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北朝鮮に個人旅行 / To DPR KOREA !



北朝鮮に個人旅行 / To DPR KOREA !

個人旅行と書いてしましましたが、残念ながら今の段階ではガイドが付ききりな旅行になってしまいますので、個人で添乗員付きツアーを手配できる。とお考え下さい。

現在の残念な日朝関係を反映し、日本人訪朝者は激減しており、なんと年に100人台。ボーイング737を一機用意すれば間に合ってしまう数です。大枚はたいて訪朝したので、肩入れしたいところですが、旅行を終えて感じたのは、まあそりゃ観光客は増えないよといった内容でした。

一人で町をほっつき歩く事はまかりならず、食事も今一歩。一人手配だとガイドさん二人とドライバーさんに囲まれての観光になります。あ、もちろん、「抗日」「日帝」といった言葉からは旅行中に逃れられません。

さ、ただでさえ厳しいハードルをあげマシタ。

それでも

ハウツーゴー、ハウキャナイゲッツーゼア?と思われる方に向けて、北朝鮮にどういったかをアップデートします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

申し込み方法

1,約2ヶ月前、朝鮮観光を取り扱う旅行代理店にて、大体の日程を記載の上、問い合わせ/申し込み。

2,約2ヶ月前、列車のスケジュールにあわせたいくつかの日程を案内され、やり取りの後、日程を確定。Wordの参加申し込み書に記載し返信。朝鮮側が受け入れ審査を行うというメール。

3,約50日前、受け入れ審査がOKなのか、お申込み書類や確定した振り込み金額などの提示を受ける。必要書類は以下の通り。

A 参加手続き申込書  
B パスポート写し(顔写真のあるページ)
C カラー写真2枚(パスポート用と同サイズ 縦4,5cm  横3,5cm) 

ちなみにこの時点で、Aは送付済み。B,Cはスキャンデータやキッチリした身なりが望ましいでしょうが、アフリカのガーナのホテルで自分撮りしたり、綺麗にパスポートを写真を撮ったりして何とかしました。

4,約1ヶ月前、3で指定されていた期日(旅行の1ヶ月前。)までに入金。因みに入金は日本の銀行。

5,約28日前、旅行会社から入金確認の連絡。出発1週間前に最終案内をすると連絡。

6,1週間前、最終案内。内容は、担当ガイドさんが決まった事と行動予定表。訪朝時の注意事項など。

7、当日。予定通り中国側ガイドさんと丹東でお会いできる。列車の切符などを渡されて完了。

お願いした旅行会社は、以下の会社。日本人の担当さんがおり、パスポートコピーをデータで準備するなどがありますが、全て日本語のメールのやり取りで完了します。

丹東から列車か、瀋陽や北京から飛行機かなどのオプション、丹東を効率よく旅する作法?なども改めてアップします!

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アップデートと無関係ですw

中国金橋旅行大連公司(L−LN−GJ00011)
新開路87号金福星大厦30F
TEL:0411−83787640 
FAX:0411−83787641
http://gbt-dlcjp.com/myweb2.htm




以上!

もっと自由な旅行が出来てたり、陸続きで釜山から北京に鉄道旅行ができるような日が来ますように!

北朝鮮蹴球工作活動失敗!

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北朝鮮工作活動は不発!

現地ガイドさんに「運び屋さんは優秀な工作員ですね」と褒められたものの、ホテルからは一歩も出られないし、ワールドカップ3次予選で対決する北朝鮮チームのスカウティングは出来ませんでしたw

日本人観光客が100人前後/年と絶賛下降中の現在、北朝鮮側の日本語ガイドさんたちもテンションが下がり気味。何かあると、せっかく外国語大学日本語科で勉強した日本語が駄目になってしまう。。。中国人やヨーロッパ人は沢山来ているのに。。。と愚痴愚痴愚痴。

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ろ どん しん むん → 労働新聞 朝鮮労働党の機関紙です。8月7日号

そんな彼らに、ワールドカップ3次予選に日本と北朝鮮が同じグループに入った事を説明し、日本の応援団が来たら、日本語ガイドとしてもテンションも上がるでしょうなんて話していると、タイミング良く労働新聞に朝鮮のサッカー代表が日本と対戦することが書かれた記事が見つかる。

