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ココス諸島で釣り / Fishing in Cocos Islands

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ココス諸島で釣り / Fishing in Cocos Islands

早寝早起きで、今度はウエスト島の南端を目指してみる。

地図で見るウエスト島の南東端は、環礁のリングが切れ、小さな島が途切れ途切れになっており浅瀬な様子。うねりの関係で外洋と礁湖の水のやり取りがあり、水が綺麗で酸素も豊富、小魚が集まってそれを狙う大きな魚も来るのでは?

と、今までの知識を寄せ集め考えたのだ。

ヒイコラ自転車をこぐ事20分。クリスマスでは見かけなかった蟹(種類は違うけど)がやたら道を横切るのに舌打ちしつつも、たどり着いた島の波打ち際は天国みたいな場所。

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阿呆のように島旅を続けたくせに、資金難に気力難が相まって、首都や主都主島、本島といった所から遠出できず、人口過多で青く広い海があっても、細く狭く過密な、期待はずれの島ばかりをホップステップしてきた旅だったけど、最後の最後で天国にたどりついた。

綺麗だけれどゴミだらけな海岸線や、生活排水で汚れた礁湖に飽きがっかりしてたけど、ここはすごいや。ゴミがないし、外洋との水のやり取りが程よいのか海水の透明度も高い。

こんな場所が今まであったかな?うーん、無い。

良し!テンション高めで行くぜ!さっそく準備してキャスト!

投げる、巻く、投げる、巻く、投げる。少し移動、投げる、巻く、

うーん、魚の反応がない。シチュエーションは最高なのだけど、これだけ投げてリアクションがないとなると。。。

あ!かかった!

フィッシュオンする前に、左右にピョンピョコ跳ねたし、こりゃカマスだね、カマス。

外道だけど、まあいい。さっさと釣り上げて、もう一匹!

なんて思ってリールを巻いていると、カマスの飛沫の背後に、大きな茶灰色の影。ぬぉ!鮫だ!それも数匹!

まずい!うぁ、カマスの怯えがラインを介して伝わってくる(気がする)。カマスちゃんをさっさと海から引っこ抜いて、鮫に食われな。。。

バチーン!

カマスを浅瀬まで追い込んで丸呑みした鮫が反転した瞬間に、ギュオン!と完全に動物的パワーが竿にかかり、りょ?糸どころか、竿の先端がぽっきり。

いってしまった。。。。。ららららららら。

ルアーロストどころか、西アフリカで太平洋で、一緒に釣れない旅をしてきた戦友が。

。。。。。

ただ、相手は鮫なので、悔しさや怒りはない。


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ぬぬ。。

茫然自失するだけ。こういう失敗を繰り返す事で未来へ。。。の「失敗」だ。うーん、タックルの限界やこういった状況での対応が今一歩だったのはあるけれど、まあどうにもならないよ。

シャチのアザラシ狩りの如く、波打ち際、水深10センチ位の所まで、1メートル以上ある鮫が何匹もカマスを追っかけてきて、丸飲み!なんてことは想定していない。茫然自失に、イタタタ。。。という感じが加わっただけ。周りの景色が天国みたいだけど、まあ状況は酷い。地獄に仏、ならぬ、天国のような場所で鬼。鮫の姿をした鬼だ。

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さて、自転車と道具を置いたところに戻り、しばらく使っていなかったくたびれた竿を取り出す。たまたま持ち合わせた予備の竿。折れてしまった竿を購入する以前は太平洋でパタゴニアで活躍していたオールドタイマーだ。久しぶりに繋いでみると、短さと頼りなさが一目瞭然。ま、仕方ない。

今まで大活躍していた竿をエースだとすると、予備の竿は久しぶりに2軍から昇格した、37歳、引退間近で、肩に爆弾を抱えた元先発といったところ。

プロ野球名鑑なら、昨年度の成績、

11試合登板、0勝2敗2セーブ、防御率5.92 

今年結果が残せなかったら、間違いなく戦力外通告といった姿。泣けてくる。昔はぼろいなりに頑張ったのになぁ。

よし、頑張ろう!気を取り直し、セットアップして、第一投!

おりゃ!とやると、着水して少しルアーを動かした所で、バッコーン!とカマスのアタック。おお、竿はぼろいがコイツにはツキがあるのか!

