フォークランド マルビナス諸島 10-14日目 / Falkland Malvinas Day 10-14
フォークランド マルビナス諸島 10-14日目 / Falkland Malvinas Day 10-14
島からサウスジョージア・サウスサンドイッチ諸島や英国南極領からの葉書を送ることができることを知り、合計で300通近い絵葉書を作成し、宛名書きすることに追われ、いつの間にか長い滞在の終盤戦になってしまった。
郵便局員と仲良くなってしまうほど、切手を買ったり送ったりしてなかなかおもしろかったけれど、島での滞在を総合評価すると、期待していた島での釣りが不発だったことに加えペンギンとの相性も悪く、おまけに宿の自炊設備が貧弱で、滞在に深みを与えることはできなかった。
好天が続き気分も上がり、「おっしゃ!」と勇んでレンタカーを急いで借りてペンギンの観察ポイントに出向くと、雹混じりの嵐になって中断を余儀なくされ、魚は釣れるのだけどサイズが今一歩。その上、川の流量がイマイチで釣り自体を楽しめない。。もうこれは、完全に落ち込んで鬱にでもなってやろう。。。なんてと思うと、最後の最後で、ボチボチなのが釣れる。。。釣り上げた魚をせっかくだからキャッチアンドイートしたいが、自炊設備は自分が持ち込んだ炊飯器のみ。
うーん、後半戦は特にアップダウンが激しい終盤戦だった。いるかの息継ぎみたいに、水面下の時間の方が多かったかな。。うーん、ということでさすがにフォークランドな日々の後半戦は、色んな意味で倦んでしまい、さっさと次の島に。。という気持ちだったのが正直な所。
赤いのは打ち上げられた南氷洋名物オキアミ!蝦臭い!
13泊14日のフォークランド/マルビナス滞在は、予想通り時間を持てあまし、充実した滞在とは口が裂けても言えない内容で、終盤にさしかかった自分の国馬鹿系旅を振り返ることすらできなかった。ペンギンを絶対見たい!どうしても入国したい!なーんていう思いが強い方以外に、あんまりオススメできないなぁ。ったく、国巡りの最後の最後でテンション下がっちゃってどうするんだよ。。。ぶつぶつぶつ。。。
さて、見ての通りブログを始めて以来、移動移動移動移動な生活が続き、旅をしている時は、1つの都市や村や観光地での滞在が、たいてい3日程度。日本に戻っても実家と成田と中野基地を三角飛びするような状況です。
そういうこともあって、同じベッドや布団でで続けて寝起きするということが本当に少ない6年間(と2か月)だったのですが、今回のフォークランドではB&Bを移動することも、島の外れのロッジにお試し宿泊することもなく、来る日も来る日も同じ宿の同じ部屋の同じベッドで寝起きし、気がつくとそれが13泊も続いた。
ららら、このスタンレーの外れのプレハブ系労働者宿、Lookout Lodgeでの13泊は、ブログを始めて以来、同じベッドでの寝起きの最長記録になっちゃったよ。
記憶が正しければ、今までで、一番長かった宿とベッドは2010年のウシュアイア、上野山荘での11泊。人心地ついて?長居するのが、地球の真裏、最果てのウシュアイアとスタンリーというのは、
死ぬほど働いて半ば病んでしまい、結局は乗り越えずに旅に身を任せるように逃げ、逃げに逃げたなれの果てみたい。悲しいけれど笑ってしまうような1位と2位だなぁ。
宿に角川ホラー文庫を。他にも投下したけど、アップするのが恥ずかしいので、来た人は読んでみてw
ま、そんな「どうかしてる生活」も、間もなく終わる。
そういう意味では、旅の後半戦に色を添えるような滞在になったかも?うんにゃ、見ての通りなってねえーYO!
これにて246カ国目(繰り返しになりますが、カウントの仕方は人によりまちまちです。)のフォークランド/マルビナスの滞在は終了。
1時間ちょいで10ポンド/1250円也!結局ネットや電話代で1.5万円。。。ぶつぶつ。。。
24日の英軍チャーター機での「セントヘレナ・アセンションおよびトリスタン・ダ・クーニャ」の属島、アセンション島に降りたつことによって、残る国と地域は「リビア」のみとなります。それにて一先ず終了。
今は、次に何をしようか!というワクワクする気持ちの方が正直強い。
最後の3日間は、イカ釣り漁船も、客船も入らなかったが、「ジェームスクック」という名前の極地船が入り江に投錨しており、英国の南極観測隊員が束の間の休息をとっていた。
さて、パッキングもほぼ終わった。出発は早い。寝坊しないようにしないと。
- 2012.02.24 Friday
- ┣ フォークランド・マルビナス諸島 / Falkland Islands, Islas Malvinas
- 09:20
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- by 運び屋