アセンション島 - セントヘレナ島航路 1日目 / Voyage from Ascension to St.Helena Day-1
アセンション島 - セントヘレナ島航路 1日目 / Voyage from Ascension to St.Helena Day-1
フォークランドから到着し、島の宿で荷ほどきしていると枕元に紙切れ。よく見ると、26日搭乗予定のセントヘレナ行きの船への乗船指南書。
内容はこんな感じだった。
1,26日発のRMS St. Helenaは午前7時の到着、午後2時の出航予定。
2,荷物のチェックインは午前7時半から8時までの間、乗客ターミナル
で行われます。
3,乗船は1時。12時50分までにはかならず乗客ターミナルに!
4,10時までにチャックアウトしてね。
5,乗船前に、ランチが用意できるわよん。
アセンション島への寄港時間は、船のスケジュールごとでまちまちなようだけど、今回はとんぼ返りな日程。
島には大きな港湾施設がないため、貨物の上げ下ろしには、沖合に停泊するRMS St.Helenaに舟橋(しゅうきょう/pontoon)を横付けし、そこに更に艀(はしけ/barge)を横付けしたり、艀にそのままコンテナを降ろして船着き場に運び、島の船着き場(jetty)からは大型クレーンで引き上げるという方法で行われる。
人間様の場合は、港のクレーンをシーソーの原理で揺らし、エイヤ!で舟に投げ入れる。。。というのは嘘で、船着き場と往復する小型フェリーに乗り込んで舟橋にまず乗り込み、船から下りているタラップ(Gangwayと船では呼称されていた)経由で乗り込むというもの。
トケラウ行きのトケラウ号や、ピトケアン行きのクレイモア2号は、船のサイズが小さいから、艀から直接飛び乗っていたけれど、さすがのRMSセントヘレナ。乗船方法は、大型豪華客船に準じてる。
ま、そういうこともあって、貨物の上げ下ろしには時間がかかる上、上記のような条件も相まって、乗客が大きな荷物を抱えて乗船という方法はとられず、荷物だけは早めにチェックインしなければいけません。
結局、出港日は
0,前夜のうちにパッキング
1,朝イチから釣り
2,一旦宿に戻って、荷物を持ち出し、ターミナルにてチェックイン。
3,ホテルのチェックアウトギリギリまで釣り
4,チェックアウト
5,ホテル付属の食堂兼バーでネットサーフ、昼食
6,手荷物だけになってパッセンジャーターミナルへ
という流れだった。
島での釣りが絶好調だったことと、島の博物館や要塞の見物が今一歩だったのが心残りで、できるなら次の便にしたいくらい。けれど、次の出港は3週間後。逃したらその分、ようやく気持ちが日本モードに切り替わってきた浦島太郎度が濃くなっちまう。さっさと旅を終わらせなければ。。。と、後ろ髪引かれつつ案内の時間通りに乗客ターミナルに向かう。午後1時前には乗客がドワっと集まり搭乗の案内。
出国スタンプが捺され、荷物のセキュリティーチェックがあり、ライフジャケットを装着してフェリーに。真っ青な海の中で、最後の貨物のとり下ろしを行っている王立郵便船に向かう。
出港は少々遅れたけれど、乗客全員が集められる安全ブリーフィングが済んで、荷ほどきしていると錨が上がり、船が動き出す様子。停泊していた場所でくるりと船首をセントヘレナの方角に向け、出発。ボゥーっと汽笛を鳴らしてアセンション島に別れを告げたのは、午後3時半過ぎだった。
船が動き出すと、すぐに「午後の紅茶の時間/Afternoon Tea Time」サンドイッチを食べながら小さくなって行く島をボンヤリ眺め、しばらくするとトリスタン・ダ・クーニャ島のドキュメントフィルムが上映するようなのでそれを楽しむ。
サイナラアセンション!
食事は、フォークランドから休暇でセントヘレナに帰るカップルと。朝が早かったこともあり、胃袋が満たされると睡魔がビューッと纏わり付き1日目が終了。
- 2012.02.26 Sunday
- 国際フェリー / International Ferries
- 00:01
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- by 運び屋
比較にはなりませんが、おいらは気軽な東京湾フェリーでさえも非日常な感じですから。