与那国島 / Yonaguni Island
与那国島 / Yonaguni Island
空港に到着するなり、
「宿ない」「レンタカーない」
のつれない、与那国のファーストコンタクト。あたってみたレンタカー屋は全滅、空港で表記のある宿も軒並みつれない返事。
「部屋もベッドもあるんだけど。。。」
とようやく取りつく島が!と思ったら
「。。。。もう飲んじゃったから迎えに行けない」
とのことなので、タクシーを呼んで空港に一番近くて大きい集落の宿に向かう。初乗りは400円だか430円だかだった。
レンタカー、タクシー兼業で、「レンタカーないよ」と返事をしてくれたそのおじさんだったので
「何かのイベントでもあるんですか?」
と尋ねると
「自衛隊の工事なんだよ、あのホテルもこのホテルも部屋貸し切られちゃってるし、ホテルから工事の場所までの足がないから、レンタカーもあんまり開かないんだよね。。」
とのこと。自衛隊welcomeと、自衛隊が来ると島が攻撃される、米軍も来る。。という弾幕がチラチラしていた。
たどり着いた宿は、同宿者に漂着物の研究者がいたり、僻地医療の勉強に来ている医学生がいたりと、離島感たっぷり。着いて早々なのにも関わらず、BBQのご相伴にあずかり、離党トークと、与那国が国境の島で、台湾の密貿易が盛んだった頃は、人口2万人(今は1/10以下の1700人程度)も傷んだよ。。なんて話をして盛り上がった。
翌朝、レンタカーというより、宿のご主人の車をリーズナブルな価格でお借りして島一周。今のシーズンは観光やマリンスポーツで賑わっているわけでないので、すれ違う観光客が極端に少ない。
さて、最南端。
台北より南で、まだまだ日本円が通用して、地図で確認するとデリー、カラチ、ドバイよりも南にいて、日本にいるにもかかわらず、韓国や北朝鮮の西端より西に立っており、那覇に飛ぶよりよっぽど台北の方が近い。大阪より香港の方が。。。東京にハノイが。。。。札幌よりバンコクが。。。
日本のどこの誰よりも、中国大陸や台湾の人々に触れた空気に触れ、フィリピンや台湾に打ち寄せた同じうねりも一番初めにこの浜に。。。なんて感傷に浸ってみたいところだったのだけど、
西崎から台湾は見えなかった。台湾が見えてしまうのは天気が崩れる予兆でもあるとのこと。今週いっぱいは島巡りなので、まあ良いとしよう。
- 2016.04.05 Tuesday
- 日本の島旅 / Island Trip in Japan
- 14:33
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- by 運び屋