豊島 / Teshima
豊島 / Teshima
海と島とがミックスされたアートな島巡りは、芸術的センスゼロの自分でもなかなか楽しめるし、前回の瀬戸内芸術祭も存分に楽しんだのだけれど、妻が出張中ということもあり、一人でアートもあれなので、今回はお手伝い役としての一人参加することにした。
小エビ隊に登録しながら、寮長に「島キッチン」じゃないかなぁ。なんて言われていたのだけれど、その通り、仰せつかったボランティアは豊島の「島キッチン」での配膳・皿洗いの担当。荒れ気味の瀬戸内海を渡って島にたどり着いたため、店にたどり着くのも遅れてしまい、開店準備を進めながら配膳やらの説明を受けるところを、開店準備のあとの配膳説明やらは端折り、掃除が終わって早々に「はい、お客さん来店です。いらっしゃいませー!」と、ほぼぶっつけ本番だった。
豊島の「島キッチン」と言えば、芸術祭開催中は予約が取れなくなる有名店。粗相があってはいけないのはもちろんだけれど、直島がお休みな月曜日ということもあって、開店早々かなりの数のお客さんがいらしゃり、繁盛店ならでわな気が張り詰めており、おいおい大丈夫か。。。と緊張しきり。
そんな中、いつの間にかお客さんのご案内から始まり、配膳組と皿洗い組に分かれた仲間と私の4人は、ベテランのスタッフさんのサポートを受けながらなんとか切り盛りし、気が付いたら5時間経って、最後のお客様を送り出していました。
まかない
工場の再編やリストラで再雇用された僕らの同世代が、慣れない業種や、若者に混ざりながらもなんとか頑張ろうとするドキュメントなんかがあるけれど、豊島キッチンでエプロンして手ぬぐい巻いてる自分は画面に映ったあの人そのまま。初めはぐずぐずな接客を、半時間でいつの間にか最低限のレベルまで引っ張りあげてくれたスタッフさんや、ボランティア仲間に感謝です。また、不慣れな接客にもかかわらず、お膳を引き寄せてくださったりしたお客様、拙い英語や中国語の接客を喜んでくれたランチボックスを食べに来てくれた台湾やデンマークのお客さん、ありがとうございます。
- 2016.04.15 Friday
- 日本の島旅 / Island Trip in Japan
- 20:06
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- by 運び屋