のチーズです。

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ベヤズ ペイニル(Beyaz Peyniri)かなぁ?トルコはチーズの種類が豊富すぎてわからん。

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ペイニルの葉っぱあえ、パセリとミントの中間のような葉っぱを混ぜます。コーカサスの味!パンで包んだだけで、グルジアのハチャブリを喰っているような感覚に。

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これもベヤズ ペイニル(Beyaz Peyniri)かなぁ?

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オリーブ三種。こんな朝食が出て、FreeのWifi、エアコン付きシングルが2400円ですよ。とるこは高くなったと言いますが、地方はまだまだいけてます!楽勝!

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象の足を焼いています。左手の男性の服装はクルドのものです。

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きました!ほろほろラムチョップ(Pirzola)のスープ。トルコのスープはトマトな味付けが定番。

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きた!イチピラウ(Ic Pilav)。松の実(イチ/Ic)のピラフです。おかわり君ですね。

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サラダ!バルサミコ酢、レモン、好みで塩を振って食べます。

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食後のデザートを物色していると、ピデ工場を発見!

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1リラ。50円以下!

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クルド族のズボンは、膝下までゆったり、裾はぴっちりなMCハマーというか、昔のツッパリみたいなシェイプです。


朝イチからこのテンション!さあいくぜぇ!





ディヤルバクル / DiYARBAKIR

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ディヤルバクル  / DiYARBAKIR

ディヤルバルクに到着。フランクフルトの狂喜乱舞のバイオリズムを引きずって、夜中に目覚め、夕方に眠くなるという残念な状況。テンションは高いんだけど、体が追いつかない。。。

このディヤルバクルは、クルド人の首都とも言われているくらい、トルコのクルドが詰まっていて、町中でもクルドの民族衣装を身に纏った人をよく見かけたし、都市囲壁の重厚さその規模も世界有数と言えるモノなのだけど、敢えてすっ飛ばします。

その為、食事やら、画像中心のアップデート!

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トルコを旅しているとき、野菜には不自由しません。

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サシュタヴァ

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右のオヤジは、なでしこジャパンのWC優勝を知っていた。思わず、ディヤルバクルの西瓜カラー!のユニフォーム(トルコリーグでは、2部から3部に今年降格!)を2着購入。帰ったら誰かにあげます。欲しい人はメール頂戴。

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茄子とパプリカの冷製。トルコ名は失念。

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オニオンスライスの紫蘇あえと茄子やら野菜のペースト。これまたトルコ名は失念。


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名前をこれまた失念。ミントみたいな葉っぱ。味もほんのりミントっぽいが、違う種類との事。

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定番過ぎる。店によっては、いらない!というまで出し続けてくれます。

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茄子と挽肉の。。。。トルコ名は失念。


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ディヤルバクルのエンブレムは、城壁と西瓜!のミックス。千葉県富里にJのチームが出来たら、是非仲良しになって欲しい。

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ディヤルバクルの中心部。玄武岩と花崗岩?の白黒の建物の中にトップ画像の吹き抜けのカフェがあります。

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水冷クーラー

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お茶を飲んでると、シミット(胡麻かけパン)を売りに来ます。お茶をグビリ、シミットをガブリ。

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内陸なので、魚は少ない。ニジマスは結構トルコでは養殖されているそうで、下の画像はコイの仲間。鱗からするとドイツ鯉かな?



トルコ / Turkey


トルコ系諸族の分布 from Wikipedia

トルコ / Turkey 

好きな食べ物を先に食べるか後に食べるか論ではないのですが、深い知識や造詣はないものの、トルコという国の存 在は自分の中でとても大きく、2,3日ふらっと立ち寄る事も、1週間ポイント巡りをすることもなんだか物足りなく、行くならじっくり時間をかけて歩きたい と思っている国です。ブログではいつかこの国にはまた来ます!なーんて空虚な宣言をしたりする自分ですが、このトルコだけは別格です。

別格な理由は、自分が旅馬鹿になった理由とルーツを同じくしています。

元々、 なんでこんなに旅誘われ系人生になってしまったか?と根っこを辿ってみると、行き着くのは小学校低学年の頃に観たNHKのシルクロードという番組で、人民 服を着た彫りの深い顔立ちの男、イメージする中国人にはどうやったって見えないウィグルの踊り子の笑顔などなど、テレビにかじりついて。。。という程では ないものの、いつかここに行ってみたいなぁ。。。なんて子ども心に思ってしまい、ガッツリと心の奥に刻まれたみたいなのです。



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で、小学校低学年から30代までの約25年間の間に、ソビエトの崩壊、中国の開放化などで中央アジア個人旅行のハードルがまずガクンとさがり、大学時代の放浪や社会人時代に使えるようになった旅ガッツや英会話やらをひっさげ、満を持してサラリーマン引退をし、出発したのが念願のユーラシア横断旅だったのです。

それ以前にもウィグルや西安など、中国のシルクロードの拠点拠点は訪れていたのですが、この6年前の4ヶ月くらいのユーラシア横断旅で完全に旅馬鹿が開花し、世界に好きな場所は沢山あるけれど、やっぱり一番は中央アジアとその周辺国!となったのでした。人の顔立ちが進めば進むほど変わって行くところ、歴史や文化がミルクを落としたばかりのコーヒーのように濃淡と緩急をつけながら折り混ざる様が、素晴らしいのです。

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前置きが長くなりましたが、その旅の後もちょくちょく訪れる中央アジア旅において、歩けば歩くほど存在感を感じさせるのがこのトルコ。トルコ系もしくはテュルク系と呼ばれる民族の国が多い中央アジアの国々に、表に裏に関わり、影響力を強める現代トルコの存在、でももとのルーツを辿れば、民族的にも中央アジアに非常に関わりが深く、影響力が大きいのも当然、そして今のトルコの隆盛。。。等々、あらためて興味を持ちはじめたのでした。

ここまで書きすすめて、あ、コレは一日一本みたいな調子で仕上げるブログのアップデートのような文章では纏まらないなぁ、と感じたので、この辺にしておきます。でも、僕はモンゴル辺りを起源にするトルコ人が、西に向かって馬に乗って走り回っているうちに、色んな国の女や男と交流して顔かたちが変わり、ここはいい場所だなぁなんて思って徐々に定住化したのがこのアナトリアの地。

っていうのに猛烈にロマンを感じます。

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そして、トルコは民族や周辺国の面でいろいろ問題を抱えているけれど、恩義には恩義で報いるという男気のある政治や外交を行っているのも、ハートにビシッとくるのかもしれません。

ということで、能書きやトルコへの思いが溢れてしまいましたが、今回のトルコは、国巡り中ということで、中途半端以下な時間しかさけられませんので素通りします。

この国にはまた来ます!

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