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ECLIPSE / 日食


*2009年7月、バングラデシュの片田舎の天体ショー

ECLIPSE / 日食

本日の天文ショーを逃してはならぬと、きっかり目覚ましやらを

準備しておきましたが、それらのアラームが鳴り出す前に、

なんだかホテルの外が賑やかで目が覚めてしまう。




ポンチョゴルの町に着いてみたモノノ、東西南北が分かった程度で、

どこで日食を見ようかなどは決めていなかったため、ダンプの荷台に

人が満載され、それが西の方に走り去ったりすると、ホテルの屋上で

適当に眺めるくらいで良いのか非常に不安になってくる。。。




ついでに言うと空は曇天。気象状況は厳しいモノになりそうだ。


はて、どうしたモノかと思っていると、身なりのシャンとした

バングラデシュの知識人的なお兄さんが、日食のTシャツを着て

目の前を通り過ぎる。。。


「あ、そのTシャツどこで手に入れたの!」


と尋ねると、


「あ、僕が作ったんだよ。。」


と笑顔で答え、もう少し予備があるから君にもあげるよ!

と言ってくた上、日食観測で人が集まるスタジアムまで車で

一緒に行こうと言ってくれる。嗚呼最高だバングラデシュ。


町外れのスタジアムまでは車で5分もかからない場所だったのですが、

日食1時間前にも関わらず大混雑。日食の説明やらをおこなう

テントがフィールドには立っていますが、それよりもものすごい人。










そちらに混ざっても良かったのですが、親切なお兄さんが引き続き

ガードマンで入場が制限されているクラブハウス屋上まで案内してくれる。




混雑気味の屋上も、天文ファンらしき望遠レンズでスタンバイしている

白人男性と私と数人の日本人?を除いてバングラデシュの皆さん。




ただ、屋上はダッカから来たアカデミックな天文好きか、

それを学んでいる学生さんや、メディアのカメラ。


学生さんの一部は、プロジェクターを使って食の移り変わりを説明したり、

観察用の黒グラスを配ったりしている。


何度かバングラデシュのテレビ局にインタビューされていると、

厚い雲の切れ間から食が始まった太陽が現れ、群衆が大歓声を上げる。







「うぉーっっっっ!」と響めく大観衆と違い、「やったぁ」的な

喜びの声を上げる学生さんと肩をたたき合う。そうしている間にも

食は進み、雲間から現れる度に太陽は細くなり。。。。



8割くらい欠けたかなぁ?と見上げていると、夕立前に黒雲が空を

覆ったかの様に一気に辺りが暗くなり、それから数分で前の人の顔も

分からなくなるような暗闇に。











スタジアムのボルテージは最高潮になり、独立宣言でもしたのか?

ぐらいの大歓声が完全に夜と化した町に響く。


真っ暗な時間はほんの数分だったし、雲に遮られ、ゴールデンリングが

姿を現したのはそのうちのさらに数十秒だったけど、大スペクタクルとしか

言いようがないな、良い経験させてもらいました。。




辺りが明るくなり始めても、食は続いているのですが、

完全に光を取り戻すと、スタジアムからドンドン人去り始める。


落ち着いてからテレビ局インタビューされたり、暇なバングラデシュ人に

求められるがまま記念撮影をしたりしながら、欠けた太陽を眺め、


混雑が落ち着いた頃、のんびりとホテルに歩いて帰りました。。。




PANCHAGARH - CHILAHATI - BURIMARI 国境プラプラ


PANCHAGARH - CHILAHATI - BURIMARI (07/22)




※ 2000年以降、バングラデシュ-インドの国境がかなり閉ざされており、

  ポンチョゴルやモゴルハットだけでなく、旅行人ウルトラガイドにも

  二番目にメジャーなインドへのルート的、な記載のあるチラハティは、

  かなり前から閉じてしまっている模様。(3年以上前から?)

