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サブラータ / Sabratha

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サブラータ / Sabratha

トリポリのマハッタチュニスBus Stationから約1時間程走り、乗り合いタクシーが止まったのは、庁舎風の建物に囲まれた広場のはずれのモスク前。礼拝の時間と重なったため、モスク前は賑わっているが、真昼の広場に人影はなく、コンクリートが真昼の日差しを跳ね返している。

擱座した戦車や、空爆されたと覚しき無惨に鉄筋を晒した建物などをトリポリからの道中で見かけたけれど、サブラータの中心をなす官庁街は、目に見えて手ひどく打撃を受けている。人影がないのは金曜日だからではなく、破壊され、機能停止していることも大きそうだ。

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リビア実質一日目で、目にしたものは限られるけれど、内戦の傷跡は、無惨に崩れ落ちている兵舎や軍事施設らしき建物や庁舎などが中心で、無差別に住宅地が辺り一帯瓦礫化したような場所は見かけなかった。凄惨な市街戦が繰り広げられているシリアと違い、NATO主導の空爆で、一気に片がつくような戦いだったのだろうか。

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市中の商店や食堂は閉じていたシャッターを上げ、営業を再開しました。といった様子で、内戦中の混乱も過ぎたのかモノは溢れている。町を歩いていて革命や内戦があった事を感じさせるのは、革命の成就を祝うスローガンや絵が描かれた壁、内線で命を落とした男達の肖像など。。

けれど、どうも新生リビアが順調に歩みを始め、革命の熱気をまとって新国家が着々と建設されてゆく。。。という息吹は感じられない。どうも熱が冷めてしまったように映るんだよなぁ。

そういったどうした!という気持ちを増幅させるのは、街道沿いや町の至る所に散乱する信じ難い量のゴミ。ここまで書いて安直な物言いなのだけれど、一気に覚めさせられてしまう。それくらいリビアは汚れてしまっている。

多かれ少なかれ、アラブの町ではゴミをポイ捨てし、それを翌朝までにゴミ屋が掃除回収するスタイル。そういったシステムが日本人の感覚とそぐわない。。。を加味しても、酷い。

革命前のリビアも同じような景色だったかもしれないし。ようやく新生リビアが動きだし、端緒を開いたばかりで、こういった社会インフラの回復は、その途上にあるのかもしれない。でも、見た目はアウトだ。これじゃあ、ゴミ箱を蹴っ飛ばしてひっくり返しただけの革命だよ。しっかりしろ新生リビア。

なんて感じながら、サブラータのユースホステルを目指す。

コミュニケーションがうまく行かない上、傲岸不遜の固まりとなったタクシードライバーとのやり取りは大変だったけれど、なんとかユースホステルにたどり着く。地球の歩き方に「リビアで最高の」と謳われたサブラータのユースホステルは、ドミトリーの棟を改装中だったり、そもそもお客さんが訪れないという根本的な問題を抱えているとはいえ、いろんな物が麻痺したままの、新リビアを象徴しているような宿だった。

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最終的には宿のベッドでぐっすり寝て、無事に朝日が昇って来たのだから宿のグダグダな箇所をあげつらうつもりは無い。けれど、復興支援の意味をこめ、リビアをどんどん観光しましょう!なんて旗を振れる状態ではないなぁ。というのが心からの実感。

ひょんな事から、この町在住の、バンカーと航空機技師(ATR-42/72のスペシャリスト)。所謂、カダフィー政権下時代からのエリートと話す機会があったけれど、周辺の見所やサブラータの治安の良さ云々といった通り一遍の話しかできなかった。

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