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URCINJ - SHUKODAR



URCINJ -  SHUKODAR



さて、アルバニアに向かいます。


夏や冬でスケジュールは変わるかもしれませんが、URCINJの

時刻表を見る限り、アルバニアの北の町、SHKODARまでのバスは

一日2本。朝の6時と、お昼過ぎの12時半に出るようです。




運賃は、6EUR。バスターミナルの取り分が1EURなので、切符の券面は

5EURと書いてあります。モンテネグロでメインの移動手段のバスですが、

だいたい所要1時間あたり、3EURくらいの運賃が目安になります。




さて、URCINJの街外れのターミナルを出たバスは、うねうねとした

田舎道をゆっくりと進んでいきます。季節柄ジメジメドロドロの

田園地帯を進むこともあって、どうもスカッとしません。




その上、どうも道の左右が汚い。


ちょっとした物陰は、必ずといっていいほど、ゴミ捨て場になっている。

ウラジミールという小さな集落を通過したりしましたが、

その集落の周辺もため息が出るほど、汚い。。はぁ。。。


集落ごとにモスクが建っている様子で、おそらくこのあたりは

ムスリム人口の多いエリアなんだろうけど、なんだかなぁ。。

海岸沿いのモンテネグロも、清潔からはほど遠いけど、うーん。


公共インフラまで手が回らない財政事情とかもあるだろうけど、

どうも、このどこでもゴミを捨ててしまうのは、ムスリム社会の

ウィークポイントのような気がしてならない。それともバルカンで

一番ワリを食ってしまっているエリアなのだろうか。。。


そんなことを考えているうちにバスがスピードを落とし、前方に

チェックポイントらしき建物が見えてきます。小さな小川(ゴミだらけ)が

アルバニア側のポイントの間に流れているような気がしますが、

長閑な国境です。モンテネグロ側の国境はログハウス風だったし。




モンテネグロでは、出国スタンプすら押されず、アルバニアは

微妙なページに斜めなスタンプを押され、約10分くらいで両国の

チェックポイントを通過。旧ユーゴ時代は断交したこともあった

両国の国境越えは何の問題もなく終了。




さて、アルバニア。


石炭自動車が走っているとか、旅行者に散々馬鹿にされていますが、

バスから見える光景は、貧しい東欧の国。丁度15年前のハンガリーや

ポーランドの郊外はこんな感じ。


鎖国したり、それを解いて、自由経済に移行するなり「ネズミ講」で

国民の3分の1が財産を失ったりと、歴史をたどっているだけでヘトヘトに

なってしまうアルバニア。新ミレニアムを迎え、かなりの年月がたっていますが、

まだまだ厳しい状況だな。。。というのが伝わってきます。


畑を見渡すと、冬小麦が作付けされた緑の畑や、羊や鶏、牛なんかの家畜も

いるのですが、農地に対して家が多く、その家々から豊かさが伝わってきません。

そして天気も悪い。。。。


農家の中には二階を居住スペース、一階を家畜小屋にしている家もあれば、

崩れかけた納屋の裏から泥まみれの農夫が出てきたりします。朽ち果てた

家も何軒かあったけど、あれは離農した家だろうか。。。。


農家あたりの作付面積が小さかったり、社会全体の立ち後れを

百姓が一手に引き受けているようで、百姓の血が流れている自分としては

なんとも悲しい。


いつしかジメジメとした田畑が湿地帯となり、増水した川になります。

向こうの山には中世のお城。川沿いの岩山にそそり立つ城を見上げていると、

バス一台が通れるだけの、橋がありそれを渡ると、社会主義時代の匂いがする

町並みが始まります。どうやらSHUKODARのようです。




田園風景を見比べる限りではそれほど感じなかったモンテネグロとの

格差を、町の入り口のスラムとゴミだらけの道ばたを眺めて感じる。。。

アルバニアの旅は、少し気合いを入れた方が良さそうだ。



ULCINJ