  北部の国境を越えようとお考えの方は、ダッカからラルモニハット経由で

  ブリマリ国境を目指すことをオススメいたします。


  ガイドブック旅行人最新版には、ブリマリ国境へはロードパーミットの

  取得が必要という記載がありましたが、西のローカルルートから

  ブリマリに向かった際は、国境までチェックポイントすらなく、

  パーミッションの必要があるようにも思えませんでした。


  このロードパーミットに関しては、日本で取得したビザがダブルだった

  のが良かったのかなぁ?とも思いましたが、正確にはよく分かりません。

  (2009年7月参考情報)




宇宙と地球の不思議を体感したあとは、バングラデシュ領に散らばる

インドの星屑。否、飛び地の観察。


インド・バングラデシュ両国国境付近には、200以上の飛び地が散らばって

いますが、バングラデシュ領内にはそれら飛び地が密集するエリアがあり、

飛び地ホームページ等の地図などで見る限りでは、


1,ポンチョゴルとチラハティに挟まれた辺り

2,ブリマリ国境への道が走る、インド領内に半島のようにせり出した場所


の二つ。




インドに向かいがてら、この辺りを走っていれば、あっちこっちに

バングラデシュの国旗や印度の国旗がはためいたりしているのかなぁ。。。

などと勝手な想像をしながら、ポンチョゴル市街のはずれから、

チラハティ方面に向かうバスに乗り込む。




もともと小さなポンチョゴルの外れから出発したバスは、ものの数分で、

ウネウネと曲がる道の脇は、緑のベンガルな田園風景。田舎道は、前を走る

リキシャを猛烈なホーンでどかさなければ抜き去ることもできない細道で、

バスが停車する集落の殆どは、トタン葺きが上等の部類に入るような農村。






時折、国境警備隊の標識のようなものを見かけますが、窓から見る限りでは、

集落ごとに国旗が立てっているわけでもなく、村々(というか国境)を

隔てるようなフェンスがあるわけでもなく、国境警備兵もうろついておらず、




バスが通る路沿いで、一番チラハティに一番近い町(チラハティまで約5キロ)の

停車中に、ここからリキシャでチラハティに向かうよう促され、

殆ど国境や飛び地を感じさせる何かを見ることなく、バス移動が終わってしまう。


地図を見る限り、ポンチョゴルとチラハティの間には、壁のように

立ちはだかるインド領の飛び地があり、それを迂回したりする必要があって、

移動がままならなく。。。などと心配(というよりそれを期待)していたので、

なんだか拍子抜けしてしまう。













そこから30分ほどリキシャに揺られて眺めた景色は、飛び地はおろか、

国境や国などどうでもイイや、と思わせるような田園風景。目をこらして

集落や標識をチェックするのは止め、リキシャがきしむ音やそよ風を

楽しみながらチラハティに向かいました。。。




そんなピースフルな気持ちで走っていると、リキシャが集落沿いを走り始め、

集落が小さな町となり、どうやらそれがチラハティ。






ただ集落に入る前に、オヤジが


「チラハティの国境は数年前にクローズされた。」


という衝撃な事実を、シレーっと「その道は工事中だよ」

くらいのトーンで言い切る。




オヤジの発言は英語のヒアリングミスと言い聞かせ、

兎に角、ボーダー(跡)に向かってもらう。


で、出入国管理の事務所などがあるチラハティ駅ですが。。。




出入国や税関業務に関わる係官のような制服姿の人間、そいつらに

へりくだりつつも・・。したたかに担ぎ屋仕事をする赤服のポーター、

指をくわえ、札っぴらを数えるどこか尊大な両替商。。。。なんて

いうお決まりの連中が全く居らず、山羊が線路やホームで寝そべり、

子供が何かを転がして遊んでいるような、その辺の空き地状態。。。




あーあ、やってしまった。まあ、これがバングラデシュといえば

バングラデシュですが、このあたりはどうも情報を集め難いし、

(ビザを取得したときだって、この国境を越える旨記載した。。。)

