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四国遍路 Shikoku Henro Day-12-002

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四国遍路 Shikoku Henro Day-12-002

野宿場所を探して三千里

午後1時過ぎに青龍寺での納経を済ませる。

次の岩本寺までは約60キロ。できる限り前進したい気持ちもあるけれど、今日はいろいろあったので、急がない。

石段の下のベンチに腰掛け、スリーエフで挨拶だけ交わした物静かな中年夫妻に声をかけると、なんと華人系シンガポール人。乾燥イチジクを頂きながら、北京語語を少し喋る事のできる、東京から来たこれまた中年の女性と三か国語を交えて話す。シンガポールのお二人は、一度通しで回ったこともあり、今回は高知だけとの事だ。

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その年齢で、お遍路しにちょくちょく四国に来るとは。。。このときばかりは、シンガポールでどんな仕事をしているの?なんて、聞きたくなるが、「嗚呼、LAKSAが食べたい、チリクラブが食べたい、ホッケンミーが食べたい。。」なんて会話しているうちに、宇佐の集落近辺のお宿に向け、出発してしまう。一緒に話していた中年女性はここで今回の区切り打ちがひとまず終わり、種間寺の方から宿の車が迎えに来るらしい。

お遍路転がし?お遍路転向?の魔の手を振り払った学生さんは、彼女に便乗して、宇佐大橋のたもとまで車で向かい、そこから歩き遍路を再スタートし、できるだけ歩くという。

二人に誘われたけれど、打戻り(同じルートを戻る事)も含めて歩き通したく思っていたので、お礼を言い、少し休んでから出発すると伝える。というより少し強がってみせる。

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午後2時頃出発。宇佐大橋までの打戻りの道で、これから青龍寺に向かうお遍路さん、それもこれまで何度かお会いした方とすれ違う。

大日寺で言葉を交わしたカナダから若者。
止めるに値する理由が見つかったという事でこの青龍寺で終わりにする、徳島から抜きつ抜かれつしてきた男性。
そして、土佐国分寺から焼き物の事を話したアメリカ人女性。

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一人一人と短く会話して、別れる。この宇佐の集落から青龍寺までの道は、打ち戻るのを嫌がる方もいるけれど、自分の前後2時間くらいのお遍路さんとすれ違う確率は打ち戻りゆえ、高くなる。

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道を更に宇佐の中心部まで戻り、コインランドリーで洗濯がてら、コンビニで行動食と軽めの晩ご飯を買い入れる。なんだかダラダラしてしまい、出発は午後5時過ぎ。

できるだけ歩いて、遍路小屋か公園で。。。


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という計画だったけど、こういった行き当たりばったりの作戦が、この日はうまくゆかない。宇佐のはずれのバス停改造系遍路小屋を過ぎたあと、野宿可能なポイントがなかなか見つからない。やっと見つけた出水の遍路小屋にも、先客がおり、万事休す。

とにかく横になれる場所、横になれる場所。。。と、周囲に目を光らせるけれど、日が暮れてしまうと、野宿場所を見つけるのが更に難しくなる。野宿場所は、ただ平らな場所であれば、雨を凌げる場所であればというものではなく、人の家に近すぎても、道から遠すぎても、落ち着いて寝る事はできない。野宿場所は人によって好き嫌いが別れるけれど、個人的には、町外れの閉店した店舗の駐車場や、静かな公園みたいな場所が好み。ま、いずれにせよ、自分より遥かに慣れた旅人でさえ、野宿場所には苦労しているようだ。

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山がすぐ海まで迫っている道で、コレだ!という寝床候補地を見つけられない歩きが続き、節電のために電灯が少ない浦ノ内トンネルの通過で、精神力をついに使い果たし、真っ暗な浦ノ内集落までの道で根性の目盛りもほぼゼロに近くなる。

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どこでもいい!と思い、小学校に忍び込みかけるが、何かあって迷惑をかけたら大変なことと、夜の校舎の雰囲気に気圧されて断念。浦ノ内の集落まで気合いで歩き続け、集落に午後7時半に到着。

一歩も動けなくなる完全停止不能所帯直前で、農協倉庫の軒先が、ウェルカムしている感じがするので、そこにマットを敷く。この集落で女性に声をかけられたりしたら、間違いなく狐だなぁ。

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寝袋に潜り込むと、あっという間に意識が遠のく。

いろいろあった今日一日だったけど、思い返すことも無かった。

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12日目   

歩行距離 / 約33.63Km    清瀧寺通夜堂 〜 浦ノ内農協軒下
お寺 / 36    青龍寺


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