バンギ / Bangui
バンギ / Bangui
ロンドンからのフライトは、乗り継ぎ乗り継ぎで結局12時間だか乗っている時間に待ち時間を加えると、結局15時間くらいかかった。
バンギは中央アフリカ共和国(以下RCA/Republique Centr Africaine)の首都だけど、RCAが国境を接している国は、時計回りにチャド、スーダン、南スーダン、コンゴ民主、コンゴ、カメルーン。
カメルーンを除くと、日本とは縁遠い国ばかりな上、RCAは、それらの国々に囲まれた内陸国。陸路でこの国に入るには制限がある国境が多いし、空路でのヨーロッパからの直行は、エールフランスの週一便のみ。乗り継ぎ便を加えても、アフリカの外から程よく乗り継げる便は、週3便くらいかな?というわけで、なかなか手強い。
ただ、航空券さえ準備できれば、RCAのビザを東京で簡単に取得できるため、スケジュールさえ合えば問題なしかもしれない。日本人はラッキーだと思う。中部アフリカを旅するに当たって、いくつかのルートを考えたけれど、短い期間で旅のルートを組みたてようとすると、RCAから入るのは悪くないとも感じる。
中央アフリカはこんなカタチしています。
直接ヨーロッパから飛ぶにせよ、アフリカの中で移動しするにあたって、気になるのは、到着する都市の町のサイズや到着予定時刻。
前回の西アフリカ旅の序盤、セネガルのダカールで、長距離移動の疲れに、300万都市の持つカオス、言葉が通じない上、日が沈んで町が停電、ガイドブック無し。というキッツイ状況に陥ったけれど、それは繰り返したくない。このバンギへのフライトは、昼過ぎのモノ。ロンプラの町の紹介にも人口は69万とある。
市場。
Google Mapで見るからに、空港から町への距離もたいしたことなく、交通渋滞もたいしてなさそう。Good Size!
あ、前置きが長くなった。
結論から言うと、バンギは、町の南を流れるオウバンギ川以外に見所もない町だった。けれど、尖った目つき鋭いアフリカ人もおらず、空港からのアクセスもタクシードライバーの吹っかけも程々で、楽チンだった。設備の割りにそこそこのお値段だったけど、必要十分なものが揃う安ホテルといい、アフリカ旅を再開するに当たって、ぴったりな町だった。
空港から町への道は、いきなりアフリカンな街道沿いの町な景色になり、しばらく走ると土埃の立つ郊外。道がゆったりとして幅が広くなったと思ったら、古ぼけたビルがこれまたゆったりした敷地にポコポコ立つような官庁街。半分壊れたようなスタジアム。そんな景色を眺めていると、いつの間にか通りが賑やかになり、共和国広場に到着する。
共和国広場周辺はバンギ一番の繁華街で、乗り合いタクシーの終点。周辺には市場があって、数ブロック進むとオウバンギ川。
背後の丘には見落としてしまいそうな「BANGUI」の看板。その丘を削るようにオウバンギ川が蛇行し、丘と川に挟まれた区画が中心部らしい。
写真の現像屋さん。
西アフリカ諸都市の過密さ、過激さからくる刺激は少ないかもしれないけれど、町の南を流れる川のように、喧噪もなく、人々のテンションもはゆったりしていて穏やかだった。それでいて笑顔には笑顔、挨拶やゼスチュアには挨拶やゼスチュアを返してくれた。
いい!やっぱりアフリカいいぜ!
計画立てたり、情報集めたりする出発前の段階では、ゲンナリして、ぐへぇって感じになるのだけれど、実際に足を踏み入れるとテンションが上がって楽しいんだよなぁ、アフリカは。
ガボン大使館は空振り!ヤウンデに行け!だって。。
残念ながら長居はできないバンギ。船の運航はあるらしいけど、予定は未定といった状況で時間が読めない。ビザ取りやらフライトスケジュールが読めない
明日から、ビザ取りやら評判の悪い国境越えやらが続き、いい思いばかりではないアフリカ旅になるかもしれない。
多分政治色の強い集会だと思う。。。
誘われ参加。アフリカン肩組みダンス。
燻製君達
牛すじの煮込み。硬くて大変だったけど中々美味しく頂く。右手はマニヨクかな?トウモロコシ粉を蒸かしたときのような酸味はなかった。アフリカでお馴染みの適当な場所の壁際屋台。1000XPF。
でも、ここでもらった笑顔の記憶や、気持ちのいい中央アフリカ共和国人の姿、彼らの向こうを流れていた川の景色は忘れないでおこう。気持ちよいアフリカのスタートを切れたことを忘れないようにしよう。(なんていってたら、本当に大変なコンゴ"今後"になるのでした。。。)
うしゃ!次はコンゴ!
- 2011.12.03 Saturday
- ┣ 中央アフリカ共和国 / Central African Republic
- 16:51
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- by 運び屋