旅行人ウルトラの情報も2000年時点!のものが最後だし、これは

どうもならなかったなぁ。。。


仕方なく、訳知り顔(時々こういう旅行者が居るのだろう)の英語が通じる

バス会社のオヤジに話してみると、




どうやらバングラデシュとインドの間でもいろいろあるようで、

開いていた国境が一番多いい時と比較すると、現在問題なく通過できる

のは、2/3程度になってしまっているようで、それならどんな方法で

インドを目指せばよいのかなぁ。。。と尋ねると。


「チラハティはクローズしているが、ブリマリからは出国でき、

 ミニバンをチャーターすれば、2,000TKくらいで何とかなるぞ!」


とのこと。ブリマリの国境からインドに向かうにはパーミッションが

必要という記載が情報にあったりしたので、そのことも確認すると、

問題ないようだ。。。でも2,000TKなんていう現金は持ち合わせてない。。











仕方ないな、一旦ポンチョゴルか、南のロングプール辺りまで戻るか。。

と言うと、リキシャで行けば?と代案を出してくる。うーん、ありがたいけど

どう見つくろってもブリマリの国境ポイントまで30キロはあるぞ。。。








が、この30キロのリキシャ荷台旅は、キラキラ光るベンガルの

緑と土と空の間をゆったりと流れ漂うことができ、日食にも

劣らない素晴らしい時間でした。真っ黒に日焼けしたけど。。


















たっぷり3時間近く走り、ブリマリ方面のバスが止まる道にようやく到着し、

バス会社のオヤジと3人で決めたリキシャ料金X2を払う。それでも

ちょっと不満げなオヤジだったけど、「これでイイでしょう!」という

ゼスチュアを送っているとブリマリ近く、パトグラム行きのバスが現れる、

ありがとう、オヤジ。




パトグラムに向かう道路をはしっていると、道路脇までインド国境が

迫っている場所があり、物見塔のような施設が点在している。






あら?あの鉄の塔なら朝乗ったバスで見たなぁ。。。などとムニャっと

思い返しているとパトグラムに到着。バスターミナルには何台かの

リキシャが、「ブリマリ!ボーダル!」と近づいてくる。








ここのボーダーは、リキシャで走る距離が長いと聞いていたので、

元気の良さそうな若手のリキシャマンにお願いしたかったのだけど、

こういうときにかぎって、引退寸前みたいなオヤジと目が合ってしまう。


汗まみれになっているリキシャマンの後ろにふんぞり返るのを、

悪気を覚えたりするのは、野暮以前、そもそも気遣いご無用のお仕事さ、

なんだろうけど、国境が閉まるまであまり時間がないので、どうも

オヤジを急かしてしまう。タクシーで運転手さんに「急いで!」というより、

なんだか馬に鞭しているような気がして、なんだか。。。




300TKの出国税を道沿いの銀行で支払い、国境クローズ10分前、

滑り込みでパスポートコントロールに到着。






両国間の国境が相次いで閉ざされたり、飛び地がそれこそ

飛び交っているような場所なので、さぞかしモノモノしい所

なのだろうと思っていたのですが、




朝からひたすら移動して辿り着いた国境は、両国の国境際の詰め所が

同じの長屋?共有?くらい近くて、遮るようなモノが大して無く、

両替商の小間使いや代書屋のおじさんが、国境を跨いで行ったり

来たりするようなノンビリとした場所でした。。











LONGPUR - PANCHAGRH



LONGPUR - PANCHAGRH (07/21)


さて明日は皆既日食。



LONGPURの安宿。220TK


バングラデシュの角、ポンチョゴルに向かいます。バスターミナルに、

リキシャで着くなり「ポンチョゴル!」と連呼する車掌が現れて、

珍しくスムーズに一日の移動が始まる。バスは北部の小都市、

ソイヨドプルを経由し、タクルガオ。





タクルガオの交差点。


どうやらその先の乗客があまり乗車していなかったようで、


タクルガオ-ポンチョゴル間の料金分だけ払い戻しされ、

そこからポンチョゴル行きのバスに乗り直し、15分ほど待って

乗り直したバスに45分ほど揺られてようやく到着。




この日の移動も、CMEXに勤めるバングラデシュ人のビジネスマンに

突然のバス乗り換えの時も声をかけてくれた上、ポンチョゴルでは

日食前で殆ど一杯だった町唯一のホテルにもねじ込んでくれる。。


ホテルでは何故か内務省だか秘密警察を名乗る男がいきなり現れ、

いろいろと質問される。笑いかけても一切表情を緩めないその男に

何しに来たかと尋ねられても、「皆既日食を見に来た」

の一点張りでやり過ごし、


もう一つの目的の、


「ポンチョゴルから、チラハティ一帯に散らばるバングラデシュ領内の

 インドの飛び地に興味があり、できれば突撃したい!」


のことは、知らぬ顔して伏せておきました。


DAHKA - BOGRA - MOHASTAN



DAHKA - BOGRA - MAHASTHAN (07/20)



