calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< April 2007 >>

categories

archives

メールとTwitterアカウント

courier_jpn☆hotmail.co.jp

☆を@に変えて!



Twitterアカウントはcourier_JPN

マレーシア密出国の顛末



KULのイミグレのムシャラフ大統領みたいな顔をした、
責任者に、リンバンでマレーシアの出国手続きを経ず、
ブルネイに入国した事情を伝える。

出国カードを端末で確認した後、OKをもらいました。

なんだかあっけなかったな。。

AK797 BWN-KUL



AK797 BWN-KUL



フライトタイムは2時間20分。

離陸してすぐ南シナ海を飛行するルートな上、フライト途中で日没。
景色を楽しむようなフライトではありません。。。。
(少しだけ島が見えました。南沙諸島??)

が、

元ヤン風CAさんの、乗客を見下ろす感じのセキュリティーデモ、
ビジネスライクな機内サービスが、S度満点で非常に良かったです。

全体的にSなんですが、時々みせる営業スマイルが

。。。。。。。。。イイ!

変な意味でドキドキするフライトでした。

Bandar Seri Begawan



Bandar Seri Begawan

ブルネイの首都、バンダルスリブガワンに到着です。
コンパクトな国家なだけに、バスターミナルを中心にした
首都中心部もコンパクト。



町の見所は、いくつかのモスクと王宮でしょうか?



建物以外では、首都の川を挟んだ向かいの水上集落/Kampong Ayer
が他ではあまり見られない景色で、なかなか良いのではないでしょうか?

水上集落というと、ジャンクを繋げた昔の香港やマカオ等を
イメージしますが、ブルネイの水上集落は川に杭を打ち、
その上に家を立てる定住型。案内によると人口3万。学校やモスクも水の上。



大金持ちのスルタンと石油の国のイメージに、
水上集落が加わりました。。


出国日には、王宮を見にバスで出かけたのですが、
思いっきり寝過ごし、何もない郊外の終点で目覚める。。。。



時間がなく王宮には行けずじまいでしたが、バンダルスリブガワンの
首都中心部から、中心部を取り囲むように緑につつまれた官庁街と高級住宅地、
そこから先のノンビリとした郊外の風景を、バスから楽しむことができました。



Bangar to Bandar Seri Begawan



スピードボートでマレーシア領をスルー。

ブルネイの首都、バンダルスリブガワンに向います。6.5ドル



ブルネイ湾に面したデルタ地帯を迫力満点で進みます。



このスピードボート。オススメです。



首都に近づいてくると、水上集落をいくつも通り過ぎます。
ボート向けのガソリンスタンドもあったり、ブルネイ族が
「海の民」であった事を偲ばせます。


敢えてジャングルを切り開いて定住するより、
海や川の方へ、土地を広げていった様な印象を受けます。



45分くらいで到着。無理に陸路でBangerからBander Seri Bugawanに行くと、
国境を越える上、一日がかり。ボートの方が、早くてらくちん。

海の民のブルネイにとって、マレーシアによる国土の分断は
たいした影響はないのかもしれません。

Bangar / Temburon

Bangar



ブルネイのテンブロン地区の総人口は約1万人。
中心部のBangarはLimban以上にコンパクトで、
ちょっとした屋台街と、商店が50M程並んでいる場所以外、
特に何もありません。



小さな商店街で食べたLoti



テンブロン国立公園の入り口だからか、ネイチャーツアー系の
表示が書かれたLandCruiserなんかが走っていますが、実にのんびりしています。

BangarからLimbanへ向う場合はタクシーかヒッチハイクしか
なさそうですが、タクシーは見当たらないので、
Limbanか、国境のチェックポイント付近に向う人を見つけ、
交渉した方が良さそうです。

BangarからBandar Seri Begawanまでは7-17時頃迄、
30-60分おきにスピードボートが出ています。

Limbang to Bangar マレーシアからブルネイへ


ーーーリンバンからテンブロンへ向う事をお考えの方ーーー

このルートの国境にはマレーシア側のチェックポイントがありません。
必ず、リンバンのイミグレーションで、出国手続きを済ませてください。
また、多少ブルネイのお金を、市中の両替商で手に入れておきましょう。

