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D3 159 HGA-JIB

ハルゲイサの町は涸れ川に穿たれた谷に広がっており、空港は町を見下ろす谷の上。


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機内ではありません。バスの中です。

中心部から乗った空港近くまで行くというノロノロバスは、1人2人と乗客が降り、最後は運転手とアシスタントと自分だけになる。本当に空港に向かっているのか心配な気持ちにもなるが、30分程で空港近くの集落にたどり着く。その集落の先は荒野。集落への道が左へ折れた先にちらっと管制塔がのぞいているのでそちらに向かう。

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町から集落まで1500シリング、20円位。空港まではもちろん徒歩。プライスレス。

そういえばソマリランドは、右車線右ハンドル。バスを途中下車する人は中州すらない道の真ん中に降りたつことになる。そういうことも考慮してのノロノロ運転だったのかな?

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灼熱の太陽の下を10分ほど歩いてたどり着いたターミナルは、ほれぼれするようなボロ空港な上、チェックイン業務、32USD!もする出国税の支払い、出国手続きのどれもまあのんびり。待っている間もサウジアラビア人にアラーの唯一神について蕩々と語られたりとソマリランドの空港なう!な光景が展開する。

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ま、展開しているといったところでターミナルの建物は田舎町の教会やモスク程度。少し前に出発するJubba Airwaysの便の乗客を合わせ、150人くらいの乗客が押し寄せると、座る場所すらなくなってしまう大きさだけど。

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AN-24。この飛行機はキルギスタンと、モルドバで乗ったなぁ。

ターミナル脇のテラスに出て、50円弱のマキアートを頂きながらランプサイドを見渡してみると年代物のソビエト製の四発機と双発機が駐機している。ザンジバルの空港でも見かけたけれど、消防団の倉庫に突っ込んであったような日本製のポンプ車が元気に走っている。そういえば飛行機に荷物が載ったカートを引っ張るのもヰセキトラクターだった。

まあ、こんな年代物の空港でのんびりとたっぷり1時間以上遅れる飛行機を待つのも悪くないなぁ。。。と思いながら、サウジアラビア人にいじられたり、ランプサイドをバックに彼らの携帯で写真を撮ってあげていたりすると。。。

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Jubba AirwaysのIL-18

駐機しているソ連製の四発機と同じ形の飛行機がどこからとも無く舞い降り、イイ音を響かせてタキシングしてくる。どうやらJubba AirwaysのIL-18。


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乗客の乗り降りなどを眺め、まああんな飛行機で旅するなぁと思っていると。今度は我らが、Daallo Airlinesの搭乗券を持った乗客が搭乗の支度を始める。

で、案内されたのは、ターミナル脇に駐機していたIL-18。

モガディシュからの便がこの空港に立ち寄り、それに乗るってサウジ在住のソマリ人が言っていたんだけどなぁ?1時間半の遅延して部品取りか何かの予備機みたいなのに乗れっつーのか?なんていうクレームはここでは野暮。

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Daallo AirlinesのIL-18


20年落ちのクラウンバンの荷物スペースで入国、40年落ちのソビエト製のボロ飛行機で出国というのが、ソマリランド旅スタイルなのだ。

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ぱっと見は中々大きい。

さて、機材へ進む。

うーん、ぼろい。まず興味をひかれるのは4発のエンジンのうち、内側の2発と外側の2発の外観が、形状、サイズともに大きく違う点。内側のエンジンには車輪が格納されることなどによるのだろうけど、綺麗の古さが相まって双発機に慌てて二つのエンジンを付け足したような印象を受ける。

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機内へ。

シート配列は2-3。先に搭乗した乗客で機内はごった返しており、前部コンパートメントのばたばたと倒れたままの座席を戻し、座る。

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墜落したことがないから今日だって、ジブチシティーに向けて飛ぼうとしているのだけれど、

☆ ボロッボロで人の脂の染みこんだシート。

☆ 数が足りない上に足りたとしても締まらないシートベルト。

☆ めくり上がってベニヤ(木?)の底が露わになった通路。

☆ その通路に置かれたままの荷物。

☆ 明かり取りのような曇りガラスは、曇ってしまった元ガラス。。。

等々、オイオイ大丈夫か?系突っ込みどころ満載。

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そんなトホホな機内を見回していると、コクピット側のカーテンがさーっと開き、黒いTシャツ姿のスラブ人が現れ、トタンでできた襖のような機体ドアをしめにかかる。

足で蹴っ飛ばし、ケツでフンッ!と押して。。。

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うーん、搭乗準備完了というより、コルホーズのサイロか、シベリア行きの貨車にでも監禁完了といった雰囲気だ。

ま、出発前のこんなことがあり、久しぶりに飛行機で飛ぶことに緊張する。悪い方の胸キュン状態。

ブロロンという軽快な音を響かせプロペラが回り、機体が動き出してタキシング。のっそりとした機体なくせに、滑走路の端でのターニングは以外と軽快。そんなことされたからといって離陸や飛行への不安は減らないのだけれど、なかなかやるなぁこのポンコツ。

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さて離陸。

満席で重いからか、グイと機首を上げるのでなくシールをゆっくりはがすような離陸。高度を少しずつ上げつつ、右手にハルゲイサで右旋回。

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さて、フライトだけれど、揺れもせずむしろ順調な部類。機内サービスはオジサンが水を配ってくれた程度。機内が暑いのやぼろいのや、汚いこと、その他モロモロを除けば至って普通の30分のフライト。

先にハルゲイサを出発したIL-18の脇で機体はストップし、無事ミッション完了。

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飛行機が到着するなり、先ほどの黒Tシャツのオヤジを含めたスラブ系の3人が現れ、前方ドアを開けて件のハシゴを下ろし真っ先に左側のエンジンに向かう。残りの2人が飛行機を操縦していた機長と副機長と思われるけれど、1人はよれよれのTシャツにこれまたよれよれのチノパンにサンダル履き。もう1人は、チェックのシャツにジーンズ。

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コックピットの3人。

ヌハハ、これがほんとのカジュアルFLYデー。

地球上で最も熱い地域を骨董品級のポンコツ機材で飛ぶ男達には、帯の入った黒い制服や制帽よりも、さばけたTシャツ姿がよく似合う。パイロットというより、武器商人とつながった飛行機屋といった雰囲気を漂わす彼らのジブチからのフライトが平穏であることを祈りつつ、ターミナルに向かうシャトルバスに乗り込む。

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手荷物検査のスキャンのため、出発ロビーにある検査機を通過するよう求められたり、一風変わったプロセスがあったものの無事入国。アライバルビザは60USDで発給されるようだった。



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