ほぼバングラデシュの中央に位置するダッカから、地方都市へは

バスでの移動がメイン。バスが出発するのは、ダッカの中心部から

少し離れたバスターミナルからとなるのですが、いくつかある

バスターミナルはそれぞれある程度の行き先が決まっています。


今回向かうバングラデシュ北西部行きのバスターミナルは、

モハカリ・バスターミナルからである、とガイドブックに記載が

あったものの、ダッカの地図を見る限りでは、ガブトリ・バスターミナルが

ダッカ市の北西にあり、何故かそのバスターミナルがバングラデシュ

北西部に行くのは最適!と早合点。


ガブトリに向かい、それが災いしてか、ボグラ/BOGRA方面行きの

バス会社を見つけたものの、本来のバスターミナルでないためか、

なかなか乗客が集まらない。。




うーん。毎度のことだけど、ラールバーグ・フォートの待ち時間や

バスターミナル間違いなど、しょうもない時間のロスが多い。。。


結局、バスターミナルで二時間近くも待たされ、ようやく集まった

乗客と共にボグラに向けて出発したのは午後3時。ふぅ。。


高速道路なんてシロモノが張り巡らされていないこの国では、片側二車線

あれば十分立派な部類に入り、その広くもない道をバスが激走して行くのですが、

まあこれが相も変わらずの発狂系移動。他の爆走バスとキャノンボールしながら、

トラックやCNG(タイのトゥクトゥクみたいな三輪車)、リキシャなどと

分け合い(というか、蹴散らし)ながら、ギリッギリまでハンドルを切らず対向車に

チキンレースを挑んだり、車掌のおっさんがのんびり走るCNGやリキシャを

罵ったりと、まあやりたい放題。飛行機に例えるなら、旅客機でドッグファイト

しているようなもんでしょうか?


一人旅のバス移動はただでさえ退屈なのに、ここで事故ったりして大けがでもしたら、

ホント報われないよなぁ。。ったく。などと思っていると。。ソイヨードプルに向かう、

バングラデシュのファッション関係者と以外と話が盛り上がり、それはそれで楽しむ。


バスに乗る前から、バングラデシュ人の割に小綺麗でネクタイまで締めているので、

どんな商売してるのかな?などと思っていたのですが、話してみるとどうやら

欧米メーカーのお洋服をガンガン製造している、バングラデシュの会社で

デザイナー兼QCマネージャーのような仕事をされているらしく、


「中国製品は安いだけで質が悪い。縫製ビジネスに関しては

 俺等バングラデシュが世界一だ!」


と言い切ったりしてなかなか威勢がよい。


Made in Bangladeshというと、ベースボールキャップや下着等、中国製品に混ざり、

色々な意味で、ベーシックな衣料品でしか見かけなかった印象でしたが、彼が挙げた

メーカー/ブランドは、ヨーロッパの町を歩いていると、よく見かける名前もあって

正直驚く。


流暢に英語を操るバングラデシュ人の多くは、彼のように英語圏の国と取引がある

仕事に従事していたり、外資系の会社に勤務していたり、学生だったりするのですが、

彼らは総じて親切。その割に粘っこくなく、パキスタン人が時折見せるような

愚痴っぽさもあまり見せず、「It's my pleasure!」なんていう言葉だけを残して

いつの間にかいなくなってしまったりする。


この国を旅していると、国土の豊かさと人々の暮らしの苦しさや貧しさを、

四六時中感じることになるのだけど、国民性の根っこの部分が暖かくて正直そうだし、

時間はかかるかもしれないけど、未来は明るいような気がします。。。




そんな気持ちになりながらも、この国最大のジョムナ橋を渡ったり、

食事休憩をはさみながら、6時前にボグラに到着。



ボグラ郊外。北部の町は、市の中心部を迂回するような、バイパスを配した

町も多かった。


郊外で下ろされたので、CNGでノトゥンバスターミナルに向かい、

目の前で発車しようとしていたモハスタン/MAHASTHAN方面のバスに乗り込む。

ボグラには名物のヨーグルトがあるのにそれを食べられず残念。。。


==運賃やら時間のまとめ==


☆ ダッカ中心部/フルバリア・バススタンド〜カブトリ・バスターミナル

  (25TK/40分_市内の混雑状況による。)


☆ カブトリ・バスターミナル〜ボグラ

  (220TK/約3時間)


☆ ボグラ市内移動 by CNG

      (40TK/10分)


☆ ボグラ〜モハスタン by ローカルバス

      (5TK/25分)




