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ロサンゼルス / L.A.

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ロサンゼルス / L.A.

 

体を少し休めてから、コーヒーショップ巡り。

 

検索すればするほど、変わり種からかっこよさ真っ直ぐなところ、ロースト重視など、現れる現れる。ポートランドとサンフランシスコで散々観て回ったつもりだけれど、多少の既視感はあってもそれ以上にオーナーや働いている人の想いがこもったコーヒーショップが湧き上がる湧き上がる。

 

アメリカの諸都市は城やらが形成された時代背景と積み重なりが少ない分、住民のしこう(志向、思考、嗜好)がパチッとハマると、その町やエリアができた頃からの建物をリノベーションしたり、用途を変えて人が集まる場所になったりと、学ぶべきところが多いが、そういった場所で、かつ訪れやすい場所となると、コーヒーショップなんかである場合が多い。

 

国内外にかかわらず、適当な町や新しい場所に出かけると、その土地の古城や自分の名前にちなんだ場所なんかを検索して訪れてみるが、最近はそれにコーヒーショップが加わった。

 

ロサンゼルスのカフェは、アメリカの他のエリアのそれと同じく、業態に関わらず居抜きで一気に用途をカフェに変更したなぁ、という場所が多い。

 

アメリカ、特にカリフォルニアのコーヒーショップは、たいてい天井が高い。おそらく気候が温暖な事も影響しているだろうけど、その関係上、当然壁面積も大きくなる。どこのコーヒーショップもそいういった壁、天井といった大きな面積や容積な箇所にはたいていあまり手をかけていない。手をかけず、ざっくりとインダストリアル風な感じに仕上げてしまっている。

 

IMG_6962.JPG

 

このままだと、没個性なのだけれど、そのざっくりとした空間には、店ごとに、たいてい吊り下げ系オブジェや照明などが、デーンと個性を作り出している。

 

そういった天井の下のカウンターの中では、がっつりタトゥーの入ったお姉さんがエスプレッソマシーンをカンカン言わせて何かを作り、敷居のないバックヤードやローストルームには、髭面だけどどこか清潔でシャンとしたお兄さんがコーヒー豆と向かい合っていたりする。

 

お客さんの方を眺めれば、犬を連れていたり、通勤途中に立ち寄るカリフォルニアなのにネクタイ?なジェントルメンだったり、ベッドから出たばかりのボサボサ頭のお姉さんだったりする。てんでバラバラ。

 

穴倉のような、常連さんに睨まれるような喫茶店と、L.A.で訪れたコーヒーショップは、役割や位置付けが真逆で面白い。密室と体育館くらいの差がありそうだ。

 

ま、日本は人間同士の距離感が密すぎて、町の機能として喫茶店のような場所が必要だし、名古屋のカフェ文化発祥の尾張一宮は、中小の紡績工場では機械の音が大きすぎて、工場の脇で打ち合わせができないから近くの喫茶店で。。。という事が始まった。。なんてのも聞く。いいよなぁ。それはそれで。

 

かくいう私は、いろんな人間が好き勝手できる世の中じゃないと、やりにくいバッドイグザンプルタイプなので、自分のコーヒーショップは、やっぱりこういう、店内のほうが外の世界よりさらに広がりを持つような、コーヒーでなく、何かをしに来るような場所にしたいなぁ。と思うのでした。

 


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