生き残れ 007
生き残れ 007
今年になって生き残れ!度が高くなってきたのは、インドネシアのジャカルタでファシリテーターをし、彼の国の実情と歴史を振り返ってから台湾に向かい、そこで2.28事件とそれ以降の台湾が歩んだ道をゆっくりと考える時間があったからで、日本に戻って度が過ぎた嫌韓に触れるにつけ、それが韓国起因だろうがなかろうが、インドネシアみたいな事が、日本で起こり得ると感じたからです。
私は家族の一員の誰かしらがどこにいても外国人という国際結婚家族なので、直接的なプレッシャーではないものの、特定の国に対してメディアが加担するようにして敵愾心を煽るような状況が薄気味悪いと感じ、警戒します。
まだまだ中国大陸と台湾と香港の区別がついていないような人が多いのが現実ですし、近隣アジア諸国の理解が今後深まっていく以上に、排外的な姿勢で外国人に向かいあう人が多くなってゆくのではないかという危惧を、オーバーツーリズム/格差の問題に直面する観光地に住み働きながら感じるのです。
モヤモヤとした感覚と迷いを切り抜けた鍵は、「真のプロフェッショナルはアウェーで戦う」という旅の先達の重い言葉。
不安も充実感や達成感も、それがどこから始まるかがわからなかったのだけれど、この言葉をじっくり噛み締めると、全てがマインドセットされるような気分になり、力と勇気、不安や楽しさがどこから来るのかがわかったような気がしています。
昨日は、スロバキア人のお客さんとカウンター越しに旅話をし、半弓のスタッフも大挙押し寄せた外国人グループに物怖じせず接客してくれている。
そのお客さんは、静岡から12年前に移住し、自分の作った野菜を料理しお出しする移住者の大先輩がご紹介してくれたお客さん。その人は高山の超人と僕は思っているのですが、彼は「生き残る」だけでなく、生き残って次の世代に大事なことを伝えてゆくような、超人であり巨人。
その巨人/超人、旅の先達の背中を追いかけながら、フルパワーで生き残っていこうと思います。
- 2019.10.25 Friday
- 生き残れ! / Survive!
- 09:29
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- by 運び屋
コンフォートゾーン、居心地のいいところにいてはダメなんです。そこには学びがありませんから。
常に自分にチャレンジして、常に違和感がある環境にいて、常に学び続ける。
なかなか実践が出来ませんが常に心掛けたいものですね。
いつか高山のカフェへ訪れたいです。