と思った刹那、

ポキッと竿が折れてしまう。それも2箇所同時。のがぁ!ラインを巻くのに一苦労するが、それでもなんとか糸を巻き上げ、鮫にやられる前にカマスを釣り上げる。

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30センチチョイといったところ。ったく!なんでこんなサイズで竿が折れるんだよ!

喰ったら旨そうだけど、カマスを逃がし、天国での釣りは終わり。

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うわぁーん

予備の竿も、世界を旅して道具としての役割をこんな場所で全うした。本望だろう。最後の対戦相手は赤ん坊のようなカマスだったけど、見事に釣り上がったんだし、差し違えた「漢」とも言える最期だった。

帰り支度だけは済ませ、気分を変え、浅瀬で鮫を警戒しつつ天国を満喫する。

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そして宿に戻る。

折れた2本の竿を並べ、使えそうな箇所を見比べて、応急処置というより手術開始。可哀想だが、予備のオールドタイマーは部品取られな役割になって頂く。二つの竿にはそれなりの思い入れがあるので、なんだかブラックジャックになった気分。

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手術前。

「ブラックジャックの旦那!この小僧っ子を助けてくんねぇかい?」

「モグリの私に手術をお願いするとは酔狂なお方だ。ただ、彼の体の欠損箇所は、現代医学を持ってしてもどうにもならないのですよ。」

「旦那!そんな事は分かってる。老い先短けぇ俺の体なんてのは、どうでもいい。煮るなり焼くなり刻むなりしてくれ!あんたを天才外科医師と頼んで、こんな南の島くんだりまで出っ張ってきたんだぜ。」

「。。。。分かりました。ただ、私はモグリの医者。あなたの体を移植するにしても、私の手術代がべらぼうなのはご存じなはずだ。知らなかったとは、言わせません。100,000兆万円!手術代は、びた一文値引きできません。」

「。。。そんな!!そんな金を誰が払えるって。。」

「。。。。。」

「。。。。。」

「ふぅ、喉が渇きましたね。南の島の日差しがこんなに強いとは。。」

「。。。。。」

「そうだ、あなたが持っているその椰子の実を一つ割って下さいませんか?椰子の実ジュースで乾きを癒したいのです。この島は、椰子の実ばかりだから、ココス島と言うのですかね?」

「。。。。。」

「どうです?その椰子の実を100,000兆万円で譲って下さいませんか?」

「先生!。。。。。ブラックジャック先生!」

な一人芝居を演じつつ継ぎ接ぎだらけの応急処置を完了。

よし、見た目は心許ないけれど一応釣りは出来そうだ!

時差の感覚がおかしくなっているので、All Blacks戦とFrance戦の決勝戦の開始時間@ココス諸島を一応確認して、今度は宿の前のビーチに。

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リペアした穂先が痛々しい手術後の竿、二つの命が一つになったハイブリッドロッド。本格的なリペアは島の店が開く明日以降!

リーフの際から海岸まで距離(200メートルくらい?)があり、満潮でうねりが際を越えてくるために、波打ち際までかなり力のある波が入ってくる。昨日チェックした段階では、珊瑚の白い砂が巻き上がり過ぎ、水が白濁している箇所もあるけど、外海に洗われるようにして海底の様子が分かる場所もある。

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押し寄せる波で、空港やホテルなんかがある僅かな島の海岸線は、至る箇所で削られ、椰子の木やら、海岸にあったであろうシャワー施設の基部のようなモノが波打ち際に転がっている。大潮の満潮にうねりが重なると、波は届いちゃうだろうなぁ。

ホテルの側から北に向かって歩きながら、ホッパーを遠投していると、何者かがチェイスして、アタック!ちらりと見えた銀色の体はたいして大きくなかったけど、リペアした接合部がちょっと心配になるくらいな引き。

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ドラグが鳴る程ではないけど、なかなかのファイトを見せてくれたのは、島のフィッシングガイドラインにも乗っている「Dart」という魚。日本の南にも住んでいて、「コバンアジ」と呼ばれる魚だ。

見た目に旨そうだけど、釣りを始めたばかりなのと、フィッシングナイフを部屋に置いてきたのでキープせずにリリース。その後、「Honeycomb Cod /ハチノスハタ?」のグッドサイズを釣り上げるが、これもリリース。ガッツリ飲み込んだフック外しに苦労し、傷つけてしまった。血の臭いをかぎつけた鮫に食われなければよいけど。。。

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さて、暑いし引き上げるか。。と思ってホテルに向かうと、水面に怪しい影。数匹のヒラアジ系がブレイクする波と戯れてる。

おし!

