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四国遍路 Shikoku Henro Day-19

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四国遍路 Shikoku Henro Day-19

柏坂

5時半起床、6時過ぎに出発。

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ローソン愛南町平城西店で、朝の6時27分に買い物したレシートを確認すると、

セレクト チョコチップスナック8ポンイリ 138
セレクト ウーロンチャ          103
カゴメヤサイイチニチコレイッポン 200  108
手巻 シーマヨ (増量)           105

合計              ¥454

とある。

お遍路中は、荷物の重量を増やさず、体が重くならない程度の食事を自ずと選ぶようになり、荷物を担いで歩いている日中の買い物は、いつもこの程度。

小さな紙切れながら、コンビニのレシートにはなかなかの情報がインプットされていて、撮影した画像などと併用すると、旅を振り返り、ブログをまとめたりするのに重宝する。

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あ、そういえば愛媛県に入ってしまったので、スリーエフ高知のありがたい「お茶のお接待」がなくなるなぁ。

四十番札所、観自在寺から四十一番札所、龍光寺までは、約50キロ。

地図を見る限りでは、柏坂の峠道、松尾トンネルの迂回峠が、難所といった様子で、40キロくらい先の宇和島市まで、辿り着けるかつけないか?といった所。途中25キロちょいくらいの津島で一泊するお遍路さんも多いそうだ。

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さて、国道56号線をひた歩く。56号線は、海に迫る小山を避けるように伸びていて、傾斜地には柑橘系の段々畑。目指す峠は「あれか!」「いや、こいつか!」「ぬ!なかなか!」なんて思いながら歩くけれど、なかなか国道をそれ、柏坂に導く道標が現れない。

8時、ようやく旧御荘(みしょう)町を抜け、旧内海(うちうみ)村に入る。

海岸沿いの気持ちよい道になっていたのだけれど、内海の集落に近づくと、山が眼前に立ちはだかるようになる。「よし、あの山だな。」と気合いを入れ直していると、後ろに大きめのザックのオジサン。

語り口から、これは。。と思ったけれどやはり!茨城の方。

お話しすると、縦走にウルトラマラソン、トレイルランニングまで何でもこい!の健脚定年遍路さん、歩幅は短いのだけど、リズムがよくヒョイヒョイと進んでゆき、いかにも山慣れしてるといった方。そんなオジサンに、「早いですねぇ!」なんて言われ、ちょっと誇らしい気分になる。早く歩くのがいい事ばかりではないのだけれど。

歩き遍路で、一番ボリュームのある世代は、オジサンのような、定年後の60代男性な気がする。そして、その60代男性は、定年後に思い立ったゆったり歩きな方が半分と、もとから山好きの、ストイック(良い意味で)な方が60代男性の半分に別けられるような気がする。

山登り派は、貧乏歩き旅行などする必要などないのに、野宿で歩き続けたり何かを自分に課し、それを貫いて歩いてる人が多い。

今日は、震災で中断していたお遍路を再開して1日目、とのことで、いきなり御荘の橋の下でビバークしたらしい。1泊目が橋の下か。。。。

そのオジサンと、内海の集落に入り、56号を右にそれ、柏坂に向かう。

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少し休憩する、あとで追いつくよ!というオジサンとしばしお別れし、お先に!と柏坂の遍路道に入る。

柏坂は、四国の山が愛南町内海と宇和島市津島の間、海までのびる四国の山がほんのり鞍部気味になっている所を越える道。峠の標高は、460メートル。海抜ゼロメートル付近から、見上げるような急傾斜を一気に登るようななかなか手強い峠。

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昨日の松尾峠以上に、汗が吹き出るけれど、ここまで歩いてきたお遍路さんは、このキツさが快感になるはず。

午前9時前、柳水大師到着。

その名の通り、清水が涌いていて美味しく、ごくごく注入して小休止。オジサンが登ってくるまで待ち、言葉を交わし入れ違いに出発。

午前9時半、峠越え。ゆっくり目に歩き、しばらくしてからオジサンと一緒になる。オジサンと一緒になってからの下りはギアを二つくらい上げ、スピードアップ。

国道沿いの歩道をトップスピードで歩いても、バシバシと自転車や車に追い抜かれ、少々むなしくなることがあるけれど、山道で調子があがって歩く時の感覚は何か特別で、国道沿いの歩道を歩くのとは天と地程の差がある。

コーヒーゼリーにスプーンを入れるように、空気の壁を自らの力で突き破ってゆくような快感に包まれる。上がり気味のテンションに、軽妙な茨城弁トークがのっかり、気持ちよい。時々姿を現す由良半島と宇和海の景色、これがまた心を洗う。

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柏坂を下り、津島町の上畑地の集落で田植え中の方とお話しし、

「このあたりは、お盆には刈ってしまうんよ。」

なんて言われる。

9月の残暑が厳しい頃、「新米」のシールが貼られた米袋を見ると、高知産だったり、愛媛産だったりするなぁ。9月になったら、このオジサンの顔や、四国の景色を思い浮かべながら新米を食べよう。あ、9月にもう一度来るか?