リンバンから国境迄一日3本バスがありますが、ブルネイ側からは
公共の交通機関はありません。ヒッチか、交渉になると思います。

リンバンのイミグレーション前に、タクシーが多数停まっています。
彼らと交渉し、バンガール/テンブロンに向うのも可能なようです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


マレーシアを発ちます。


リンバンからブルネイの飛び地、テンブロンの国境までは公共バス。
残念ながら、LimbangからBangarまでの直通バス等はありません。



リンバンのバス停から国境行きのバスが出発します。

☆ 9:00/13:00/17:00出発 料金 RM3.5 所要、約30分。

国境行きのバスはリンバンは始発でなく、バス停の前の道に少しの間
停車するだけなので、注意が必要です。画像の黒い車のあたりに停車します。


リンバンバス停の時刻表


今回は9:00発のバスに乗車。ノンビリとした熱帯雨林をゆく
おんぼろバスの乗客は運び屋とローカルのおじさんの二人。



30分程で国境の川に到着。



このバスはたまたま国境が終点になっているだけで、国境近辺の
集落の人々の為の公共交通機関のようなもののようです。

ローカルのおじさんは国境でバスを降りず、徒歩で越えるのは僕だけでした。



しかし、ここにはマレーシアのイミグレーションポイントがありません。
ありゃ?出国できないぞ。。これは。。



引き返そうと思いましたが、次のリンバンまでのバスはおそらく4時間後。。。
あまり良くないのですが、橋渡しのお兄ちゃんも「行っちゃえよ!」
ということなので、ブルネイに入ってしまいます(嗚呼、密出国)。


ブルネイ側から国境の川を望む





国境の川からブルネイのチェックポイント迄は約1キロ。
徒歩で15分くらいかな?リンバンで水を用意しておいて良かった。。。


ブルネイ側にはチェックポイントあり


ブルネイ側のパスポートコントロールでは、案の定、マレーシア出国の
スタンプがない旨伝えられ、一度は突っ返されます。

ただ、リンバンのイミグレーションオフィスの存在を知らなかった事、
Miriから直接飛行機でリンバンに入るルートだった上、明日のブルネイ発の
航空券のItineraryを見せると、「気をつけなさいよ。」ということで
入国を許可して頂く。(マレーシア密出国は解決していませんが。。)

で、イミグレポイントからテンブロンの中心地、バンガールBangarまでは
約4キロ。公共交通機関はないので、歩いて向います。
チェックポイントで停車する人に声かければ、ヒッチは可能だと思います。



道沿いの小川には小さな魚や、20CM位の肺魚らしき魚が
泳いだり、時々息つぎしに水面に上がってきます。
そんなのに気を取られ、時々立ち止まりながら、
のんびり、ぷらぷらとバンガールに向います。

国境からバンガールまで半分くらい歩いた頃、横の車がとまり、

「乗ってけよ、暑いだろ?」

とブルネイ人のお兄ちゃんが声をかけてくれ、
Bangarまでのせてくれました。

バンガール到着は10時半。

国境を越える渡し船(フェリー)でBangarに向う人に交渉すれば、
よりスムーズにより早く行けそうです。


Limbang

LIMBANG



リンバンは、南北をブルネイに取り囲まれています。
見方を変えれば、このリンバンを含む、リンバン川流域の
マレーシア/サラワク州が楔のように、ブルネイを分断しています。

今はアジア最小の国家になってしまったブルネイですが、
ボルネオの名前のルーツがブルネイだったように、交易で栄え、
島の北部一帯を支配する大藩国でありました。

しかし近代になり、大英帝国、その北ボルネオ会社や
サラワク(白人藩王)やフィリピン南部のスルタンに浸食され、
滅亡の危機。自国の領土を確保しようと、進んでイギリスの保護領になり、
大戦後のマレーシア独立のすったもんだに追随せず(石油あるし。。。)、
独立した。という経緯があります。



文章がまとまりませんが、リンバンはサラワク王国が
ブルネイを浸食し、そのままマレーシア独立後もマレーシア領
サラワク州として今に至っており、分断された小さい方の
ブルネイをテンブロンという飛び地にしてしまっています。

地図



なんかの折に、ブルネイに領土を返していれば。。。
お金持ちの国の人になれたのに。。。



なんて、ここリンバンの人は思いに耽ったりするのでしょうか?