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サッカー代表の記事の中に、2014の文字

11月15日に日本と北朝鮮と試合があるとの記載を確認。ただし、新聞が発行された時点では、平壌での開催になるのか、他の場所でやるのかが記載されておらず、平壌で開くのか、第三国で開くのかは不明(TBA)。そういえば9月2日に迫っている、ウズベキスタンとシリアの予選会場もまだ確定していないなぁ。韓国の組は中東まみれなユーラシア横断遠征だし、日本の組は開催が不安定だったりと、アジア予選は大変です。

ガッツリ食いついてきたガイドさんには、日本からの応援団の安全を確保する、過去の事は一先ず棚に上げ、スポーツで向かい合うという姿勢を遵守し、北朝鮮のサッカー協会がしっかりオーガナイズすれば、少なくない日本人サポーターが北朝鮮に訪れるであろう旨を伝え、そのアナウンスが早ければ早いほど日本からの応援団は増えるであろうと伝えました。

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ほとんど読めませんがw 11月15日とイルボンチームの記載があります

また、チョンテセ選手を始め、日本で活躍する北朝鮮のプレーヤーに日本人は敬意を払い、ワールドカップのブラジル戦での善戦の記憶も残っている旨を伝えてあります。

日朝情勢によっては、状況がコロコロ変わってしまうかと思いますが、まずは人的交流などから始めるのも大事ではないか?等々、いろいろ現地ガイドさんには伝えましたが、いずれにせよ、日本語ガイドさんの間では少しモチベーションは上がったし、彼らとサッカー協会なんかが、少しは話し、コミュニケーションするのではないか?という感覚を受けました。

なにしろ、1000人のサポーターが平壌入りし、報道陣が加われば、前年比1000%の観光客増ですからねw

日本側としては、これまで通りサッカー対戦国としての節義をキッチリ果たし、埼玉スタジアムで開かれる9月2日の第1戦を、日本選手も日本サポーターも北朝鮮チームをスタジアム内外で賓客として迎え、アジア王者の風格できっちり撃破する事が肝要。異論を差し挟まれるような勝利や、遺恨を残すような対応はいけません。まぁ、言わずもがなですが。。。

いずれにせよ、日韓戦の勢いのまま予選を戦い、11月15日を迎えたいものです、もし平壌での日朝戦が確定すれば、ビリビリするような空気の中での、空前絶後のアウェーな試合になるでしょう。

キッチリ運営されれば、こんなに強烈な真剣勝負、切磋琢磨は無いのではないでしょうか?選手や、真剣なサポーターの方々を差し置いて勝手な事ばかり書いてますが、是非是非平壌でやりたいですね!

あ、もう少ししたらアップデートする北朝鮮旅行記にも記載しますが、北朝鮮で言葉を交わした人、ガイドさん、駅や税関、入国管理官、板門店の将校、田舎の鉄道駅で笑顔を交わした人、手を振り合った人etc…は彼らなりの精一杯の笑顔や、言葉を送ってくれたことを書き添えておきます。

アウェー専用型ニワカサポーターとしては、北朝鮮戦@平壌。

行きたいところです。。。


平壌 / Pyongyang

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柳京ホテル。あんまり近寄らせてくれない。

平壌 / Pyongyang

北朝鮮観光の3泊4日は、初日と最終日が列車での移動となり、キッチリ観光できるのは2日間。1日は板門店とケソン/開城の観光、もう1日は平壌の観光になります。その4日間のために何やかんやで14万とか払っていると思うと気絶しそうになるけれど、まあ全部の国に行こうと思い立ってしまったのだから仕方がないか。。。。

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平壌観光は、まず朝イチに万景台の金日成の生家を訪ね、その後地下鉄見学、主体思想記念タワー、朝鮮労働党のシンボルモニュメント、凱旋門を訪問して昼食、午後は遅めに出発し、少年宮を訪問して今度は早めの晩ご飯、その後にアリラン祭りという日程。金日成の生家とアリラン祭りは抗日運動やらと切り離せない内容になっているものの、一日かけて回るには丁度良いサイズだと感じる。そういえば、金日成主席像への日程は何故か変更されていた。朝鮮労働党のモニュメントから遠望した感じだと、主席像の背後で工事が行われているからかな?

