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シベリア鉄道 三日目



3日目

早く寝てしまったからか目覚めも早い。時計をみると朝の4時頃。
二度寝でもするかとぼんやりしていると列車の速度が落ち、
国境の臭いがぷんぷんする大きな操車場の脇を進むようになる。



ということは、中国最後の満州里かな?北の端っこまで来たぞ。

列車が満州里の駅に入る。まずは検疫官がインフルエンザの記入表の
回収に現れ、少し時間をおいて国境の武装警察によるパスポートチェックと
その回収。毎度おなじみだけど、ここでもたっぷりと時間がかかりそう。

列車の切り離し作業など、中国国境では毎度のことだが時間がかかる。。


最後部の窓から

ガコンガコンと近くで音がしたので連結部に出てみると、いつの間にか
中国車両や食堂車と切り離されている。そうとう冷え込んでいるのか、
ドアの隙間の近くの空気が冷やされて凍結してる。


視覚的に寒い。

停車中のため車両のトイレには鍵がかかっているので、おたおたしていると
車掌さんが、駅舎を指さしてそっちですませてきなよ。。と促してくれる。

着込んで外に出る。うぁ、一段と寒い。長春や哈爾浜では、馬鹿な
下半身は寒さに対して鈍感だったけれど、この満州里の寒さは
太腿の桃子ちゃん(仮名)もびっくりなジンジン刺すような冷気。



まったく、どうしてこんなに寒くなるのか、意味が分からない。
温度計も、一番低い氷点下30度の目盛りをあっさりと下回り、
氷点下35度くらいを指している。

鼻の穴の内側が、ペチペチする。おそらく鼻腔の水分が
凍っているのだろうけど、凍るというより、水分が一瞬にして奪われる
ような感覚。昼間の哈爾浜ではこんな現象は起きなかった。
氷点下何度くらいからこういう現象が起きるのだろう?

そういえば、夜を照らす明かりの筋がキラキラしている。これが
「ダイヤモンドダスト」なのだろうか?と思う。空気中の水蒸気が
凍って?光の粉のように見える。「粉」というか「ほこり」というか。。
「ダイヤモンドダスト」とはよくいったものだね。


国境で毒霧を吐く日本人。寒いのがの楽しくて調子に乗りすぎた。

さて、そんなこんなで感動し、写真を撮っているまではよかったのだけど、
ふぅ。。。と駅舎に入ろうとするが。。。そのドアが開かない。。

駅舎の待合ホールにはたくさん人がいるのに、
何故か鍵がかけられており、中に入れない。

寒さに耐えられなくって、中に飛び込もうとしているのに。。
何故だ。。。体が冷え切るぎりぎり(といっても数分)まで写真を
撮っていたので、寒さが耐え難い。。。非常に焦る。
この寒さにしては薄着だったので、体の方が悲鳴を上げている。。

ドンドン。おーい、開けてくれい。

ら?中の人達はどうもこちらに気づいていない様子。。。

もう我慢ならないので、あきらめて車両に戻ろうと、走る。
すると、他の車両の出国審査やらが終わったのか、
暗いプラットフォームで武装警察とすれ違う。



トイレを尋ねると、その武装警察の女性が、トイレはもっと奥の
ドアからよ。。なんていうゼスチュアをする。うが、うー、
すぐにでも暖かい部屋に入りたいが。走って走って駅舎に戻る。
で、やっとのことで入り口を見つける。

尋常な寒さでないので、焦る焦る。

外にいられない。。。これ以上外を歩いていたら、
ほんとうに死んじまう。。。

なんて感覚になるのはなかなかない。重装備な上、限られた
範囲までしか自由に動けないところは、なんだか宇宙飛行士みたいだな。

あー、驚いた。。。ふぅ。。

うーん、線路を挟んだ駅舎の向こうには高層マンション?
すらそびえている満州里の町が見えるけれど、こんなところに
人が住むのかどうも理解できない。

用を足して、オッシャと気合いを入れ、小走りにプラットフォームを駆け、
ようやく列車に戻る。。。手袋やら上着を脱ぎ、うー、寒かったぁ。。
なんて言いながら、何気なく耳に触れると。。。あら?

