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アセンションからの手紙 / Letters from Ascension

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アセンションからの手紙 / Letters from Ascension

アセンションに向かう直前まで気かつかなかったのだけれど、切手発行が大好きな大英帝国は、行政上はイギリスの海外領土セントヘレナ・アセンションおよびトリスタン・ダ・クーニャに属する一区域であるにも関わらず、切手発行は3つの島それぞれに任せているようで、アセンション島発行の切手を出しているようです。

不覚にもそのことを知らなかったことと、土日にかかって郵便局が閉まっていたため、宿のレセプションに預けてこの島から送ることができた絵葉書は数えるほど。

どんな切手をホテルのお姉さんは貼って投函してくれたんだろう。。

セントヘレナからの手紙 / Letters from St. Helena

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セントヘレナからの手紙 / Letters from St. Helena

フォークランドと同じパターンで、フィラテリック経由でトリスタンダクーニャ島や、アセンション島からも葉書が送れるかなぁ?と思ったけどそんなに甘くない。トリスタンダクーニャ島、アセンション島の切手は手に入るのだけれど、経由投函は承っておらず、セントヘレナからはセントヘレナの絵葉書しか送ることができなかった。

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葉書を投函したのは29日午前10時。船が出発する前日午後イチ!がリミット。

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若干雑ながら、船の中で描き上げた絵葉書に切手を貼り付け、東京に向け送る。本当は船の中で出した方が、そのままケープタウン経由で早く届くんだけど。

セントヘレナ / St. Helena

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セントヘレナ / St. Helena

宿に立ち寄ることもなく、身一つでコリンズオジサンの車に乗り込み観光を始めたのは、午後の5時過ぎ。午後7時過ぎには日没な上、島の高所は深い霧、というか雲の中に入ってしまい、正直、ナポレオンの屋敷を出る頃には、さっさと町に帰ろうぜ!バディ!…...で、こちらはまったく問題ない状態だった。

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来た道をそのままとって返すと思いきや、仕事熱心なコリンズさんは、途中で来た道を折れ、「彗星の観測をしたハレーさんはこの山の上で」とか、「この先にも小さな集落があって」なんて言って、揺ったり車を走らせながら案内をつづけてくれる。

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暗く細い道を縫いながら、「お墓に行ければ十分」だった島の観光は、総督の館、断崖の上の集落と要塞、要塞に続く699段の猛烈な階段なんかも加わり、ことのほか充実したモノに。最後に自分の所で観光バスにも使っている、1930年製のシェビーまで見せてくれ、不在で入る事のできなかった宿のオーナーに直接連絡を取ってくれ、最後までキッチリ面倒を見てくれた。

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行き違いを殊更にわびるオーナーがこれまた親切で、島で食事が取れる場所を一つ一つ案内してくれ、翌日も出航の時間を気遣っていろいろ教えてくれた。

なんて思いながら、いい気持ちで晩ご飯。

中華レストランを語ってはいるけれど、首を捻ってしまうような、なんちゃってなお店だったけれど、アジア人のお客がよっぽど珍しいのか、フィリピン人の女主人がブッフェの料理を一から説明してくれたり、これまたフィリピン人シェフのお兄さんが、直々に巻き寿司を出してくれたりとこれまたハートフルな時間。

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料理の内容は、お世辞でも「うまい!」なんて言えるモノではなかったし、レストランのメインホールで食事をしているセントヘレナ人のグループのカラオケもピントがずれていた。

でも、まあ長い旅人生で、もっともかけ離れた場所で頂く晩ご飯が、こういう微妙で、支離滅裂で、ずっこけているのこそ、自分に似つかわしいなぁとも思うそんな夜。

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文字通りストップオーバーな滞在だった上、宿の久しぶりの常時接続のインターネットで、かなり夜更かししてしまい、翌日は朝寝坊。

結局、食事を終え郵便局との往復しているうちに集合時間。

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まともな会話をしたセントヘレナ人は、運転手のコリンズおじさんと、宿のオーナーのコリンズおじさん(島の二人のコリンズさんらしい)だけだった。でも二人の気遣い、満足のいく島観光のアレンジといい、陽気で真面目なセントヘレナは好印象に始まって好印象の内に終わった。滞在が短かったのが心残りだ。 

アフリカと南の島が持つ陽気さと、英国のキッチリした良い部分が駆け合わさったグッドクレオール(真逆なクレオールがカリブの一部にあるような気がする)な島!とセントヘレナを位置づけたい。できれば空港ができる2014or15年になる前に再訪したいなぁ。