列車に乗っている期間を除いて、全てガイドが付き、ホテルから出て一人になれるような自由時間は無しだった。終始監視されているような旅行に感じるか感じないかは、個人的なものになるかと思うけれど、ガイド2人にドライバーと自分の4人旅は、観光地の説明もガイドさんが時間をおいて同じ説明をしてたり、正直なところ窮屈だった。

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北朝鮮の特殊な事情もあって、旅行者あたり300%のサポートが付いてしまうような個人で無理する系旅行より、吊り橋効果や、あらたな愛が芽生える可能性だってある団体旅行の方がいろいろ楽しいかもしれません。15人の団体でガイド2人ドライバー1人だったら、乗っかってくるのは20%のサポートになって気疲れも少ないだろうし。

そんな北朝鮮旅行だからか、ここ数年の日本人旅行客の訪朝は一年につき100人前後とのことで。同じ日程で訪朝し、別会社による手配での訪朝日本人旅行者が1人いたけれど、私がお願いした会社も彼がお願いした会社も、今年初めての訪朝者だったそうだ。日朝関係に解決していない問題が生じている事は確かだけれど、人間が行き来しなければ相互理解も対話も更に冷え込んで、不信の方が膨らむだけだし。その次の一手を打つ事だって出来ないだろうに。。。この有様。良い循環は起きないよな。

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利用したバン。主席像が霞んで見える。

簡単に行き来できず、行き来できたとしても大金がかかるのは、他ならぬ日朝関係と南北関係の冷え込み。国交が回復せず、不倶戴天の敵とか米国の子分扱いされれば、出かけて行くのは物好きだけになるよ。ったく。でも、そんなこんなで経済制裁して北朝鮮を絞り上げても、中国の激しい発達のおこぼれにあやかり、なんとかなりそうな印象も受ける。田舎はまだまだ発展からほど遠いところを歩んでゆくだろうけれど。。行き帰りの鉄道には中国のビジネスマンだって多かったし。

天災が数年続けばまた厳しい状況になるかもしれないけれど、このままだとなんとか北朝鮮の方が難局をのりこえちゃって、北朝鮮にもジャパンパッシングされちゃうのかよ。。。何て、中国の恐ろしいスピードで発展する様を見ていると思ったりもする。ガッチガチのガイド付きツアーに参加しただけで、何も見えないからこそ感じた事かもしれないけど。。

ツアーの内容が、植民地時代に塗炭の苦しみを味わされたぜ!なエピソードが散りばめられ、米国の手先呼ばわりを連発されるツアーに丹東出発で14万15万払う物好きの方がおかしいか。。。

観光地はたいしたものがないので、結局、日朝の対話の難しさが際立つというか、板門店の訪問や、平壌をつらつら来るまで回った事などより、一番印象に残るのが、いつまで経ってもこんななのかよ。。。な観光になってしまいました。

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理由があるのか、建設機械がないのか手作業で壊してる。

そんな旅行にトドメを刺したというか、印象を確定させたのは、タブーだと思っていた政治の話に,ガイドさんが意外にも突っ込んできたこと。そしてそれに、拙い知識で自分が受けて立ってしまったから。

そりゃ、どちらかというと左曲がりで、自虐史観気味な自分だって、何度も日本帝国主義がやった、現在の日本の政治はどうかしているなど、色々言われると。反発しちゃいますよ。自虐史観云々以前に、思慮がたらんので。。。

以下は、食事をしているときの会話。

観光から引き続く、日本がああだこうだに、うんざりぎみな僕から。。。

運「65年前に日本が行った植民地化は拭えないし、その後の塗炭の苦しみも理解している。国交が回復していないという状況もまったく建設的でないという意見にも賛成です。でも、それは理解できるけれど、戦後に生まれた僕らまでこうなじり続けられると、こちら側も”もういいや”という気分になってしまうんだよね。」

ガ「被害者と加害者の意識は違う。65年前のことと運び屋さんは考えているかもしれないけれど、私のおじいさんは、日本の警察に片耳をそがれ、指の爪をすべて剥がされた。そのおじいさんを私は知っているからもう終わりにという気持ちにはならない。」

運「(言いたくなる気持ちは分かるが、それを持ち出せたら議論が始まらないのでは?と感じて”しまい”つつ)それでは、反省の気持ちと保証を行うとして、国交を正常化する上で、日本側で一番問題になっているのは、拉致問題。夜中の海岸にいる人を殴って拉致し、故郷から何十年も引き離す事に関してはどう感じているのか?申し訳ないという意識はあるか?日本人は怒りを感じている。苦しみの大きさもあるだろうけど、お互い精算することはできないか?」

ガ「拉致問題は、朝鮮の政治体制とは異なる、悪い人間が起こした問題なのではないでしょうか?そもそも、拉致問題を長引かせている事こそ捏造なのではないでしょうか?」

運「。。。。。」

となってしまい、話している途中でなんか絶句してしまう。

それじゃあ何にも始まらない、我々の国が過去、短くない期間にわたって朝鮮に苦しい思いをさせたのは理解しているけれど、アメリカ人と話をするとき、原爆を落とされた事、日本中の都市を真っ平らにされた事をああだこうだ言わない云々。。。。と