早めにアルバニアに入っておかないと、何かあったとき辛そうなので、

モンテネグロはコトルを観光するだけにしておき、国境のURCINJに向かいます。




コトルから、国境の町URCINJまでは直通バスがないようなので、

バスのチケット売り場のおじさんに言われるがままBAR(という町)までの

14時50分発の切符を購入(5.5EUR/所要2.5時間)。


BARと、クロアチア国境のHERCEG NOVIや隣町のTIVATを結ぶ、

アドリア海沿岸路線バスが一時間に一本くらいはあるようです。


BUDVAなど、なんとなく聞いたことのあるようなリゾートの町を

通過しながらBARに5時半くらいに到着。途中、作りかけの

リゾートマンションや観光にぶら下がるアパートのような建物を

たくさん見かけたけれど、来年の夏は金融危機後、初めて迎える

かき入れ時。クロアチアのリゾートなどと同じように、勝負の年に

なりそうです。。。









で、前置きが長くなりましたが、BARで長い乗り換え時間を

本を読んで過ごし、19時10分のURCINJ行きのバスに乗り込みます。




URCINJのバス停は、海沿いリゾートの匂いはあまりしません。




荷物を抱え繁華な通りを目指し、「SOBA」という部屋を意味する

看板を見つけたので、迷わずドアをノックすると、15EURの部屋が

あるようなので、そちらで荷解きし、ようやく宿にありつきます。


少し休んで通りに出ると、あきれるくらいに、カフェ、カフェ、カフェ。

たばこをくゆらす男たちで満ちています。通りをもっと進めば、

モスクの尖塔がにょきっとしてる。うーん、この町に入ったとたん、

トルコ度が非常に高くなったぞ。







ケバブの付け合わせには、グリークサラタ。バルカン半島本場の味。。。

ではないけど、この半島の食文化に色濃い影響を与える、

二つの文化圏を混ぜた晩ご飯でした。




相変わらずの地中海性気候で、夜が明けても雨。少しあるけば海岸沿いの

お城もあるようですが、アルバニアのシュコダル(シュコルダ)の

発車時間までは、のんびりすることにします。



ここに宿泊










朝は、挽肉入りのパイ風パンにヨーグルト。








出発前にはオムレツ(1.2EUR)を頂いて、バスターミナルへ。




ひっそりとした野良犬がコロコロしてるターミナルから、

たった3人の乗客を乗せたアルバニア行きのバスは12時半(6EUR/2時間弱)

に出発(もう一本は朝の6時)。


ルームミラーには、ムスリムの数珠がかかっていました。



KOTOR



コトル


バスのタイミングが合えばポドゴリツァから更に長駆、

ドブロブニクまで行ってやろうかと思いましたが、バスの時刻を聞くと

さすがに厳しそう。予定通りコトルに向かうことにします。








ポドゴリツァは、駅前だけであっさりスルー。中欧やトルコを駆け抜けていると、

いつの間にか通り過ぎてしまう盆地の町なんかに出くわしますが、




まあ、ポドリゴツァはそんな印象でした。じっくり目を凝らせば

何か見えるかもしれないけど、急いでいるときはスルーでいいでしょう。


ポドゴリツァからコトルまでは、8EUR。

9時10分に出発し、11時半頃到着。




巨大な山塊がが迫った入り江の奥深くにコトルは位置しており、

隣町のTivatから山塊を貫くトンネルを抜けてたどり着きます。

城砦港湾都市と称されるにふさわしく、そのトンネルが無ければ、

船でしかたどり着けないような場所に位置しています。




現在のコトルの町は、そのトンネルを抜けたところから始まり、

ちょっとした高級リゾートに、旧ユーゴ時代の建物や工場跡がチラホラ

混ざり合う入り江の町になっていますが、旧市街はキッチリと城壁に囲まれ、

小降りながらも、中世の匂いを色濃く残す素敵な町並みでした。



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