ということで、短いセントヘレナ旅は終了。 この先は長い帰り道。

ナポレオンのお墓 / Napoleon's Tomb

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ナポレオンのお墓 / Napoleon's Tomb

子供の頃読んだ何冊かの偉人伝シリーズの中に、「ナポレオン」もあったかと思う。高校では世界史を選考しなかったことが決定的だったけれど、偉人伝を読んでからの約四半世紀の間、セントヘレナに向かうことを決めるまで自分の目の前にも、背後にもナポレオンが現れたことはなかった。

出発前に慌てて読んだナポレオン伝のひとつは、フランス革命と、その後のヨーロッパという歴史的文脈の中で、ナポレオンと同時に彼の周囲の人物を描くような視座に立っており、どちらかというと手に汗を握るような臨場感やシーンは、ワーテルローの戦いを除いてはなかった。ま、それはそれで面白く。だからこそ、一気に読み上げたのだけれど、

ということで、なんとなく、時間があった割りにナポレオンナポレオンせず(ってどんなこっちゃ!)に、セントヘレナに着いてしまい、船が遅れたこともあって、島や港に降りたった感慨も無く、ナポレオンのお墓の近くに、これまたなんとなく車で運ばれてしまった。

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島の道から少し離れてしまっているようで、その道から外れて下りて行く小径の先には小さなゲート。到着前に「大丈夫よ!」のメールを貰ったとおり、とっくに5時を過ぎ日が傾き始めているのに、ゲートが開かれている。

年配のドライバー、コリンズさんは、「雨で濡れているから気をつけて」と言って車に残る様子。小径を独りでトボトボと歩きながら、頭に浮かぶナポレオンを浮かべる。

やっぱり思い浮かぶのは、往年の名マジシャンコンビ?ナポレオンズ。マジックが得意のあの2人組。

パリかフランスのどこかで、いつものように冗談かましつつマジックを披露していると、「面白そうだねぇ」なんて言って、周囲の人や警官なんかが近づいてくるモノの、「ナポレオンズ」と自己紹介した所で、警察の態度が豹変。「ナポレオンを愚弄するのか!」と言って、しょっ引かれ、ぎっちり油を絞られる。。。というドッキリがあったなぁ。

なんでそんなこと思い出したんだろう。と思っているうちに、緑の谷の奥まった場所にナポレオンのお墓。

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この島で死ぬことになったらここに葬ってくれと、ナポレオンが生前に定めたお墓は、緑おりなし、花咲くような場所。暖かい雰囲気の中に、ちょっと空気がピーンと張り詰めるような場所だった。

日本で山城巡りや山歩きをしていると、覆い被さる木々が途切れ、ぽかっと日が差し込むような場所があるけれど、そんな陽が当たる場所と、少し奥まった清水が漏れ出し、その脇にぽつんと小さな祠が祀られているような、なんだか近寄りがたいような場所、その2つを掛け合わせたような所だった。

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ナポレオンを近しく感じるようなコレまでの人生でなかったこともあり、申し訳ないけれど、ここまで来たなぁというちょっとした感慨しか浮かばなかったのが正直なところ。

不敬罪で断頭台送りになるかもしれないけれど、ヨーロッパ旅行中に散々苦労して探し、ここまで一緒に長旅をしてきた「いいちこ」と記念撮影をしたりする。

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その後は、ナポレオンが事実上の幽閉を強いられていた島の屋敷に向かう。高温多湿な気候がナポレオンの死期を早めたなんて言うけど、セントヘレナの高所は、湿った大西洋の空気がぶつかって、雲となり雨を降らすことが多いらしく、自分が訪れた時も屋敷ごと霧に包まれてしまうのでは?という有様だった。

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遅くまで屋敷を開いて待っていてくださった、ガイドの方にエピソードを添えて、一部屋ごとに案内していただく。日本に帰ったらセントヘレナのナポレオンにフォーカスを当てた本でも読んでみようかな。と思った。


アセンション島でオカッパリ / Shore Fishing @ Ascension Island



アセンション島でオカッパリ / Shore Fishing @ Ascension Island

アセンション基地空港からホテルに向かう途中、気を遣ってくれた運転手さんが夜の米軍基地や、主都ジョージタウンをザックリ案内してくれ、船着き場にも立ち寄った。船着き場にある捌き台には、大きな魚。解体が進んでしまって魚種は特定できなかったし、どうせ船釣りでしょっていう気持ちもあるが、島にいる魚が大きいのはいいことだ。

その魚も大きかったけど、ライトに照らされた船着き場脇の海を見下ろすと、光に反応するのか、60センチオーバーのヒラアジ系が、数匹でグルグルと円を描いている。

にょ!この島期待できそう!

