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飛騨高山空き店舗再生プロジェクト Vol.006 モルタル作業完了 / HidaTakayama Cafe Rebuilding Project Vol.006

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飛騨高山空き店舗再生プロジェクト Vol.006 モルタル作業完了 / HidaTakayama Cafe Rebuilding Project Vol.006

 

アジスアベバで7年前に出会った旅人が、日本に戻って数々の有名ゲストハウスをデザインし、昨年からは長野県の諏訪にリビルディングセンターJapanをオープンさせた!とブログに以前にも書きましたが、日本中のプロジェクトで関わっているにもかかわらず、懇切丁寧にモルタル施工の手順を教えてくださいました。もうこれはシェアするしかありません。

 

妻の質問

 

リビセン(のカフェ)栞日@松本などのムラ感があってカッコいいモルタル壁の作り方を教えて頂きたいです。この前リビセンで金網の固定を手伝わせて頂きましたが、塗る時は参加できなかったので。。。今の既存壁は壁紙と吹き付けのような仕上げになりますが、下地処理は金網を取付けるだけでよろしいでしょうか?またモルタル材はホームセンターで購入したものでいいですか?どういう風にそのムラ感を出しますか?乾くと自然になるものですか?


アズノさん回答

 

金網(ラス網)がタッカーで固定できる下地であれば大丈夫ですよ〜!!(石膏ボードでもベニヤでも)塗っているのは軽量モルタル(フジモル、ラスモルなど)で塗厚が10mm以上いけるやつです。大きめのホームセンターなどで扱ってることもありますー。軽量モルタルを塗って乾いた後(説明書には2週間以上と書いてるけど、1日以上乾かせばなんとなく大丈夫)に、ハイフレックス5倍希釈液を塗って、乾かして、NSゼロヨン #20という材料を塗ります。これは塗りにくい材料なので、メトローズという魔法の粉を空練りして混ぜて使うと塗りやすくなります。

 

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コテ跡が出やすいのと、乾きやすい(塗厚が1〜2mm程度なため)ので、乾きかけてるところのコテ跡を消すために霧吹きで湿らせてコテで均します。色の濃淡は素人がやるとできるものなので、上記手順で塗れば大丈夫ですー!!

 

軽量モルタルは上記メーカーの「タウンモルタル」とか、フジモルとか、ラスモルというのがありますー。
http://www.fujikawakenzai.co.jp/products/products04.html

 

軽量モルタルは中塗鏝、仕上げのゼロヨンはこんなコテ(しなるやつ)が良いですー
https://www.monotaro.com/p/3304/8267/

 

//そして施工//

 

この通りにできました。アズノさん、ほんとうにありがとう。感謝!

仕上がりや作業の中で感じた点を挙げるとすれば、



1、撹拌器
2、柔らかめの仕上げコテ
3、霧吹き

 

この3点は必須です。これがないとモルタル塗りは作業的にも時間的にも、体力的にも相当厳しくなると思います。

 

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また、モルタルの柔らかさですが、塗る場所によってそれぞれでしょうが、コテに力をこめられる方なら壁は固めでバシバシ投げつけるようにラス網にくっつけ、霧吹きで湿らせながらビヨーンと伸ばす方がいいと思います。天井の施工時は少し緩めにし、「これは無理ゲーだろ」という懸念に苛まれながら少しずつ重ね塗りしてゆくのが良いと思います。

 

素人左官仕事なので、「味わい」として誤魔化しきれないムラや凹凸が出てしまうのはやむを得ないので、やすりがけが必要になる方が多いと思いますが、このやすりがけ、死ぬほど粉塵が出ますので、二人一組になって、一人は歯科衛生士のお姉さんのごとく、サンダーでのやすりがけの脇では、吹き出してくる粉塵を掃除機で吸い取るようにしましょう。

 

そうしないと、作業部屋がダストボウルに吸い込まれたような状態になり、猛烈な埃によって精神力をズタズタにされます。どうやったってかなり粉塵を吸い込むので、頭がクラクラします。

 

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失敗もあったけれど、

 

1、ラス網固定
2、塗り
3、粘着剤塗り
4、仕上げ塗り
5、サンダーかけ(やすりがけ)

 

終了。

 

見違えました!

 

リビセン(のカフェ)栞日@松本には遠く及ばないけれど、形にはなった。

 

うっしゃ!とすぐに塗装作業に突入し、そちらもフルパワーで進めます。

 

進めますが、今回のDIYで一番の難関をクリア。いやぁ、ご飯が美味しい。

 


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