じっくりというにはほど遠いが、中央アジアの旅も間もなく終り、
旅らしい日も今日のウルムチが最後。
新疆ウイグル自治区の「新疆」は中国語で「新しい領土」を意味するため、
その土地に住み、自らの国家を望む人々にとって受け入れがたく、
独立派の人々は「東トルキスタン」と生まれ育った土地を呼びます。
台湾やチベットの独立問題が中国の地域、民族問題ととらわれがちですが、
ここ「東トルキスタン/新疆」の問題は歴史的に遊牧テュルク系の諸族が
大昔から走り回っていた土地。この場所に漢民族が大量に流れ込むのは
やはり不自然な気がする。。
ソ連崩壊に伴い、中央アジアで民族国家が多数独立し15年以上がたちましたが、
こちらの独立運動は中国政府にテロのレッテルを貼られ、
徹底的に取り締まられています。
19世紀前半から中盤まで一時的に独立した時も、ソ連の影響と混乱に後押しされた
傀儡/衛星国的な色合いが濃く、それに関わった人々の多くも粛正され尻すぼみ。
現在の独立運動は圧倒的な漢民族/中華パワーに押されているうえ、
大きなうねりみたいなものは、表面的に感じることはできなかった。。。
漢字が無ければ、ウズベクとかトルコだよなぁ。。