徳島-東京 オーシャン東九フェリー
徳島-東京 オーシャン東九フェリー
高松の駐車場に車を保管して、愛する四国を旅する拠点にしようなんて思っていたが、何かを始める時には、何かを捨てなければなんて思い、手放すことにした。高松の業者に3万円!とかで譲っても良いのだけれど、オークション会場に直接持ち込んだ方が良いという仕事仲間の助言もあって、回送することにした。
朝方、徳島入りするが、東京-徳島-北九州を結ぶ、オーシャン東九フェリーの出航時間は11時頃。時間があったので、日本で一番低い山に登ったり、数年前、阿波踊りでお世話になったおばちゃんに、東京土産を差し上げたりする。和歌山行きのフェリーターミナルに間違って向かってしまうという、徳島フェリーあるあるをやってしまうが、対岸の東京/北九州行きのターミナルに余裕をもってたどり着いた。
444CMの車のフェリーと、乗員1名で2.2万円!という絶賛キャンペーン中にも関わらず、徳島から乗船する乗用車は10台くらいとなんだか寂しい。徳島から和歌山まで渡るだけで1万円近く取られるのに比べれば、雑魚寝とはいえ、ゆっくり寝られるこの船、とってもお得だと思うんだけど。
予約番号(前日までのの予約必須だそうです注意!)を伝えて、車検証を見せて乗船。船内には、牽引車が外された貨車が、すでに舫われていた。客室には、白い制服をまとった船員さんが案内してくれるけれど、ここからの乗客が10台分程度なので、あっという間。あてがわれた雑魚寝室も、隣の人を気にせずに、寝られそうな感じだった。
この航路は、貨物便できっちり儲けてるから、普通の旅行客に対して商売っ気もない代わりに、運行停止したりする心配がない。と友人が言っていたのも納得。トラックの運転手さんは専用の船室があるようだけれど、その運転手さんもそれほど乗っていない様子で、どうどうたる船の大きさと比較して、妙に人が少ないのが印象に残った。
船首のバウバイザーが、グゴゴゴと音をたてて閉まり、錨が上げる。船に取り付く作業員さんの仕事を眺め、少し前に出向してゆく南海フェリーや眉山に別れを告げて、船内に戻る。持ってきた本は読み終えてしまっていたので、ブログのフライトの投稿をチェックして統計取ったりする。そんなことに集中していたら、いつの間にか潮岬沖だった。
船内にレストランがない代わりに、うどんコーナーが食事時にオープンするので、そこでかけうどんを食べる。時間をずらせば乗船客が少ないこともあって風呂場も独り占め状態だったし、おとなしいお客さんばかりで、夜もきっちり睡眠を取れた。
色気はない代わりに、文句をつけるところもない。この値段で寝ている間に船ごと東京に運んでくれるのだから、まったくありがたい。
東京港には予定通り6時前に到着した。
- 2015.07.13 Monday
- 国内航路 / Island hopping in Japan
- 19:47
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- by 運び屋