地方のお仕事
地方のお仕事
宿泊施設の情報収集と撮影(素人レベル。。)で、紅葉の季節の木曽を回っています。朝晩はかなり冷え込むようになり、開田エリアに午前中に上がると、霜が残って真っ白になっていたりします。
木曽の宿泊業は、中山道やそこから伸びた枝道/往還の側に今も残る歴史のある宿をルーツとする宿泊施設、IターンやUターンでスキー場やリゾートエリアに80年代頃から建ち始めたペンション系宿泊施設に大きく大別されますが、大規模チェーンホテルなどと今の所無縁なエリアであるために、連絡してお邪魔させていただくと、経営者の方々が対応してくださります。
余所者の自分にそこまで話していいのかよな話に30秒もかからない方もいれば、打ち解けるまで時間がかかる方もいますが、総じて話が早く、こちらの話に耳を傾けてくださります。決済者にたどり着くまで何度も足を運ばなくてはいけない謝り侍系大手対応営業マンやっていた時代より、エリアを任されて、半分飛び込んでいたような新人航空貨物営業マン時代の甘酸っぱい記憶が蘇ったりします。
町は谷や川、峠や山で隔たれていた町村が合併して出来上がった町であるために、合併前のエリアごとに特性があって面白い反面、その特性や地域性を包括するような合意形成を進めるのが至難の技で、それを進めるための時間と労力のかけ方、プロセスが、都市圏のお仕事とは全く異なります。一個人/経営者さんとのコミュニケーションのスムーズさという優れた面を相殺してしまう感じもします。
よって、仕事にかかる苦労やなんやら、メリットなんやらは、都会で働いていることと同じくらいだな。なんて感じています。生活面でも同じことで、(昔からの)友人と気兼ねなく会えたり、空いた時間に映画を見に行くようなことはできなくても、仕事帰り(行きに)にテンカラができたり、水が冷たかったりします。
トレードオフ。嗚呼トレードオフといった日々を送っています。
少し話が仕事から離れましたが、こういった状況下でも少しずつ前進できるのは、今までこのエリアに来ていないインバウンド顧客層をなんとか!ていう新しいターゲットをなんとかしようというお仕事(がメイン)だからだと感じます。目標が外にある場合、エリア特性なんかを越えた、遠くを見る視座が生まれるから。。。なんて言ったら、偉そうすぎるでしょうか。
少なくとも、新参者が上から目線で各地域のバランスをとって、地域の中から何かを生み出す!なんて荒技は僕にはもともと無理そうなので、今の仕事ができるのはラッキーかもしれません。
外国人を連れてくるということがうまくいった時、誘客の差配にムラ出るかもしれない。。。ということが心配ですが、それは少し先のことなので、その辺りのことは頭の片隅に置いて、パタパタと動いています。
ということで、一人だと億劫になってしまうDIYをやる余裕がなく、あまり進んでいません(汗)、妻と合流してから頑張ることにしますが、11月初旬でこの寒さとなると、いろんなことが済んで「はい始めよう!」になった12月にどんだけ作業ができるのか疑問です(笑)
その先のいろんなことが決まるのが今月中旬のようなので、詳しい仕事内容は後日アップデートします!
- 2016.11.02 Wednesday
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- 10:04
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- by 運び屋