DHAKA



DHAKA (07/19)


初めてダッカに来たのは、確かビーマンバングラデシュの

ストップオーバー旅の三泊旅行。




記憶が正しければ15年前。その頃はペラッペラの

ロンプラぐらいしかガイドブックが無かった上、



同じ様な店がかぶったりで、イマイチだけど頑張ってるデパート、

ボジョンドラシテイ



iPhone → 65,000TK → 10万円以上 → GDPよりも高い。。


バングラデシュがどんな場所すらかも分からないまま

ダッカをふらつき、チッタゴンやコックスバザールに無理矢理出かけ、

短い滞在のダッカに関しては、猛烈な水浸しと空気が汚かったなぁ

ということぐらいしか思い浮かばない。





数年前に、排気ガスをまき散らすオートリキシャの類が一掃されたため、

それなりに空気は奇麗になっているようだけど、サイクルリキシャで

通りを走っても、ヒョコヒョコ歩いてもオンボロバスの排気ガス攻撃は

まだまだ健在で、それらから逃れるすべがなかなかなく、なんだか

歩いているだけで少しずつ消耗してしまう。




おまけにインドやパキスタン同様、のんびり本でも読んで休めるような場所が少なく、

どうもリラックスできない。






ということで、ダッカとその近郊のお城を回っただけで、二泊の予定を

一泊に変更。一気にバングラデシュ北部に向かうのではなく、

途中のモハスタンに立ち寄ることにしました。




KHULNA - DHAKA by Rocket Steamer


KHULNA - DHAKA by Rocket Steamer (07/18)


まず、ロケット・スティーマーという名前は付いているものの、

この船は、いつ建造されたかも分からないほどの老朽外輪船。


ロケットの形をしているわけではなく、むしろ天井は、

亀の甲羅のようなカーブをし、李舜臣の朝鮮軍亀甲船を

細長ーくしたような形状。また、近年(といっても1996年)施された

改造で、蒸気(スティーマー)から、ロケットエンジンディーゼルエンジンに

動力を変更しており、名前とはかけ離れた船となっています。




とはいえ。。。川の国バングラデシュを旅するのにこの船ほどぴったりなモノは

なく、ブログやガイドブックの説明でも、「バングラデシュ旅のハイライト」

等と書かれています。旅行二日目にしてハイライトを迎えてしまうと、

これから先のバングラデシュの旅に光が当たらないようで、なんだか

旅のルートを誤ったかもしれませんが、まあそれも良しということで。。。

ロケット旅行の始まり始まり。。。






まず船の入港ですが、クルナの船着き場に夜の10時頃に接岸します。

船の出航は夜中の3時なのですが、乗客が降りきり、1stや2ndクラスの

掃除が終わると乗船させてくれます。




混雑さえしていなければ、客室の鍵を閉め、出港前に寝てしましょう。






ということで、気がつくと朝。。。


もっさりと暑い客室から這い出すと、我らがロケットスティーマーは、

濁った大河をノンビリと航行中。なるほど、これは気持ちよい。




ベンガル/バングラデシュというと、米とジュートの輪作な景色が

いつまでも果てしなく続き、時々集落が現れるという繰り返しで、

いささか退屈するのですが、川沿いの景色も同じように単調ながら、

今までのバングラデシュの田園の人々とは違った営みがあり、

農業に牛や山羊の放牧を交え、かつ川漁ををする生活のようででなかなか新鮮。




刺し網を引き上げる男達や、スパイダーマンの如く投網をうつ

日に焼けたベンガリの躍動をボケーッと眺めることができます。




その両岸の土地も高さがないため、川幅が広がると大きな湖に水草が、

まとまって浮かんでいる程度に見えて来るし、できたばかりの

中州や、河岸のことさら低い土地には牛が放されつつも、よーく

見ていると崩れかかっていたり、中州の上流側は流れに洗われつつも、

堆積があるように見えたりと、バングラデシュという国が河とともに

生きているのだということをジンワリ感じることができます。











川面に目をこらしていると、航路を示すための竹製の浮標が並ぶのが見えます。



デッキ








廃船利用の船着き場で時々人が乗り降りする。










ボリシャル。夜行のスケジュールが丁度良いからか、この町からたくさんの

乗船があり、二等室も相部屋になった。


さすがに、ずっとは退屈ですが、飽きれば船室に戻って昼寝をし、

腹が空けば客室担当の兄さんに食事を頼めばよく、「豪華」とは

お世辞にも言えませんが、バングラデシュを満喫しつつ、

非常にリラックスした客船の旅を堪能したのでした。。。







ダッカのフェリーターミナル、ショナルガットに朝の7時に到着。


お値段は26時間の二等が720Tk。約1100円。事実上船室で二泊

することになるので、スピードを度外視すれば、宿代や交通費を

考えても非常にお得なのではないでしょうか?