ということで、宿のチェックインもそぞろに、釣りの支度をして就寝。



アセンション島は、セントヘレナ・アセンションおよびトリスタン・ダ・クーニャを構成する島の1つで、これにてリビアを除く全ての国を訪問したっていう喜びやら感慨にふける暇は。。。。ない。釣り釣り。。

結果から言うと、今回の釣りは、オカッパリ人生で最高の釣果だった。

けれど、どうにもならないでかいのガッポーン!とやられ、早々にポッパーが全滅。その後も一度の根掛かりを含め、立て続けにルアーを奪われ、夕マヅメ時にはポッパーに続いて、中型ミノーも全滅するような消耗戦だった。

船の出発ギリギリまで竿を振ろうと思うので、一日目の釣果と画像をまずはアップデート!船の中で暇になりそう(ケープタウン着は3月5日)なので、詳細と後半戦の釣果の画像などは、改めて途中寄港するセントヘレナか南アフリカのケープタウンからアップデートいたします!

文章は追加せず、画像を追加!

オカッパリ馬鹿は、是非アセンションへ!


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ヒラアジ類のカッポレ

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ヒレナガカンパチ

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アセンション島 / Ascension Island

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アセンション島 / Ascension Island

2泊3日の滞在だったけれど、1日目は暗くなってからのフォークランドからの到着だった上、3日目の最終日も午後早めの集合。中日2日目は、ひたすら釣りをしてしまい、レンタカーを走らせ、観光したのは合計で1時間くらい。週末にかからなければ、米軍基地や、そこのショップ、島の郵便局なんかで切手を買ったりできたのだけど、土日にがっつり重なってしまい、釣りがなかったら危なかった。同じ宿の旅行者は死ぬほど暇そうだったなぁ。。

釣りと要塞は別途アップデート!

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本島の所有者、ケーブル&ワイヤレスの施設への入り口

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おケーブル。

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お!パラボラアンテナ ワイヤレス!

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宿。黒曜石ホテル。

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アセンション島へ行こう! / Let's Go to Ascension Island



アセンション島へ行こう! / Let's Go to Ascension Island

米英の空軍基地やらレーダーアンテナ、ケーブル&ワイヤレスの施設なんかがあるだけで、釣り人と国馬鹿以外にはあんまりオススメできない、大西洋の離れ小島への入国方法やら。

///入国許可の取得方法・プロセス///

アセンション島は、ホテルの予約と往復の航空券/乗船チケットを持っているだけでは入国できません。が、心配するに及ばす!申請自体にはお金がかからない(到着時に支払い)上、簡単です。ただし、取得まで一週間から10日間かかるので、思い立ったらなるべく早く計画を立て、船や飛行機の手配をしながらさっさと申請してしまいましょう。

☆ 申請方法

1,アセンション島政府のホームページにて申請書類をダウンロード。
2,必要事項を記載し、Fax or e-mailにて返信。 
  → 画像ソフトでpdfに上書きする方法で必要事項を記載
    自筆のサインはパスポート画像から切り取って。
3,30ポンドの申請費用を到着時に支払い
4,入国許可@空港or港

///宿泊施設・レンタカー///

☆ Obsidian Hotel
      島唯一のホテル?
  1泊/35〜65ポンド。部屋のグレードによる。
  朝食付き。Internet Wifiは1日/10ポンド
  レンタカー 1日/25ポンド

///アクセス///

☆空路☆

RAFブライズノートン空軍基地、及び、RAFマウントプリーザント空軍基地より、週2便。2014〜2015年中にセントヘレナに空港ができると、便が増えるかもしれません。

フォークランドの航空会社、RAFのホームページ経由で購入可能。

※ 2012年2月の参考価格

ブライズノートン → フォークランド 1111ポンド
ブライズノートン → アセンション  546ポンド
フォークランド → アセンション   565ポンド

☆海路☆

英国のポーツマス港より、RMS(Royal Mail Ship)St. Helanaが年1便。
セントヘレナから年13-15便。RMS(Royal Mail Ship)St. Helanaは、空港建設に伴い減便もしくは退役が予想されます。

船室により運賃は様々。

安いCデッキの利用で、

アセンション → セントヘレナ 341ポンド
セントヘレナ → ケープタウン 422ポンド

RMS St. Helenaのホームページより。Andrew Weir Shipping Ltd ( AWSL )という船会社への予約に。ホームページの入力フォームからの問い合わせへのレスポンスは良くないので、直接電話した方が早いです。

☆観光☆

1,釣り
2,島巡り?
3,カメの観察

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