耳が固まって、いや、凍ってる。。。。。

まどろっこしい比喩表現抜きで、その状態を表すと。。。。

自分の耳が、冷凍庫で出されたばかりの

「凍った肉」

になってしまっている。人体が凍る?それも自分の体の
一部なはずなんだけど。。。

直感的に、非常にまずい気がする。俺みたいな、ぐうたら
メタボリック野郎の耳なんて食った。。。ところで。。
という味覚の「まずさ」ではなく。。。。

自分の体とは思えないような状態になってしまった「自分の耳」と
「凍傷」っていう言葉の持つ響きの不気味さのイメージやら何やらが。

すごく「まずそうな」感じがするのだ。

凍傷っていったら、登山家や探検家の足や手の指が壊死して、
切り落とすっていうイメージ。。。

笑い事でなく、35年間で1度も味わったことのない触感だ。。



おそるおそるコンパートメント内の鏡で確認すると、海松貝と耳を
掛け合わせた奇妙な生き物。。。なんだろ、山の中で見つけた不思議な
キノコみたい。ぼったりと腫れ上がり、赤紫色に変色してしまっている。

耳全体の中では特に耳たぶのあたりが酷い。変色している上、
腫れ上がっていて、ぱっと見は牛タン。あらためて、自分の体の一部だと
は思えない。。。。。。。非常に焦る。。

車掌さんに見せると、「ああやっちゃったね」という表情。まずは
暖めろと言われる。言われるがままお茶を入れた水筒を耳に当て、
シベリヤ、否、中国東北部の寒さを嘗めていました、ごめんなさい。
反省していますので、どうかもとの耳たぶに戻してください。と祈る。

恐る恐る、パソコンに付属している辞書で「凍傷」を調べると、

とうーしょう【凍傷】ーシャウ

極度の寒気などのために皮膚の血行が悪くなり、組織に損傷を
きたす状態。程度により四段階に分けられ、第1度は皮膚に
充血・むくみが生じ、第2度はさらに水疱が生じ、第3度は皮下
組織が壊死をお越し、第4度は手足の指などが脱落してしまうもの。

とある。。。

あらら、第1段階だな。

でも何でだ?耳を出してる人は俺だけじゃなかったぞ?

うーん、考えられるのは、自分自身がこの寒さにしてはその人達より
薄着だったことかな?いずれにせよ、寒いことは承知の上だったけど、
耳がこんな状態になっているとは全く気がつかなかった。。。恐るべし。




極端に寒い状況にさらされたため、心臓をはじめとした優先順位の
高い器官への血流を優先され、もともと血が通いにくい耳朶が、
優先順位から外れ、見捨てられ。。。

とか、いろいろ考える。が、そんなことを考えたところで耳は
ちっとも元に戻らない。うー、見捨てないでくれ。

なんだろ?ダンボとあだ名されたり、お年寄りに時々
ほめられるこの福耳は、大きい分、血が通わなくなる部分も
大きくなり、寒さの影響を受けやすいのか?

うーん、いずれにせよこの福耳は、氷点下35度の世界では、
あんまり御利益はなさそうだ。。膨らみ加減やボリュームは、
ちょっとした仏像さんの耳で、信仰に厚い爺さん婆さんが、
手を合わせてしまいそうなくらい。。。

不安だ。。

さて、そんな気分をよそに出国審査は終了。

乗客が少なく、出国審査が早く終わるからか、何もせずに停車していた
時間が長いような気がする。乗客だって、自分の客車に関して言えば、
哈爾浜で数人を乗せたものの、10人に満たないはず。。

まあ、時間がかかってその後のスケジュールにひやひやするよりかは
いいか。。というかそんなことより。。。やっぱり耳の状態が。。。。

どうなるんだろう俺の耳は。。。

何ともいえぬ気持ちのまま、満州里の駅を出発。

15分ほど、操車場というか荒れ地をスピードを上げずに走り、
列車の行き来を管理するような建物と、国境の大きな門の前で、
2度停車。その門を越え、名実ともに中国を出国。



