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良いお年を!


年の瀬モードのロンドンをあとにします。
一年の最後のフライトはLHR-SFOとなりました。



飛んでいる間に日本ではお正月です。

一人仕立ての会社な上、お仕事で絡む方々も少なく、
ついでに言うとかなり自堕落な性分の私にとって、
このブログの更新は(ほぼ)規則的かつ、継続的に続けることのできた唯一のモノ。

なんとかこうして一年最後の書き込みができて、年を越せるのは、
皆様のページビューやコメントに支えられたからであります。

ブログやインターネットの性質上、直接お礼をすることはできませんが、
来年も(私財を投げ打ってでも)飛び続け、運び続けることで
皆様の期待?におこたえしたいと思っております。

一年間有難うございました。良い年をお過ごしください。



運び屋 ロンドン

2007年12月31日 



UA931 LHR-SFO



UA931 LHR-SFO

さて、本年最後のフライトです。



B777。それにしてもUAのビジネスは、なんだか古い感じ。
新シートを順次導入してゆくそうですが、待ち遠しいですね。



水平飛行に入って、食事が出る頃





この辺で日本が2008年に。

一年のフィナーレを飾る年越しフィレ



そのあとはアルコールを大量摂取し、睡眠。
目を覚ましてから少しすると、

「Londonは新しい年を迎えました。ハッピーニューイヤー」と機内放送。



大体このあたりでロンドンが2008年に



到着前にはサンドイッチの軽食。




暮れゆくサンフランシスコは綺麗でしたよ。


London Day-2

本当に北緯50度越えの土地?サハリンと同じ緯度?
今日(30日)のロンドンは青空も出て暖かく、
薄手のジャケットで十分ふらつけます。




夏の短さと秋の寒さが刷り込まれていて、ロンドンは寒いところ
と思っていましたが、全然寒くありません。暖冬?東京のほうが寒いぞ。



ただ、さすが北緯50度。日照時間は裏切りません。



朝は8時頃ようやく明るくなったかな?と思ったら
昼過ぎには太陽に力が無くなり、4時には暗くなります。



イギリスの警官が、仕事の前に何らかの機器を使って
朝日と同じ光を照射され、仕事に向かわせるという記事を
読んだことがありますが納得です。

早起きは三文の得なんていいますが、その得もこ
気持ちをリフレッシュさせ、前向きにさせる朝の光があってこそ。

ロンドンではだらだら朝寝坊するほうが、朝の光を浴びられて
得するかもしれません。

さて、話を少し戻して。。。

日が沈むとさすがにしっかりした上着が欲しくなりますが、
繁華街は歩道から人が溢れるくらいの大混雑。
なんだか大英帝国の景気はまだまだ調子が良さそうです?





馴染んだり、溶け込んだりという気持ちになるにはまだまだ
程遠いロンドンですが、今回の短い滞在で「食わず嫌い」的だった
ロンドンを克服したような気がします。

ううん、あとはもう少しお仕事で稼げれば。。。







London Day-1


小指の先ほどの英国の経験と貧乏系旅人の視点では
なかなかこの国を捉えることはできません。



物価が高い上にロンドンっ子はとっつきにくく。。。
なんていう先入観が邪魔する上、自身も成長していないことなどもあり
いつまでたっても構えてしまうロンドンだったのですが、
天候にも恵まれ、ロンドンの地理関係や雰囲気になれたこともあり、
今回は肩肘張らずのんびり町を散策しています。



ホテルの朝食バイキングをたらふく食べて、地下鉄パスで
博物館めぐりや写真を撮るだけだったら、大してお金もかかりません。

この時期のホテルは漏れなく強烈なお値段ですし、
貧乏臭く朝食をがっつりとってしまうため、
なんだか一日中腹ごなししてるような感じです。

そんな運び屋ですが、第一日目は、例によって大英博物館。
今回はアジア、特に朝鮮半島と日本の展示をじっくりと見学しました。



ここは、この国の人がどのように日本とその歴史を捉えているか、どのように
現在の日本を理解しようとしているか、客観的に捉えることのできる場所。

ざっと回ってみると。



先史以来、中国や朝鮮半島の影響を受けつつ、日本独自の文化を育んできた
日本という国に150年ほど前の西洋文明が流入し、急激な近代化西洋化を遂げ、
その過程で軍国主義化し、戦争をし、敗戦。その後廃墟から奇跡的な復興を遂げる。
という急ぎ足ながらおおまかな日本の歴史をたどることができます。

