サンタクルーズ ラ ラグーナ / Santa Cruz la Laguna
辿り着くにはちょっと骨が折れるけれど、なかなか行けないような場所には、普通に生活していては滅多に出会えないような人間に出会える。。。と思う。
ニンゲンをやっていると、金銭や時間、同調圧力などなど、いろんな制約と向かい合わなければならない。でも、少しでも海外志向があるなら、もう一歩先にジャンプ!するのを心からお勧めしたい。
ジャンプした先には、同じくジャンプしてその場所に辿り着いたニンゲンがいる。金銭や時間、同調圧力などの制約を乗り越えた先で出会った旅人は、一緒にいるだけで同じ志をもった旅人、同志になれると思う。ま、あんまり辺境を旅しすぎると、ひとりぼっちになって、その同志にすら会えなくなるのだけれど。。。
ヒコーキ中心の生活から、旅中心の生活にぐっと舵を切って、食わず嫌いなまま近寄りもしなかった南米に2010年にようやく侵入し、その旅の最後に辿り着
いたウシュワイア。連日連夜盛り上がった上野山荘で出会った友人夫妻に、この湖のほとりで久しぶりにお会いする事ができた。
出発寸前まで長野や岐阜を歩いていたので、
「ほんとに来るのかね?」
な
んて思われたようだけど、無事、ニューヨークとマイアミを経由してグアテマラに到着。チキンバスの乗り継ぎもなんとかこなし、パナハッチェルの船着き場で
再会し、お二人が暮らすサンタクルーズ ラ ラグーナ / Santa Cruz la
Lagunaに向かうと、奥さんがベンベニードフラッグでお出迎えしてくれた。
ぐっすん、やっぱり旅馬鹿やっててよかったなぁ。
辺境で出会った仲間や友人というのは、辺境を選んだが故に、分かりやすい場所に落ち着い
たり、数年後に都内を歩いていたらお互いスーツ姿でバッタリ。。会うなんてことがなく、上野山荘で出会った仲間の現住所や今後の定住先を並べる
と。。。。。。屋久島、能登、金沢、グアテマラ、オーストラリア、ブラジル、ベネズエラ、ハンガリー、ネパール、和歌山、千葉といった調子。
釣ったブラックバスを
三枚におろしてフリッター! BASS FRITOそういった仲間と久方ぶりにあって、その間の、破裂するくらい楽しみ、時にもがき苦しんで悩んできた話をするのだから、やっぱり楽しい。その上、奥さんがカレーや中南米料理の研究中ということもあって、気合いと心のこもった食事。もう、お酒は旨いし、食後のコーヒーを頂きながらのハンモックの心地よさは、筆舌に尽くし難い。。。
鶏がホロッホロのモーレ。この味何かに似てる。。と思ったら、西アフリカのマッフェだ!二日目の夕方からは、お二人の引力に引寄せられた、メキシコからやってきたトルティージャ王子が加わり、文字通り時間が経つのを忘れてしまうサンタクルーズ ラ ラグーナ / Santa Cruz la Lagunaの日々だった。
お金をかけたり、努力を重ねたりした事で得たものだって当然あるけれど、好きな事やら好奇心を追求しているうちに、いろんなニンゲンに出会えて、素敵な友人のいる湖のほとりに辿り着いた。
仕事を辞めろ!何もかも捨てろ!
と言うつもりはないし、旅や海外志向に限ったことでもないのだけれど、
好きな事を追い求めるのはいい。好きな事があるなら、もうひとジャンプしてみるのも悪くない。好きな事なら、ずっこけても全てプラスだ。。。と思う。
辿り着いた先で何も見えなかったり、最終地点でご褒美や賞金を手にする事ができないかもしれないけれど、何かやろう!と思ってしばらくすると同志や仲間、同類が現れ、そんな人たちと、刺激し合って、ジャンプしているうちに、生きててよかったなぁって思える、面白い事が必ず起こる。。
。。。。そんな、俺による、俺の為の俺なりの方程式、即ち自己満足方程式を頭の中の黒板にタタタン、と書きながらの食後のハンモック。ぶらーんぶらーん。
おっと、ひたすら感動しただけで、どんな場所なのか書くのを忘れてしまったわい。