グダグダ気味に話した気もするけれど。。もう内容は忘れた。。

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平壌駅から少し外れた場所。このあたりは二昔前の中国くらいなかんじだ。

ブログで政治云々は語りたくないですが、僕は、アメリカ追従な政治や外交を少しずつ見直すべきと考える輩です。その為、小泉首相の中途半端で実りのなかった(同然の)訪朝には疑問を感じたし、北朝鮮の核開発問題を棚に上げる(表現は難しいのですが。。。)ことが出来れば、日朝間で拉致問題の解決と国交回復が(言い方は悪いけれど交換するようにして)できるのではないかと夢想する人間の一人でした。

でも、拉致問題の話を始めると、ちぎって捨てるようにされて会話にならず、観光をふりかえると、抗日運動を梃子にするようなモニュメントやらの訪問なんかも少なくない。そういった話を聞かされ続ければ、忍耐のない僕はもういいや「ギブアップ」になってしまいます。

思想や考えからすると、多少方便をつかってでも、北朝鮮が取り込めそうなタイプな部類の日本人なはずなのに。。。

拉致された方やその家族の方々の事を考えると、呑気に北朝鮮を訪問している人間が何をぬかすか。といったところだと思うけれど、こんな国(人ではないです)との対話は少なくとも後回し!っていう感情になるよな。

周辺国全てと領土問題を抱え、その中に国交を結んでいない国があるというのはまあ、なんとも嘆かわしい話だと思う。政治家の怠慢、それを選んだ我々。外務官僚の無能さ、アメリカに自主外交を取り上げられた云々。

自分の阿呆さを棚に上げればいろいろ上げられるけれど、朝鮮風しゃぶしゃぶを食べながら、日朝問題やらがこじれたことを前の世代や今の政治になすりつけ、つまみ出した肉にこれまたコチュジャンをなすりつけ。。。

嗚呼、駄目な俺。

ドイツどこが違うのだろう。ぶつぶつ、しゃぶしゃぶ、ぶつぶつ。。。

人の交流は絶やしてはいけないとはいえ、やっぱり北朝鮮旅行はお薦めできないなぁ。ったく、戦争に負けた上、近くの国とまともな話もできない状態を子供の世代に放り投げしやがって。ぶつぶつ、しゃぶしゃぶ。。。

なんて。。。。。まあ、それを言ったら始まらない。しっかりしなきゃな。。

さて、町の様子だけれど、走って回った場所は二昔前の中国かそれ以前。北朝鮮には北朝鮮の尺度があるので、全否定するつもりはないけれど。やっぱりどんよりした印象。

車で少し走れば町並みが付き、すぐに緑豊かな田園風景になるのだけれど、未舗装道が多く、泥道や雨降りで小川状態の道なんかをとそこを歩く様や、人々の身なり、はち切れそうな布製のリュックなど。。。戦時中や戦後の日本をカラー映像で見たらこんな景色なのでは?なんていう気になる。アメリカと向かい合う、戦争するって事で生活がこんなになるのか?なーんていろんなことを重ね合わせる。

はい、長々ととりとめもなく書いてしまいましたが。。。

まずは、ワールドカップ予選の日朝戦をキッチリ成功させましょう!

完全停止不能状態を感じすぎてしまったため、ほんの少しでもいい風が吹く大きなチャンスであると。非常に大事なイベントだと感じています。

と、我田引水気味に平壌で感じた事をグダグダと書いてみました。あーあ、お馴染みの0歩進んで0歩下がる、360度回転しただけなアップデートだなぁ。

平壌周辺の観光地は、画像と簡単な説明でお許しを!


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労働党のシンボルモニュメント。鎌とトンカチとペン。士農工商の商をぬかした感じかな?奥には「百戦」「百勝」の文字がマンションの上に。

テンション下がる(抗日含有度)度 ★
☆☆☆


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凱旋門。申し訳ないが何も感じないなぁ。。

テンション下がる(抗日含有度)度 
☆☆☆

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プエブロ号

テンション下がる(抗日含有度)度 
☆☆☆

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少年宮。演目の内容を考えなければそこそこ楽しめる。欧米の旅行者は、北朝鮮の子供では
お馴染みのあの笑顔に時々引いている。。

テンション下がる(抗日含有度)度 
☆☆

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人民軍サーカス。平壌で一番楽しかったかも。

テンション下がる(抗日含有度)度 
☆☆

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チュチェ思想塔 頑張ってるってのは理解できるのだけど、あんまりシンパシーが湧かない。

テンション下がる(抗日含有度)度 
☆☆

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地下鉄。 綺麗な駅しかみせてくれないんでしょ?というのは穿った見方過ぎかな?改札口で喧嘩する北朝鮮人民、手を振ると笑ってくれる人がいたりするのは嬉しい。平壌は地味な美人が多い?