ロシアに入るとぼんやり夜が明ける。この国境はGMT+9
時差が日本と同じだ。


門をくぐると、ロシア国旗の配色のモニュメントと門。
ロシア領に入ったようだ。緩衝地帯はあんまりないようだ。



ロシア領の国境駅、ザバイガルスクは国境からほど無い場所にあり、
しばらくすると入国審査チームが三人ほど乗車し、パスポートとの照合と、
コンパートメント内に密入国者がいないかどうかの作業が始まる。


だんだんと


夜が明けてくる。

車掌さんが、満州里での停車時間の間、自分のコンパートメントを含め、
荷物入れにもなるシートなどはさっさと開けてしまうので、乗客の少ない
車両の審査点検のプロセスはあっさりと終了する。

この入国審査の最中に、車掌さんが審査チームのリーダーの女性と
話しながら、薄ぼんやりのヤポーニャが、満州里で凍傷に
やられちゃったみたいだよ。。。と伝えてくている様子。

何か塗った方がよいと言うことになったのか、別のコンパートメント
にいた哈爾浜からの運び屋グループのおばさんが現れ、親切にも
軟膏を耳に塗ってくれる。


軟膏

自分の耳を見たおばさん達の表情は、

「あらら、親戚のイーゴリ爺さんが吹雪の夜、こんな耳をして
 帰ってきたっけ、かわいそうなお爺さん。吹雪がやんでようやく
 町から来たヤブ医者に、耳を半分切り落とされたっけ。。。。」

。。。程、哀れむような表情ではないけれど。。。

「そんなもん、ジャムでも塗って放っておけば治るわよ」

という程、あっけらかんともしていない。。

見ず知らずの小汚い日本人に軟膏を塗ってくれた上、その軟膏と
ガーゼをどうぞ使ってと置いていってくれる。。

親切が身に、軟膏は耳にじんわりと染みる。

さて、耳の状態を改めて確認すると、少し腫れが引いたモノの、
今度は耳たぶに水疱ができてしまっている。

一言で言えば火傷の水ぶくれ。耳たぶの一番下にぷっくりとできている。

水疱が黄色く濁っているのは、中身がリンパ液だからだろうか?
とするとあの寒さで耳の細胞やらをたくさん殺してしまったんだな。
細胞や耳に、ひどいことをしてしまった。。かわいそうに。

あらら、

水疱と言うことは凍傷の第2度だな、どうなるんだ、凍傷って
いうのは、どんどん1度、2度、3度。。。と悪化していくのか?

おばさん達に親切にされる中、なにやら、審査チームのリーダーと
車掌さんが話し、その場は終了。

ぼさーっとガーゼで耳朶を押さえていると、審査官が再度列車に
やってきて、パスポートを戻される。ビザの脇のページに
ザバイガルスクの入国スタンプ。

しばらく時間をおいて、今度は緑色の制服の税関検査の係官が
入ってくる。入国審査官と同じく、プーチンみたいなオヤジが
出てくると思いきや、係官はモンゴロイドの血が濃そうな人物。

中国と同じで国境の税関検査官は現地採用にしてるのかな?

準備していた税関申告書をチェックし、あとは簡単な荷物検査。
現金を見せることを要求されもしなかったし、
バッグの中身をチラッと見せて、あっさりと終了。
二枚準備した税関申告用紙の一枚にスタンプを押される。



すべての入国手続きが済んだからか、税関検査が終わって程なくして、
車掌さんがコンパートメントに現れ、

「しっかり着込んでついてこい。」

と声をかけてくる。

言われるがままついて行き、プラットフォームに降り立ち、駅舎の中へ。
そして、駅舎のマネージャー室のような場所に通される。



耳を見せるように言われ、症状の様子を見ながらどこかと
そのマネージャーさんのような女性が話し、受話器を置く。

女性マネージャー曰く。

「日本人の客人同志!残念ながらそこまで症状が進むとダメなの、
 ヘリコプターもこの天気じゃ手配できないし、確実な凍傷への処置が
 この町ではできないの。。。。。

 もう少しすると、あなたの耳は音をとらえられなくなるかも
 しれないの。だから、だから。。。。それまで、思う存分
 音楽や人々の声を楽しんで!!!