KHULNA

クルナ


ジョソールのバス停には親切なオヤジさんがいて、

クルナ行きのバスまで案内してくれる(50Tk/3時間)。




ジョソールバスターミナル


とっぷり日も暮れてしまい、真っ暗な中道を爆走したかと思うと、

小さな町や、国道沿いの集落でパッと明るくなるだけの道を

走ること三時間。真っ暗なクルナ/KHULNAの町に到着。


バス停そばのチャイ屋は、チャイをごちそうしてくれるし、

クルナ!という割には、良くまた来たね的な幸先良い滑り出し。


チャイを飲んでいると、暇なバングラデシュ人が取り囲んでくれて、

一応ウェルカムなアトモスフェアであります。ただ、前回まともに

観光していなかったとはいえ、一年経ったからといって見るものが

増えたとは思えないし、申し訳ないが鮮やかにスルーしようと、

少し休んだ後は、バス停からリキシャで夜中にDHAKAに

向かう船出る船着き場に向かう。。。




が、


どうやら本日(木曜)は、週6日運行のロケットスティーマーの

運休日のようで、チケット売り場に人はいないし、


船着き場は非常に静か。船着き場のビルも路上で生活する人たちが

眠りにつくお時間のようで、人がゴロゴロ転がっているだけで

船が出たりする様子は全くなし。


ということで、昨年泊まったホテルまでリキシャを走らせ、

チェックインしてすぐにベッドにごろん。明日の出航は夜中の3時。




はて何して過ごそうか。。。な一日の始まり始まり。





山羊肉ショップ。帰りに立ち寄ったら、朝には四頭ほどいた山羊は、

一頭になってしまってた。。


すっかり忘れていたのだけど、バングラデシュは金曜が休日。

ということで、天気はよいし、緑はキラキラしてるし、頭が痛くなる

ような暑さを除けば素晴らしい一日が始まったモノの、

なんだか町中のお店は閉まっていて非常に静か。



バングラデシュの国魚ボッダとオヤジ。



50センチ近くあるコイ科?の魚。巨大化したゼニタナゴみたいだなぁ。



下はバラムンディかな?眼も赤いような気がする。。








とはいえ市場は開いているようなので、魚やエビを眺めたり、なかなか

スピーディーなネット屋で、タイ移住について少し考えてみたりして過ごす。




クルナ駅。列車の連結でも見て発情したのか、山羊が交尾してる。


ということで、クルナは暇がてらたくさん写真を撮ったので、

そちら中心のアップデートにいたします。







休日出勤のパワフルな男達。







何もないのですが、表情が豊かな人々とほんの少しふれあえ、

楽しい一日でした。



Bagerhat

バゲルハット



ネパールで完全停止不能状態になり、陸路で北の国境から
バングラデシュに潜入することができなくなったため、
バングラデシュの訪問は一泊二日になってしまいました。
(その後、出国できずに二泊三日に)

バングラデシュ東部は二回ほど旅行したことがあるので、
今回は西北部の仏教遺跡モハスタンかここバゲルハットに
を訪問予定にしていましたが、日程短縮と入国ポイントが
かわったこともあり、









バゲルハットのモスク(マスジェド)群に訪問を絞り、
クルナから渡し船とバスを使って、
ジャングルに囲まれたマスジェドを訪問することにしました。





それにしてものんびりした空気がよい。
世界遺産のささやかさをカバーする。美しい人々だ。。


ちょっと緊張してる?

そう!その笑顔っすよ!少年たち!