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柏坂を下りきり、芳原川沿いの遍路道を行き、公民館前で一時休憩していると、地元の方がジュース代にとお接待。

12時、芳原川と岩松側が合流する津島の集落の外れに辿り着く。

火事があったのか、救急車や消防車が出動してゆくのとすれ違う。合併で大きくなった宇和島市だけれど、ついに宇和島に入った。けれど、午前中は頑張ってくれた天気が津島の集落に入ったあたりで怪しくなり、ポツポツと何やら落ちて来る。ららら、また雨か。

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一旦、オジサンとお別れし、津島のコインランドリーを利用しようと思ったけれど、そのままやすらぎの里という、松尾トンネル前の道の駅と日帰り温泉などが一緒になった施設を目指す事にし、12時半到着。

12時半で、歩行距離はだいたい28キロといったところ。オジサンに引っ張られるかたちで、気持ちよく距離を稼げたなぁ。

2日ぶりな風呂にじっくり浸かり、食堂に顔を出すとオジサン。今日は松尾トンネルを越え、宇和島市街に入る前の公園でビバークとの事。松尾トンネルは抜けますか、それとも遍路道?と尋ねると、

「遍路道でいきたいねぇ」

とのこと。それそれ!いいねオジサン!

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タップリ休憩したけれど、雨が止む気配も弱まる兆候も無い。ぬぅ、出発だ。カビ臭くなったポンチョを羽織り本日二つ目の峠に向かう。

ま、峠とはいえ、柏坂の460メートルに比べれば、小山程度。こちらも柏坂同様、地元の方が遍路道を整備してくれているのか、歩きやすい。雨水を集めた道がちょっとした川になっていたけれど。

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峠越えのトンネル迂回路が再び国道56号に合流し、しばらくすると、番城という気になる地名。昔は宇和島の出城か、番所や木戸でもあったのかしらん。この地名を抜けるあたりから、道沿いの店舗や家々がぐっと密になり、名実共に宇和島に入った感じがする。

午後7時、40キロ程歩いたあたりの、宇和島警察署脇のJoyfulで休憩。向かいのスーパーの駐車場脇で寝られるかなぁなんて考えるが、目の前が警察署なんだよなぁ。

Joyfulを出発し、近くのコインランドリーでいったん素っ裸になったりして洗濯をし、洗濯機が回っている時間に大村益次郎が宇和島藩に抱えられていた頃の住居跡地を尋ね、尋ねがてら寝床を探すが人の生活が密になりすぎてビバークには厳しそう。

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結局、再び歩き出し、道の駅さきいや広場の野外ホール脇にテント設営。

時刻は午後10時。駐車場には、夜明かし中の長距離トラックや、キャンピングカーなどが泊まっている。歩き遍路は好きでやっているし、歩き遍路には、夜明かし場所探しに苦労する事も含まれている。けれど、雨に濡れて、場所探しにすり減らされる今日みたいな夜は、キャンピングカーで旅する人が少し羨ましくなる。茨城のオジサンはうまく寝床を見つけられたかなぁ。。





四国遍路 Shikoku Henro Day-19

歩行距離 / 約42.15Km    観自在寺通夜堂 〜 宇和島道の駅きさいや広場
お寺 / 

お遍路旅の詳細はあらためて。。。

コメント
こんにちは!タイの紗己です。
密かに読ませていただいてました。
愛媛に突入するのを待ってコメントしてませんでした(笑)
地元に住みながら、横目でしか見たことなかったお遍路さん。
みんなステキなストーリーと共に巡ってらしたんですね。
私の好きなお寺も、もうすぐ出てくるのかな♪
  • 紗己
  • 2012/06/14 6:29 PM
紗己さん

ようやくブログでは、愛媛に入りました!

濃いストーリーをお楽しみいただけてますでしょうか?

が、リアルの世界で、SDカードを紛失し、ここから先の大冒険が、脳内の記憶が頼りに。。。

なのです。。。悲しすぎる。。

でも、がんばります。。。目指せ五十一番札所!
  • 運び屋@東京!
  • 2012/06/18 1:10 PM
えーーー!SD失くなったんですか?!
・・・私の大好きなお寺の写真、楽しみにしてました・・・(笑)
とんな災難ですね。
私のギブス&松葉杖生活並みの災難ですね。
悲しみの淵から這い上がってきて、五十一番札所のお話きかせてくださいな!
  • 紗己
  • 2012/06/18 2:56 PM
マイカー逆打ち遍路。
時間的制約で阿波国のみ残し、室戸岬から帰路に向った時、
日和佐(薬王寺)で「また来るからよ!」ってつぶやきながら、
徳島県内のローソンでうどんを食べたのを思い出します。
全てのお店にキッチンがあるわけではなくオレンジの看板がある店でうどんが注文できますよね。
写真をみて思い出しました。

いよいよ私が雪中行軍のような遍路を歩んだエリアに突入ですね。更新を待っています。
  • 健太朗
  • 2012/06/22 3:24 PM
紗己さん

お返事遅くなりました。

アップデート!気合いを入れて!の時の紛失だったので、まさにムエタイのカウンターキック。頭が空っぽになってしまってアップデートが結局できずじまい。

気を取り直して明日から新たな旅に出ます。そっちの旅はできる限りアップデートする!

遍路の愛媛旅はこれまたいろいろなことがあって、書かずにはいられない。もう少しお時間ください!

健太朗さん

更新お待ちください。

愛媛の峠は車を捨て出ても歩いて超えるべきですよ!次回時間と体力が許せば是非歩きで!
  • 運び屋@東京!
  • 2012/06/26 11:21 PM
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