テンション下がる(抗日含有度)度 
☆☆


アリラン祭 面白いけど1回でいいかなぁ。

テンション下がる(抗日含有度)度 




万景台 金日成氏の生家

テンション下がる(抗日含有度)度 



開城・板門店 / Kaesong・Panmunjeom

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開城・板門店 / Kaesong・Panmunjeom

板門店の訪問は台風が近づいていて雨でした。

ガイドさんの説明は分断の悲劇や、停戦協定を結ぶときのアメリカの狼狽っぷりをアピールする感じだったけど、ほとんど心に響かない。

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停戦協定調印をした建物に、板門店に向かう前に立ち寄れば、

「大事な国連軍旗を置いて行くほど、アメリカ軍は慌てふためいていた」「劣勢な状況下での停戦協定なので、建物でなくアメリカ軍はテントのような施設で行おうとし、歴史を捏造していた」

などなど、元気に説明してくださる。

個人的にはどうでもよいし、板門店周辺で起きた事件も、所謂「北側の主張」でしかないので、どうしても真剣に耳を傾ける気にならないし、

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国連軍の名をかたっても内実はアメリカ軍であった事、そのアメリカは不倶戴天の敵であるという事、南(韓国ですね)に対してはそれほど感情的な言葉は出てこず、同胞であり、分断されてしまった事実が強調される事、統一が悲願である事、そして、ドイツは敗戦国で東西に分断されたのに日本はそうならず、我々が世界で唯一の民族分裂を肩代わりしているなんていうこと等々。。

恨み節のように説明されるので、どうもテンションが上がらない。

中国やベトナムがなし崩し的に国を開き、部分的には日本より自由気ままにやっている様なんかを真似て。。。っていうわけにはいかないんだろうなぁ。体制が硬直化しすぎて、徐々に国を開き、どこかのタイミングで雪崩を打つような統一!なんてことは難しいのかな?なんてことをガイドさんの説明を聞き流しながら考える。

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米朝の高官の動向が日本でもニュースになっているけれど、説明を受けていると、北朝鮮は、米軍基地を抱える日本や韓国と交渉したところで話が始まらないというスタンスのようにうつる。米国が北朝鮮と本当に交渉するのかなぁ?北東アジアが不安定な方が動きやすいと見るのは穿った見方かな?

ま、そんな気分で雨の中の板門店とそのエリアを見物しました。

板門店観光では一緒のバンになった、日本人の方は、中国人の奥さんと二人組。なんと新婚旅行とのことだった。言葉を交わすようになった奥さんに言わせると、平壌近郊はともかく、地方の北朝鮮の兵士は中国人民解放軍の志願兵*に比べ格段にだらしがないとの事。確かに湿気を帯びた暑さの中、ボタンをだらしなくした兵士を多少見かけた。

*中国人民は、兵役を非常に肯定的に捉えており、競争率も高いらしい「人間がシャンとなるし、何より退役後の仕事が安定してる!」

が、やはり板門店・軍事境界線エリアの兵士達の目つきは厳しいし、軍服から出た拳は喧嘩だこができ、ゴッツゴツ。

その拳を見て、ヘラヘラ傍観者気分だった観光が、脳内までかるくへっぴり腰になったとさ。というあたりで板門店観光は終了。残りは画像で。

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開城に関しては、小さな博物館と宮廷料理のレストラン前だけしか車を降りる事が出来なかったけれど、引き続き雨模様で、ただでさえどんよりした町並みが、もの悲しさを更に引き立てる。北朝鮮を旅行した人のブログを読むと、テンション低くなったり、ノイローゼ気味になったりする方もいるようだけど、気持ちが少し分かる。

ほんと。。オモシロ要素がないもんなぁ。。。

良い意味で、期待を裏切るようなことも、驚きも無いんだよなぁ。ゲンナリしてしまい、平壌までの車ではガッツリ睡眠。

あ、夜の平壌人民軍兵士サーカスは面白かった。。。以上!


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