と近くに投げて、数回目。

アタックの瞬間は波間で見えなかったけど、ボッコシ食いついて走り始める。良し!勝負開始!が、ドラグをきつくしすぎていたのか、テンションがかかりすぎ、敢えなくラインブレイク。。。

ラインブレイクと言うより、魚の強い引きにスナップとの結束部が絶えられず、リーダーの先が捩れるようになってた。ぬぅう。残念。

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宿に戻って、ラグビー決勝を観戦し、後半あたりからオープンした島のバーでビール。1本3ドルのメルボルンビターを、「1本はキウイに!」
とバーのオッサンが2本3ドルで売ってくれた。

試合観戦のテンションを引きずって、宿の前で再度釣り開始。が、昼間はあんまり見かけなかった鮫がたくさん。。。

騙し騙し、ルアーを投げていると、鮫はホッパーに反応するモノの、食いつきまではしない。それなら無いか魚を釣り上げた後のことを心配すれば。。



ぎゃー!鮫がかかってしまった。。。

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引っぱらるがままのライン。写真は撮れるが鮫を引き揚げる事は。。

またもや動物的な引き。ドラグを緩めていた事もあるけれど、一気にラインが出る出る君。竿を立てたら一発で折られそうだ。なんとか岸にやってきたら、椰子の実をぶつけてやる。椰子の実を!

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スパッと切られたライン。すれた跡などが無い。鮫じゃ。

ぶっちーん。

あ!モルジブで買った歴戦のホッパーが持って行かれてしまった。頑張ってくれてたのに。本日はたいして魚も釣り上げられなかったのに、鮫と謎のヒラアジ系?に大敗。竿を折られ、一軍級のルアーを三つも失ってしまった。

インド洋海戦2日目は、

空母 ブリストル級  大破
重巡 ヤフオク級   轟沈
駆逐 クリスマス型  喪失
駆逐 モルディブ型  喪失
駆逐 モルディブ型  喪失

という惨憺たる結果。

明日からの釣りは、2軍級ルアーの寄せ集めと満身創痍の竿で頑張らなくてはいけない。


コメント
|0|あっちょんぶりけ!
おくたまのあたいをおいてひといでずゆい。
あたいも、ココス島いくのよろさ。
ぴのこ@TRG
  • 然父
  • 2011/10/24 12:16 PM
相変わらず素晴らしいところで竿を振っているようで羨ましい限り!!

釣具は大変なことになってしまいましたね...自分もメキシコの離島で釣具が底をついて悔しい思いをしたのを思い出しました...

目の前には魚の楽園。
でも戦力がない...
一番辛いっすよね。

  • ガク
  • 2011/10/26 10:44 AM
運び屋さま

散々ですなぁ。
私がまた魚を食いたくなる報告を、お待ちしてます。

パース近郊や、ロットネスト島で、人が鮫に襲われてる事件が連続しています。

やはり、あのあたりの海は、鮫が多いのですね。
お気をつけて!

北陸...鰤に白海老、最高でした。
  • ビール大王
  • 2011/10/26 8:36 PM
然父さん

TRG!そうか!TRGか!ココスもイイ線行ってましたが、滞在費用だとかを考えると、ニウエ悪くなかったですよ。今度釣りで出かけるならニウエ!

ガクさん

パラオでご一緒したときも、竿の根本が折れましたよね。。あの作戦で、なんとかリペアしました。。結果は。。。5日頑張ってカスミ三匹でした。まだまだ修行がたりません。。

ビール大王さま

鮫はほんとどうにもなりません。おそらく人を襲うような鮫ではないのですが、竿を折ったり、ルアーを持っていったり、釣った獲物を丸呑みするには十分な強敵です。

北陸?無視w
  • 運び屋@パース
  • 2011/10/28 11:26 PM
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