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CO 956 GUM-PNI





CO 956 GUM-PNI

まずは始めに3レター対照表。

GUM グアムーーーアメリカ合衆国の自治領(という名の属国)
TKK  チューク(トラック)ーーーミクロネシア連邦の構成州
PNI     ポナペイーーーミクロネシア連邦の構成州
KSA  コスラエーーーミクロネシア連邦の構成州
KWA クェゼリンーーーマーシャル諸島だけど全島米軍基地
              のため、関係者以外立ち入り禁止
MAJ  マジュローーーマーシャル諸島
HNL  ホノルルーーーアメリカ合衆国ハワイ州





日本からグアムに飛ぶのだって、朝青龍のようなド大陸な人間からすれば
アイランドホッピングなのだろうけど、ま、狭義の意味でコンチネンタル
マイクロネイシア(発音ママ)のGUM-TKK-PNI-KSA-KWA-MAJ-HNL路線
を、ピョコンピョコンとアイランドホッピング路線とさせて頂きます。

さて、何でこんな路線があるのか?

一つ目は、GUMとHNLの間にはミクロネシア連邦とマーシャル諸島という
島嶼国家があり、両国とも国際線をコンチネンタルに頼っていること。

二つ目は、ほぼ属領である二つの国に自国の官民をパラパラと送り込む
ためには、自国の航空会社が必要な米国の思惑。

そして三つ目は、兵隊や軍属およびその関係者の輸送。ホッピング路線の
中間地点ともいえるKWA空港は、民間人が降りることのできないアメリカ
軍の基地。軍用機では送りきれない人員を輸送するのに民間航空が手を挙
げてる感じです。そもそもホノルルには米太平洋軍司令部、グアムには米
第13空軍司令部があるし、そういった人々の往来は少なくなっそうです。

ま、そんなこともあり、週3便程度、全行程約15時間、6度の離発着と
いう面白い路線が南の島で運行されています。



さて、この路線の発券なのですが、COの独占路線と言うこともあり、
なかなか強気の価格設定。島と島とをちょろっと飛ぶだけで数百ドル。
日本からバシッとマジュロまで!と気合いを入れると、1,000ドルを優に
越える値段がパソコンに表示されます。

ま、そんな航空券、貧乏系国城釣り馬鹿旅行者には支払えるはずもなく、
一月ほど前にUAのスターアライアンス特典利用(4万マイル)で発券。

GUMでの24時間乗り換えルールを駆使したり、目的地MAJまでのどこか
でストップする発券の場合、あらかじめコンチネンタルのサイトでマイル
用の座席の空き状況を調べた方がスムーズかもしれません。

さて、長い長い前置きを終え、搭乗。

この日の朝は、名古屋や福岡便の搭乗時間から少し遅れてのタイミング
だったために、ターミナルの免税店などは日本人で大混雑。

GWお疲れ様。

B737の搭乗率は8割以上。乗客はには僕以外の日本人やアジア人もいるけ
れど、それより白人が多く、更にそれよりパシフィックアイランダーの
乗客が多い。



で、徹夜明けもあって恐ろしく眠く、シートに着くなり寝てしまい。一応
は食事の写真を撮ったけれど、半分ほどつまんで終了。気がつくと飛行機
は降下態勢に入っており、美しい環礁の南の島が眼下に現れる。





まずは、一つTKK。Chuuk島。小室哲哉株式会社ではない。

このTKK、トラック島という方がなじみ深い方もいらっしゃるかもしれな
い。この島は第一次大戦後、ドイツから取り上げた南洋諸島を経営する中
心地。そういえば、東はポナペイやマーシャル諸島の島々が続き、少し南
に向かえばソロモン諸島、その先にオーストラリアがある。



また、広々とした環礁に囲まれていたこともあり、艦船の停泊地としても
優れていたのだろう。南洋諸島経営の中心地はイコール、日本陸海軍の拠
点になっていたはず。。そういえば、旧陸軍参謀の瀬島龍造の回顧記にも
この島に来たことが書かれていた気がする。。



緑に埋もれたChuuk島から往事の姿を余り感じることはできなかった
けど、赤錆びた座礁船が空港の近くの海岸線沿いに見えた。

45分ほど駐機して、次の島ポナペイに向かいますが、ここで降りる乗客が
少なからず降り、同時に機内清掃を短い駐機時間で行うのだけど、機内に
残った乗客は、B737の3-3配列の機材の左側を清掃するときには、右側
にいるように言われ、右側を清掃するときは左側を。。。となります。





そんな機内清掃を終え、TKKからの乗客を乗せて離陸。

TKK-PNI区間は、ほぼ1時間。ちょっとドリンクサービスされる間に
着いてしまう感じだった。









入国審査は出国するフライトの予約票を見せねばならず、プリントアウト
していなかったこともあって、PCを開いたりで少々時間がかかる。



そのあとの税関審査は「日本人?オッケー!」であっという間に終了。



無事、ミクロネシア連邦に入国!



コメント
いつの間にか面白いこと始めてたのねぇ
トラック島を経てポナペなのね
地名を耳にしただけでワクワクしちまいます
  • masa
  • 2010/05/11 10:33 AM
masaさん

トラック島の位置がつかめると、太平洋戦争がどのようなモノだったか等々、いろいろつかめるようになります。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/8787/map/pacific.htm

なんて位置関係をつかみやすいサイトもありますよ!
  • 運び屋@グアム
  • 2010/05/12 1:54 AM
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