calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

categories

archives

メールとTwitterアカウント

courier_jpn☆hotmail.co.jp

☆を@に変えて!



Twitterアカウントはcourier_JPN

Mayday! Mayday!  悪夢の取り調べ編



Mayday! Mayday!  悪夢の取り調べ編


「ディエス・ヌエベ・オーチョ・シエテ・・・・。」

窓すらない部屋の中、机の向こうの審査官が、腕時計をのぞきこみ、カウントを始める。

「セイス・シンコ・・・・。」

このかび臭い灰色の部屋は赤道ギニア、マラボ空港脇のの出入国管理局ビルの地下取調室。予定のフライトに乗ることができず、荷物を取り上げられ、この小部屋に閉じ込められてから、かれこれこれ、半日以上時間が経っただろうか。

夜中の0時が近づくにつれ、向かい合う崩した身なりの審査官がまとう残忍でべとついた怪しい気は濃くなってゆく。

「クアトロ・トレス・ドス・・・・・・。」

それにしても暑い、俺はどうなんだ。

「・・・・・・・・・・Uno・・・・・。」

顔を上げ、蔑むような視線でこちらを見やり、

「運び屋君、現時刻午前0時をもって、貴君は我が国の入国管理法を犯し、晴れて不法滞在の身となった。何か言いたいことはあるかね?」

「ちょっと待ってくれ!航空券を予約した状況や、ビザ取得の経緯は何度も説明したじゃないか、今いる特殊な状況を考えてくれ、それに、万が一の場合は、別の方法で航空券を買い、隣国に向かうと言うのがわからないいのか?」

「運び屋君、貴国には’’盗人にも三分の理’’という諺があるそうだね、けれども、先ほどサントメからFAXされてきたビザ発給に当たっての書類を確認し、航空会社に確認をしたが、発券の事実はない。」

「だから、それは!」

「いかにも航空券が発券されたような、予約票らしき物があったけれど、発券された記録など1つも残っていない。三分の理どころか、貴君が我が国に正当な理由があって入国した事実は欠片も確認できていない。すなわち、貴君は不法な手段でビザを取得した上に、その不法で入手したビザの滞在期間を越える滞在をいましているという訳だ。」

「だから、アレはシステムエラー。。。」

「残念だが、致し方ない、着ている物を脱げ」

「ちょっと待ってくれ、航空会社と、いや、日本大使館を介してくれ、事情を説明させてくれ!」

「もう一度言う、着ている物を脱げ」

「あまりにも不当だ、にほ。。」

「嘘ばかりのその口を閉じろ、貴様が駐リーブルヴィル日本大使館と折り合いが悪かったという情報は握っているんだよ、その上、書記官も領事閣下も、今頃は本国から送られた、米から作ったワイン、サケ?と言ったかな?あれをやって、すやすやと寝ているところだろうよ。。」

「とにかく日本大使館と話を。。」

「ああ、私も鬼ではないから、連絡させてやる。が、朝になってからだな。ただ、携帯のボタンを押すにも、朝の貴様の手の指の骨が粉々になっていたら、どうだろうな?うまくかけられるかな?」

「何を言ってる?。。。いいから。。」

「着ている物を脱げ!次に何か言ったら貴様の指を一本折る。」

「・・・・・。ふざけるな!」

と叫んだとき、ドアから数人の制服姿の警官らしき男達が飛び込んでくる。助かった。。。と思う束の間、後ろに向かった男に羽交い締めにされ、もう一人の男に力尽くで、左手を机に押し出される。

陰湿な審査官に助けを求めているような無様な姿だ。。まったく身動きが取れない。


「これは余談だが、先日、某国からの不法入国者と思しき人間の死体が、港で上がったそうだ。人づてに聞いたところによると、両手両足、全ての指の骨が折れ、爪が剥がされていたそうだよ」



「やめろ!やめてくれ!」



「その口をどうやっても閉じないようだね、やれ」

ううううううぁあああああああ!!!!!











というのは嘘。。。。もしくは、そこで目が覚めるっていう寝オチ。悪夢は夢でおわりました。

出発前にどたばたしたのですが、結果的に、予定便のボーディングパスが無事発行され、当初の予定通りにマドリッドに飛ぶことができました。

マラボ空港のイベリアの職員が、端末をチェックし、首をかしげたときはゾッとしましたが。。。

なんとか危機を脱し、余計なビザを取ったり、市内観光が一切できなかったりというマラボ/赤道ギニアではありましたが、無事出国しております。


お騒がせしました! 長々と引っ張ってしまい申し訳ございません!

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック