【国境、そうだ 国境に行こう】・〜の雑談 vol.006 国境
旅の巨人、kmさんと旅話です。
打ち合わせも何もないのに、ちょっとしたメモ書きだけのkmさんがグイグイ旅話をリードしてくださり、無限の取れ高です。信じてください。旅の醍醐味の一つって、国境とか何かを飛び越えるところにありませんか?
- 2021.02.05 Friday
- 旅 / Travel & etc..
- 16:48
- comments(0)
- -
- -
- by 運び屋
旅の巨人、kmさんと旅話です。
打ち合わせも何もないのに、ちょっとしたメモ書きだけのkmさんがグイグイ旅話をリードしてくださり、無限の取れ高です。信じてください。旅の醍醐味の一つって、国境とか何かを飛び越えるところにありませんか?
BURIMARI - CHANGRABHANDA - SILIGURI
パソコンはおろか、電気が通っているか通っていないかのインド側、
チャングラバンダの入国ポイント。海の家で入国審査するみたいで
誠に素晴らしい。呑気な審査官は、運び屋パスポートの増刷部分に
気がつかず、シールでテロンテロンの箇所にエントリーのスタンプを
ペコンと押してしまう。。。手垢にまみれたシール部分にインクが
しみこむはずもなく、シールに跳ね返されたインクが早速滲み始める。
入国記録をチェックするる別の係官が「プラスチック、プラスチック」と
滲んだスタンプを指摘し、スタンプがVOIDされ、新しい入国スタンプが
押される。失敗成功は別にして、入国スタンプはインドらしく、これまた
初めて見るデザイン。インドの出入国のお楽しみは、出入国ポイント
によっていちいち異なるスタンプだったりする(私の場合)。
これまた掘っ立て小屋な税関で検査も無しにOKを頂き、国境ポイントに
付随する両替所でバングラデシュタカを、インドルピーに換え、国境での
諸作業は総て終了。国境脇には小さなマーケットのようなものがあり、
眠たそうなリキシャワーラーがその裏の空き地で寝っ転がっています。
シリグリやジャルパイグリの町に向かうには、まずその
リキシャ(10Rps/3分)でチャングラバンダ(国境の町)のバススタンドに。
チャングラバンダの食堂。ベンガル地方は、HOTELといっても
ただのレストラン!という所が多く、よくだまされる。
そこからマイナグリ(MAYNAGURI)という国道が交差する集落まで、
小型のバスで向かい(30分/10Rs.)バスを降りた交差点で
シリグリ(2.5Hrs.40Rp./2.5時間)やジャルパイグリ(45Min./20Rps.)などの
町に向かうバスを待ちます。
チャングラバンダの交差点で、怪しい道路標識を見かけたので、
国境付近に戻るには比較的楽そうな、ジャルパイグリに泊まろうと思いましたが、
現れたバスはシリグリ直行でジャルパイグリの町中には向かわない模様。
今日は早起きして日食、そおあと炎天下のリキシャ旅。。
ということで
これ以上バスを乗り換えたりする気がわき起こる感じもしないので、
そのまま揺られ、バスがエンジンを止めた所から一番近くのホテルに
チェックイン。沈み込むようにあっという間に寝てしまいました。
嗚呼、長い一日だったなぁ。
駅舎の外れの手荷物預かり所で必要のない荷物を預け、
夜行の切符をあらかじめ手配して、市内へ。
駅はなだらかな丘の麓に位置しており、駅から東南の方向にのびる
大通りを上ってゆくと。。。NATO軍に空爆された建物。
セルビアの肩を持つつもりは微塵もないけど、どうもクロアチア
なんかと比べると、必要以上にやられちゃっている印象がある。
BBCなんかのドキュメントを見ても、セルビアは「悪」の
レッテルを完全に貼られていて、それ以来、BBCを見るときは
あんまり気分や気持ちが偏らないよう、注意して見るようになった
んだよなぁ。。
おっと、話がそれました。なだらかな丘陵につくられ
ベオグラードを進んでいきましょう。。。
目抜き通りの垢抜けなさや、歴史的な建造物の濃密さや、
パリ、ロンドン、ウィーンのような、観光地としての
明るさは残念ながら感じることはできませんが、
町を歩いた印象は、社会主義の重々しい町よりも、むしろスペインや
イタリアの都市を連想しました。他の社会インフラ同様、
長い間本格的なメンテナンスがされていない分、スペインやイタリアの数倍、
くたびれ、ほこりをかぶったような印象はありますが。
この国や周辺諸国の歴史や政治、文化に思い入れがないと
いまいちな町並みに感じられるのではないでしょうか?
目抜き通りを歩いている限りでは、さすが首都なだけあり、
ヨーロッパの大都市でみかけるアパレルの店舗はあるようです。
が、歩いている人は垢抜けてないな。
人のことを言える身なりではないですが、やっぱり東ヨーロッパ。
モンテネグロが独立し、内陸国に成り下がったり、
長年の仲間はずれでさすがに元気が無くなっちゃったのかな。
カフェのコーヒーや、立ち食いをしただけで
すべてをつかんだわけではありませんが、物価は日本の7-8割。
西欧と比較すると6-7割くらいの印象。
クオリティーは西欧諸国と比べるとがくんと落ちる分、
物価が安い!という印象は受けない。これで、この値段?という感じ。
物価とくたびれた感じと、町のカラーに薄いこともあり、まあ
長居は無用。じっくり味わえばセルビア人のいろいろな側面を
みれるのだろうけど。。。時間もない。。。
半日観光して夜行でポドゴリツァに向かいます。