酢だこさん太郎 蒲焼さん太郎
酢だこさん太郎 蒲焼さん太郎
木曽に出かけた帰り道、助手席で手持ち無沙汰になった妻が、「これかわいい。」と言いながら、何かを食べ始めようとするが、「臭い」と言って手を止めた。手にしているのは、さっきセブンイレブンで買った酢だこさん太郎。うまいから食べてみなよと促され、食べてはみたものの。
「酢臭い、元気が出そうな臭い」
とのこと。褒めてるのか褒めてないのかわからない発言だが、どうやらまた食べたいとは思わないような匂いなようで、2枚目は却下とのこと。「臭いは美味い」を共有できる食文化圏の仲間じゃないか妻よ!
と思うのだが、
「中国の酢臭いっていう言葉は、1日動いた男の臭いみたいな意味があるんだよ」
と言われる。どうやらあの匂いを感じ取ってしまうらしい。ダメな臭さか。
「うん、わかる。俺も夏なんか、完全酢蛸酸多漏状態だもんなぁ。」
と俺。大丈夫、俺は自覚してる。
翻って、蒲焼さん太郎は
「これ、ご飯にのっけても大丈夫なんじゃない?韓国海苔的に食べてもいいんじゃない?」
「貧乏な学生とかは、これでご飯食べるんじゃない?うちもやってみる?」
なんていう。
「うちもやってみる?」
という、付け足したセンテンスが気になったが、この歳になって初めて、二つの駄菓子を食した感想に触れられ、なぜか元気が出た。
オープン間際な家に戻り、買い物袋を開けてみると、蒲焼さん太郎は売り切れ。インスタ映えする写真を撮ってみた。はえねーよ
- 2017.09.23 Saturday
- 台湾 Taiwan / 日本 Nippon
- 22:26
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- by 運び屋