川沿いのリンバンはのんびりしていて、ミリを更に一回り小さく、
市街で目立つ建物は、10階建てくらいのスーパー兼ホテルだけ。
10分で町の主要部を回ってしまうことができます。

夜はアヤシい雰囲気になる安宿は一泊、50RM。






さて、明日はブルネイ領テンブロン地区のBangarに向います。



D7 2254 MYY-LMN




D7 2254 MYY-LMN



Airasiaに続き、Airasia子会社FAXでリンバンに向います。
機材はマレーシア航空のお古のF50。

FAXの成り立ちが、マレーシア航空の経営危機に伴う、
路線縮小をAirasiaグループが引き受けたことで始まっていますから、
当然といえば当然なのですが、ちょっと生々しいですね。





ブルネイ上空の南シナ海の海岸線とジャングル、そこを蛇行する茶色い川を
見下ろしつつ、あっという間の到着です。



南シナ海の海底油田採掘プラントなんかも空から見えます。
煙突から吹き上げる炎が、ブルネイを感じさせました。




Miri

Miri



ミリは南シナ海に面した小さな町で、
その南シナ海の遠くはなれた向こう岸は、先日訪れたホイアン。

ホイアンのように、昔の町並みが残っているわけではないのですが、
華僑は相変わらず頑張っているし、漢字で「両替」や「貿易」
といった文字が書かれている店が集中している通りがあったり、

海のシルクロードで潤った「交易所」の匂いがして、
ほんの少しですが(笑)旅ロマンを感じます。



市の中心部に、ガラス張りの立派なビルをはじめとして、
何棟か大きなビルもあり、ちょっとした都市の体裁をしていますが、

シンガポールやKLの後にポンっと来てしまうと、感覚的に、

どこかの島のリゾートに遊びにきて、
「ちょろっと島の中心部に行きましょうか?」
という話になり、遊びにきたものの。。
「ん?何もないな。。。」
で終ってしまうような町ですね。

ホテルもKLなんかに比べるとグッとレベルも価格も
控えめになり、運び屋向けになります。市の中心部の
中華系安宿40-60RMでした。

///アクセス///

空港から町へ

定額タクシー 16.5RM

町から空港へ

バス乗り場の白タク親父を値切って9RM

AK5740 JHB-MYY



AK5740 JHB-MYY



昨年の夏、エアアジアのフライト予約迄済ませていたのですが、
事情があって乗ることができず、今回ようやく搭乗となりました。



近々、A320を100機まとめて購入する予定もあるようですが、
今回はドイツの会社かな?のお古のB737-300。シートや内装も
それなりですね。



飛行機の写真を撮ったりしながらで、搭乗が最後の方になり、
エアアジアはシートアサインがない航空会社なので、
中央主翼付近の座席になり、外の景色は楽しむことはできません。



機内のサービスは有料ですが、写真のホットミールが7RM。水が4RMと
そこそこ良心的な値段。なかなか美味しいです。値段も手頃なのでどうぞ。

アテンダントのお姉様方も、素敵なお姉様方でした。
マレー系のムスリムの人があんなプリプリした格好して
良いのか???くらい、フェロモン出ていました。



2時間程でMiri空港に到着。



トーイングカーを使う手間を省く為だと思うのですが、
降機はボーディングブリッジからでなく、飛行機にとりつけられた
階段で直接ランプに降りるスタイル。
(同じ時刻に離発着するMHのB737はボーデングブリッジ使用。)

この辺はRyanair的ですね。初めて乗った感触ですが、
2時間程度のフライトで、中途半端な機内放送をアタフタと
楽しむよりは、料金できる限り安めのAirAsiaはなかなか良いな。。
と思いました。

| 1/6PAGES | >>