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アンデスを越えろ その2 / Cross the Andes Vol.2

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アンデスを越えろ その2 / Cross the Andes Vol.2

二日目のクライマックスは、コロラドという名の赤い塩湖。残念ながら雲が厚くなってしまったけれど、これまた宇宙のような場所だった。空と台地と湖の色は、その組み合わせだけだったら木星みたい。

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湖周辺は国立公園になっており、入園料を支払って湖からランクルで15分くらいのロッジに到着。時刻は午後5時前。同じホテルには自分達以外に2台のランクルが時間差で到着した。

早めに着いたので近くを散歩したり、それでも夕食まで時間があるようなので、チリで投函する用の葉書を習字で書いたりする。ただ「地理」って書いただけ絵葉書ですらない葉書。そんなのを書きながら、何も知らない他のツアーグループの外国人にカタカナで名前を書いてあげたりするが、その流れの中で、エギゾチックと言うか、国籍不明の女の子に話しかけられる。

「それは、漢字で”geography”の意味ね?なんでそんなことを書いているの?」

うーん、ばつが悪い。

「これからチリに抜けるんだけど、日本語だとChileと地理はいっしょの発音なんだ。ま。。。」

なんて答える。

下手な冗談にバチッと突っ込みを入れられるのは、袋小路で追っ手に銃口を向けられる感じでどうにもならない。けれど、このつまらない葉書が切り口になって、彼女や彼女と同じグループの韓国人女性といろいろ話が盛り上がる。

国籍不明の女の子は中仏ハーフ。中仏英西の4カ国語を完璧に操る18歳だった。

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彼女と同じツアーグループにいた日本語を話すこともできる、韓国人女性の助けも借りて、簡体漢字と日本で用いられる漢字の違いや、文法、ひらがなカタカナの用法を説明したりする。毎度毎度のことだけど、今回も日本語を旨く説明できない。日本語の複雑さやおもしろさに興味がある人だからこそ、こういう話題になるのになぁ。ザックリでいいから、上手く英語で説明できるよう、丸暗記でイイから、カタカナ、ひらがな、漢字の関係を英語で覚えておこう。。。と誓う。

いつの間にやら自分のパーソナリティー、所謂、自己紹介な話になるが、これまた自分の商売や生い立ちが説明しにくい。彼女は大学で国際関係学を勉強するようなので、学生時代に勉強したことに興味を持ってくれたので、カンボジアと周辺国との関係、カンボジアで起きたことについて薄く広く説明する。上手く説明できたか分からないけれど、中越紛争や、中ソの対立もキッチリ客観的に捉えてることに驚く。ホーチミンルートとか、ロン・ノル、シアヌークという言葉は知らなかったけど。。

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南米に一人旅中の、中国人(母)とフランス人(父)のハーフ。4カ国語を完璧に話し、中国の古典にも触れつつ、現在の中国が世界でどう見られているかを正確に捉えている18歳。将来が楽しみだなぁ。

綻びだらけののインドシナの話が一段落し、彼女のパーソナリティーも少し見えてきたので、「エギゾチックな顔立ちなので、烏族かと思ったよ」と言うと、「新疆は、中国でも大好きな場所のひとつです。お母さんは漢族だけど、生まれ育ったのは新疆なのよ」なんて言う。彼女の年齢からすると、お母さんの親、お爺さんかお婆さんは文革時代に新疆に追いやられ、その後に復権した高級官僚かな?なんて考える。ま、考え過ぎか。

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相当な切れ味の18歳に、南米旅行の経験が追加!ツアー中は、自由行動の度に、一人でポツーンと遠く離れ思いに更けながら歩いている姿をよく見かけたけど、それが様になっていた。

そんな話をしているうちに食事の時間。ブラジル軍団は、ツアー中に仲良くなったドイツの女の子に夜這いをかけたけど、事が済んだのか、ゆっくりどこかの町で待ち合わせる段取りがついたのか、すぐに宿に戻ってきて、昨日に続き、歌と語りの夜。

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しばらくそれに参加するけれど、食後から怪しい頭痛警報が頭蓋骨の中をビビビと駆けるので、歌と語りの夜も星空の散歩も程々にベッドイン。

ーーーーーー

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翌朝、これまた激頭痛。

昨日はワインも二口くらいにして、それ以上は断ってさっさと寝たのになぁ。ブラジル軍団は、寝起きは弱いっていうくらいで、相変わらず元気だし、同じ宿の他の2グループもさささとパッキングやら歯磨きやら、出発の準備を淡々と進めてる。何度か夜中に目覚めた時に、怪しい予感はあったので覚悟していたし、これから標高は下がるばかりだから問題ないだろうけど、なんでまた俺だけ頭痛なんだよ。

このブログをアップしているくらいだから、最終的には回復して旅を続けたのだけど、一旦収まった頭痛がぶり返したこと自体がショックで、どうでもよい自責の念なんかが乗っかって、頭痛と同時に心まで苛まれる感じだった。

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だるさに加えて体が火照る嫌な感覚。これからの旅に不安があったり、中途半端にやり残したことが日本であったりしたら、裏ドラがのっかって倍満!じゃないけれど、パニック症候群に飲まれていたかと思う。危なかった。

ロッジを出発して名も無き峠を越える。

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そこが今回の旅の最高地点で、約5,000メートル。その後の間歇泉ポイントが4,800メートルくらいで、あとは下り。間歇泉で車が停車している間は、動けないくらいグダグダだったけれど、そこから更に降りた4,000メートル前後の温泉あたりでようやく頭痛が薄まり復調する。

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二日目の日程は、早朝のうちに間歇泉を拝み、温泉に浸かってそこで朝食。そのあとチリ国境に近いビューポイントで最後の休憩をし、ボリビアの出国ポイントで出国手続きを終えたら、チリから迎えにきたマイクロバスに乗り換える。

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で、ツアーは終わり。

チリに抜けず、2泊3日や1泊2日でウユニに戻る組なんかもいて、最後の山を見るビューポイントや、国境でグループが別れたりする光景もチラホラ。「元気でな!また!」なんていう光景になんだかグッと来てしまう。

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チリのサンペドロアタカマから来たマイクロバスに乗って、一気にアンデスを駆け下りる。手に持っているペットボトルが、ベコンベコン音を立てて凹んだ。



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