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マンガレバ / Mangareva

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マンガレバ / Mangareva


適当に島の中心部を散策できれば十分!ぐらいな気持ちでマンガレバに上陸し、ちんたら歩いていると、島のフランス本土人ピエール(仮名)に、アメリカ人のトニー共々ピックアップされ、そのまま家に招待される。

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元フランス軍人のピエールの英語はサッパリだし、トニーもフランス語を全く解さないのだけど、乗客組のスウェーデン人のアルベが間に入ったりして話に花が咲く。そういえば、初めて世界一周した18年前に仏ポリネシア旅でも、飛行機の中で仲良くなったアメリカ人の知り合いのフランス本土人にタヒチでは世話になって、世話される側の国の組み合わせは、日本アメリカ、北欧のどこかの国だったような気がする。

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コミュニケーションがさっぱりなわりに、フランス人とアメリカ人は前回のトニーのピトケアン行き以来、仲良くやっている様子。どうやらピエールもトニー同様、海やポリネシアの歴史に目がないらしい。歴史大好きならコチラも負けていられないのだけど、海やポリネシアの歴史は正直、勉強不足。次から次!なーんていう駆けるような旅をしていると、話が深まって面白くなるタイミングで、置いてけぼりにされちゃうんだよなぁ。

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ピエールは、マンガレバ近郊で見つかった石斧(石斧)・石ナイフ・穀物やらをすりつぶすすりこぎといった、ポリネシアンな石器系アイテムのコレクションを披露してくれる。そんなことを続けて一段落した頃合いに、トニーにおだてられ、「あれも見せてよ!」に「ほいきた!承知!」みたいな感じで、古びて使えそうにないバイオリンを引っ張り出し、見せてくれる。

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そいつがなんと、ストラディバリウス。

バイオリンの音符みたいな切れ目から中をのぞくと、かすれてはいるものの、「Stradivarius」やら「1709」なんて書かれた紙片が底?に貼られている。ホイと渡され、ウクレレみたいに持たされたり、バイオリンらしく構えてみたりする。こんなことすると罰が当たるかな?バイオリンの先生、Mさんごめんなさい。

ピエールの方は、「お母さんやご先祖様に悪い事をしたなぁ、マンガレバは雨は少ないけど、暑いのが駄目なのかもねぇ」なんて言って笑ってる。修理不能のように素人目には映るけれど、修理すればいいのに。まあ高いだろうけど。

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冷たいジュースを飲み干し、出発。ピエールがピックアップトラックで、島の海岸沿いの道をぐるーりしてくれるそうで、ビューポイントなんかでタイミング良く止まってくれ、海の美しさを陸から堪能する。こんなに海が綺麗なのに、珊瑚が放射能汚染され、釣った魚を誰も食べない。悲しい事だ。

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コーヒー

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バニラ。バニラコーヒーが作れるね。

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ま、そんな南の島なドライブのもう一つの目的は、マンガレバ名物の黒真珠探し。直接買い上げるのは、違法のようなのだけど、ピエールがすれ違う車に声をかけ、海沿いの養殖漁師の家に何度も立ち寄って黒真珠を探し求める。ブラックマネーならぬ、黒黒真珠を探せ!だ。

ただ、政府か大きな業者の買い上げシーズン直後のようらしく、なかなかお目当ての黒黒真珠が見つからず昼間になってしまう。真珠を探している二人のテンションについて行けず、船に戻るふりをして、スウェーデン人のアルベと共に離脱するが。。。。食後の時間、黒真珠を持っている男を見つけたらしい二人に見つかってしまい、放り込まれるようにして、蝿だらけのカフェから引きずり出され、海沿いの小屋での買い付けに立ち会うこととなった。

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黒真珠を持っていた男性は、既にハイネケンをグイグイやっていて気分が良さそうな様子。小屋には仲間が何人もいるのに、二人がかりで買い付けにきた勢いにどんどん押され、端から見ているのが辛くなるくらい買いたたかれてしまう。トニーに島で残された時間は少なく、島に黒真珠がないのだから完全に売り手市場なのに、そんな事情も知らず、酒で感覚が鈍っている上、今すぐ現金が欲しいのを見透かされ、まともな島の相場より、はるかに安い値段でディールとなった模様。

金額が決まったらあとは金。そいつを取ってくるということで一旦ピエールの家に戻る事になったけれど、トニーとピエールは、金を支払っていないのに、黒真珠も取り上げ(キャッシュオンにしろよ)てしまう。ピエールの家で黒真珠をチェックし、現金を用意している間、なんだか身につまされてしまい、支払いの現場に立つのもあれだと思い、小屋に向かう車の途中で降ろしてもらった。

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色んな教訓が詰まっているような、うまいオチをつければちょっとした小咄にもなりそうな取引は、養殖業者の男性と最後は口論になったらしいけど、かなりのディスカウントで成立した様子。トニーはまんまと黒真珠をせしめ、スーツケースの中のお宝が、また一つ増えましたとさ。チャンチャン。

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夕食まで、軽めに引き篭もったり船のデッキで文章をまとめたりし、夜は船員の皆さんと別れのディナー。

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一休みして、今度は島の船長の友人宅に向かい、フレンチポリネシアのテレビ放送でフランスVSオールブラックス戦を観戦する。島にゴムボートで乗りつけ、たんまりビールを持ち込む。

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フランスの解説者が悲鳴を上げながらの実況を、島の時間で午後11時半から観戦。航海の疲れとビール、そして勝負あったなな試合展開もあり、後半戦は半分近いオッサン共が眠り呆けてた。いい歳して寝ぼけてビールをこぼしたりする船のコックさんに、結局最初から最後まで寝ていて、生まれて初めてのラグビー観戦が出来なかったアメリカ人など、終わったのは夜中の1時を過ぎていたけど、最後は楽しい夜になった。

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船に戻るボートから空を眺めると、満天の星。島旅続きで、天の川にはもう驚かなくなったけど、闇夜の海を滑るボートの音と、ほろ酔い気分が相まって、見上げる自分をふんわり浮き上がらせる(ような気分にさせる)。

これにてピトケアンとマンガレバの旅は終わり。さ、戻る事にしましょうか。


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