 ウラー!!」






というのは嘘で、

「今後外に出るときは、しっかり耳を隠さなくちゃだめよ、
 帽子とか耳当てをつけてね、え?問題あるかって?
 ううん、ニエトプロブレマ。」

といった内容のゼスチュアと言葉を返される。

ふぅ。ちょっと安心。



肩をなで下ろし、ようやく人心地ついて駅舎の隅に腰掛ける。
ぼんやりしていると、入国審査の仕事が一段落した?国境警備隊員に
なんと日本語で声をかけられる。

「キョウハスゴクサムイデス」

話してみると、ハバロフスクにあるロシアの国境警備隊の学校?
では日本語が勉強できるそうで、それをちょこっと披露してくれたらしい。

国境警備隊が日本語を勉強するのは、いろいろと理由がありそうだけど、
ロシア人の親切さや人なつっこさは、評判通りだなぁ。。
ったくそんなに優しいなら、北方四島も返してくれよ。


駅舎。車台の履き替えは時間がかかる。食い物と本を忘れずに。

さて、人心地ついて駅舎を歩いてみる。待合室やチケット売り場は
あるのだけど、案内板にあるカフェはどうやら休業中の模様。

うがぁ、退屈だ。。

ロシアと中国は線路の軌道幅が違い、そのために車台を
履き替えるのだけど、その車台履き替えと入国審査を合わせ、

8時間半。。。。。

このザガイバルスクで停車します。

※実際列車は履き替えのため動いてます

慌てて列車を飛び出したので、本はもちろん、食べ物すら
持ってきていない。

うがぁ、暇だ。。

退屈しのぎに列車を待つ人を眺めていると、
ロシア人と中国人が半々くらい。

外国人乗客は、僕以外に1カップルのみ。(イルクーツクの売店で会話。
イギリス人バックパッカーでした。)。正月休みを利用した
日本人なんかがいるかと思ったのだけど。。。。いない。

1,真冬
2,ロシアと中国(日本以外の国の旅行者には)、両国のビザ取得
3,6泊7日
4,どんな人と相部屋になるか。。
5,限られた情報量。。。

なんていうのが、冬の超長距離路線を旅する上で障壁に
なるかなぁ?

さて、その珍しい外国人旅行客を除いた乗客の内訳ですが、

ロシア人は半分くらいがおばさん中心の運び屋グループ。僕と同業者。

けれど、ウルムチ発のバスや列車で見かける、人の言うことなんて一切
耳を貸さない、あたいはあたいのルール!なーんて感じのカザフ人の
おばさん運び屋とはどこか違う。なんだかのんびりしてる。
運び屋仕事半分、旅行半分な気軽な商売なのかもしれない。

残りはカップルや少人数の旅行者。彼らは彼らで待合室で静かに
寄り集まっている。ロシア人って静かだね。

中国人は単独か少人数での商人の連れ合いか、まとまったグループの
出稼ぎ労働者に別れ、人数の比率は1:2くらい。そういえば、
中国人っていうのは、家財道具は山のように抱えても、自分自身で
商品やら何やら雑多なモノをワンサと抱え、列車で移動。。。
という運び屋系のタイプはあまり見ないような気がする。。。

これがいつもの、北京発モスクワ行き特急の乗客の目安には
ならないと思うけれど、やはり飛行機の値段が下がったことなどもあり、
列車で何日もかけてモスクワ。。。というのは時代から少し
遅れているのかもしれないなぁ。。とも思う。

いずれにせよ、今回の北京ーモスクワの乗客が非常に少なく、
このザバイガルスクの時点で乗車率は2割程度。。。

うーん、この乗車率では、北京発のシベリア鉄道の姿は
なんだかつかめないなぁ。。



旅行者を眺めていると、時々買い物袋を手に待合室に戻ってくる
人がチラホラいる。。どこかで買い物できるのか?と思って外に
出てみると、線路の向こうの集合住宅の一階にに人の出入り。
せっかくなのでそこまで歩いてみることにする。。。

それにしても寒い寒い。

駅舎から外に出て、息をすると一瞬で鼻腔が凍る。温度計を列車に
置いてきてしまったので何ともいえないけれど、夜明け前の満州里と
そう気温が変わらないと言うことなのかな?気持ちのよい青空で、
太陽も出てるのになぁ。。(後々、氷点下25度でも鼻腔が凍るのを確認)