オヤジも元気






非常にささやかな遺跡群で、地元の宗教指導者ムッラー?が祈りを捧げたり、




雨が降ったり


いきなり晴れたり。。

近くの学校の生徒が先生に引率され、のんびり歩いたりする、
外国人観光客を全く見かけない静かな世界遺産でした。




KHULNA




クルナ

バングラデシュ第三の都市ということですが、走っている車の8割がバス。
市内交通の主役は95%以上の確率でサイクルリキシャ。バスに乗るのは、都市間と
街道沿いの市内主要部に限られるようです。



タクシー等全く見かけず、皆等しく貧乏な、バングラデシュらしい光景です。
バングラデシュ第三の都市と言っても、その規模は、ダッカの10分の1にも
満たないのではないでしょうか?



排気ガスの代わりにリキシャの親父の汗の匂いがする。。。
と言ったら大げさですが、町を歩いたりリキシャに揺られたりしても
タクシーやバスのクラクションに煽られることも、真っ黒な排気ガスに
視界を遮られることがなく、



透かしっ屁のようなリキシャの空気ホーンが、道沿いの
鉄工所の電気溶接の音にかき消される。。。。何もないながら、
地味な手作りの手工業の匂いがするのんびりとした町です。



そういえば、インドやパキスタンの町より遥かに町がきれい。

リキシャに乗って、思いっきり深呼吸しても排気ガスで頭が痛くなったり、
ゴミ捨て場脇の気絶するような腐臭にも出会わなかった。





名物のエビ料理も食べずに、わずかな時間ふらっとしただけですが、
なかなか気持ちのよい町で、少し体力が回復した気がしました。





India to Bangladesh



必要なものだけをサブバックに詰め込み、
コルカタ/シアルダー駅へ、



シアルダー駅は電車が多く乗り入れる駅ながら、ブロードゲージ。
一輛、一輛がずっしりとした車輛です。



電車でバングラデシュ国境近くの町、バンガオンに向かいますが、
各駅停車のノンビリさも相まってゆったりとした乗り心地。





コルカタへ通勤者等を運ぶことが目的の近郊列車ながら、
よりどりみどりの売り子が車内を行き交い、
窓の外は水田とジュート畑が広がる果てしない緑。





過密な人の洪水と緑の大地。これこそベンガル!なのですが、
いかんせん病み上がり。





静かに列車の壁に横たわり、勢いに飲み込まれないようにして、
二時間弱の電車の旅を終えました。




バンガオンの駅から国境までは、リキシャで30分(30-40Rps)ほど、
インド、バングラデシュを結ぶ主要な国境に向かう街道を走っているはずですが、
たまにジープやバイクリキシャが行き交うほかは、のんびりとした道のりです。



いつの間にか、巨木とその枝葉に覆われた緑のトンネルのような場所を
走っているなぁと思うと、インドバングラデシュ国境。

うるさい審査官がいるという情報を聞いていたのですが、
至って普通のインド出国とバングラデシュ入国。



国境の集落から、ベナポールのバス会社が集まる中心街まで
20tkを支払い、案内されるままに「クルナ」行きのバス(70tk/110円)
に乗り込みます。

評判の悪いバングラデシュのバスですが、評判通りの激走です。
パキスタン、インド、ネパールと過激なバスには慣れっこでしたが、
国境の町ベナポールから、西部の交通の要衝ベナポールに向かう途中、
道沿いの大木に正面衝突し、血糊が渇いてもいないバス事故現場に遭遇。



うぅうん。インドやパキスタンに比べると、バス以外の自動車には
あまり遭遇しなくなりますが、その分飛ばしたり、交通ルールが
バスの運転手にゆだねられたりして、ちょっと怖いな。

道沿いは、果てしない水田が続きます。

田植えをする隣で、撓わに稲穂が実り、その向こうにもっさりと気持ちのよい
芝生のような種苗が育てられています。日本人にすれば、春夏秋の稲作の風景が
を描いた山水画のような生命力溢れる水田地帯には、輪作や水田を
休める為にに向いているのか、丈の高いジュートがバランスよく植えられています。

世界でも最も貧しい国で、どこを旅しても感じない豊かさを感じるのも
なんだか不思議です。手作業で田植えをする真っ黒なベンガル(バングラデシュ)
の人々が、増えすぎた人口や、降りすぎる雨や、流れすぎる川の水。

いろいろな問題があるのでしょうが、豊かな自然と
国中に行き渡り政府をもしのぐ力を蓄えたNGOなどの機関が、
(事実、女性が集会したり共同作業する光景を移動中によく見かけた)
安定しない政権に頼らず、良い社会を作ってくれるよう祈るのでした。



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