スカッと晴れた昼間、さあ買い物か。。。なんて外に出ると一瞬にして
鼻腔が凍ったり、油断すると耳がカチンカチンになる世界。。

近くのコンビニへは上着を一枚。。。程度の日本とは大違い。
経験したことのない環境なのでおもしろくて仕方がないのだけど、
まあ、旅だけだな。

ぬるい日本に住み慣れた自分はここで冬を越せないだろう。



跨線橋を渡り、ザガイバルスク駅前?の集合住宅1階の店舗に入ると、
あらら、食料品店でなく薬局。

あ、よく見ればレッドクロスのプレートの上に、アプチェーカって
書いてある。ということで、店にたまたま置かれていた
チョコウエハースなんかを食料の代わりに買う。

せっかくの薬局なのだからと、耳の症状を見せ、薬を出してもらう。
丸顔のモンゴロイド系の薬局のおばさんが、列車でも塗ってもらった
軟膏を勧めてくれる。さっきの親切な処置に、あらためてお墨付きが
下されたようでちょっと気分が楽になる。



さて、駅へ。。。猛烈に寒い。

吐いた息がそのまま眼鏡にに張り付いて凍結したり、鼻の内側も
瞬間的に凍り付いてしまうし、写真を撮ろうと手袋を外しても、
1分と手を出していられない。

カメラに指が張り付いてしまうことはないだろうけど、そもそも
カメラが氷みたいに冷たくなってる。。シベリア恐るべし。


何が何だか分からない。

駅舎に戻り、ウエハースをほおばって列車を待っていると、
ようやくロシア仕様になった我がボストーク号がようやく入線。



車掌さんや、車台履き替え中も車両に乗っていたおばちゃん達と、
「大丈夫?」「うん、ぼちぼち」といった会話をしながら乗車。

程なくして、ようやく列車がモスクワ方面に動き出す。。。



遙かなるロシアの大地の印象は。。。と言いたいところだけれど、
日が傾く前に、小一時間走って見えた景色と言えば。。。



樹木の乏しい、波打つような丘の連なりに掘っ立て小屋がチラホラ。

あ、そういえば。。。

夜が明ける前に耳を凍らし、オロオロしながら国境を越え、
ロシア入国とこれからの旅の準備をしているうちに。。。
一日が終わってしまったけれど。。。



あんなに簡単にとれたロシアビザで無事に入国できた。

「近くて遠い国」という評判を覆すに十分なあっけなさだ。

うーん、耳の凍傷が気にかかって、ロシアへの入国の達成感を
じっくり噛みしめることはできなかったけれど。。

暗くなり、今夜もコンパートメント独り占めか?と思っていると、
BORZA/БОРЗАで20代後半くらいだろうか?ワシャという名の
お兄ちゃんが入ってくる。


青島でいい気分、するめを食すワシャ君。

言葉の関係であんまり会話は弾まなかったし、夜中に
KARYMSKAYA/КАРЫМСКАЯ駅で降りてしまったので、なんとなく
尻切れトンボの一期一会。

うーん、言葉があまり通じないのでつまらないなぁ。。

そういえば途中駅の

OLOVYANNAYA/ОЛОВЯННАЯは寝過ごし、



MOGOITUI駅。海の底ですか?

MOGOITUI/МОГОЙТУЙで、22時過ぎに停車。

ボンヤリと寝ぼけ眼でカメラに納めることができたのみ。。



コメント
福耳つながりのぼくとしては、他人事とは思えない紀行文でしたね。
欧州空路では、いつも成層圏から見下ろしているシベリアの、過酷な実像の一端がよくわかりました。
「ニエトプロブレーム」なつかしい!
  • w_yoshi
  • 2010/01/10 7:48 PM
w_yoshiさん

冬山や極地探検ほどではないのですが、シベリアや中国東北部の旅は油断できないですね。

気力が充実した何年か後、また厳冬期のシベリアを鉄道で途中下車しながら旅したいですが。。。装備には万全を期しますよ!

耳の方はようやくかさぶたがはがれ、「ニエトプロブレーム!」ほぼ完治しました。。。

  • 運び屋@モスクワ
  • 2010/01/11 1:08 PM
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