小さなスペースで展示できるものに制限があることもありますが、
展示物の中心になっている武士や、江戸文化などは掘り下げた説明が
少ないような気がするし、近現代史にいたっては、完全にヨーロッパから見た
日本的な視点になってしまい、運び屋的に日本人として伝えたいものは
展示し切れていない気がしました。

大英博物館というフィルターを通して見る、
日本と明治維新以降たどった近代史は、奇跡的で他に類をみない
発展ながらも、どこか滑稽な(鹿鳴館的な)匂いが感じられます。
なんだか、「頑張っている感」に哀愁が漂うんですよね。。



日本の近代化は、廃仏棄却を始めとする文化大革命を伴っていて、
その過程でそれまでの文化や習俗の面で多くの物を失っています。
伝統を重んじるイギリス人にとって世界にとっては、信じがたく、
時に滑稽に写るものなのかもしれません。



ただ、この時代は日本的伝統が失われた時代であったと同時に、
世界に誇れる傑出した人物を多く生み出している時代でもあって、

富国強兵、幾たびかの戦争。そして敗戦を経験しているからといって
端折られたり、戦勝国側に全否定されてはたまらないんだよな。。。等と
思ってしまうのでした。

大英博物館の日本展示スペースで説明しきれていない

「日本の近現代史を支えた人物たちの行動や考え方が、
 現在の日本人の規範になり、今日を支えているんだぞ。。。」

。。。という部分は、

訪問客の後ろに回りこみテレパシーで送り込んでおきました。

伝わったかな?








UA922 IAD-LHR



UA922 IAD-LHR

日本発着路線を使う日本人のUA利用者にとって、
UAの国際線といえばB747。最近ではB777となってしまいがちですが、
今回は使い古された感じのB767でロンドンへ。大西洋路線ではB767の
方がポピュラーかもしれません。

北米東海岸発ヨーロッパ路線では、

朝に出発、現地に夜到着。
夜に出発、現地に翌朝到着。

の二つのパターンをよく目にしますが、
今回は朝に出発パターン。

ワイドボディー機より、若干狭いビジネスクラスシートで
朝食を食べた後。





ベッドを倒すと、急激なゆれ。。
うとうとしながら、空の隣の座席に置いたパソコンを抑えたのが
最後の記憶。。。。

気が付くと、窓の外は真っ暗。
モニターを見るとブリストル上空。

すでに到着前のミールのサービスも終わっており、
せっかくのビジネスクラスなのに、なんだか拍子抜けなフライトでした。

到着は夜の10時前。パスポートコントロール(楽々)も入管(無人)も
あっさりとしたもの。TUBEに乗り込んで安宿街に向かいます。



IAD RED CARPET CLUB

BOSからIADに到着。ボーっとしていたままですが、
本日は朝の8時より、アルコールにてスタートいたします。

連れとはボストンで別れ、いつもの一人旅。
やたら食ってばかりでなんだか久しぶりです。

クーポン券でいただいたアルコールはその名も

「Redcarpet Ale」

どんな味かいただいてみると、口当たりも香りもまろやか、
Ale特有の苦味も程ほど。淡白なだけに好き嫌いが分かれそうなAleでした。

初めて目にしたのでGoogleで検索したのですが、
なかなかそれらしき飲み物がヒットしない。。んん謎だ。



そのビールを画像におさめると、背景には今年も散々苦労した
UAの小型機CRJなんかが集中するターミナル。

今年もいろいろありましたが、この時期になっても何とか
お仕事しつつ、朝からアルコールをいただけることに感謝です。

さて、そろそろ出発です。





UA1278 BOS-IAD



UA1278 BOS-IAD

フライトプランの説明をしていると、
息せき切った女性が飛行機を降りようとする。

なんだ?

と思うとどうやら、WASHINGTON/DULLS空港をダラス空港と勘違いした模様。

「違うよ、DULLESワシントンだよ!このおっちょこちょい!」

みたいなツッコミが他の乗客から入り、とぼとぼと
座席に戻る女性。

でも、気持ちは分かる。

Boston

雨のボストン。



Newbury St.で少し買い物をし、ボストン散策。
湿気を伴う寒さ、どうせなら雪にならないかな?



冬のボストンの長い夜。

今回は連れ(元同僚)とワイワイ騒いでしまいましたが、
来年こそは音楽やスポーツを楽しみたいところです。

ではもう少し準備してBOSTONを出発です。

AA4803 LGA-BOS






AA4803 LGA-JFK



いつもどおりあっという間のフライトです。
ちょっと雪になりそうな天気です。

N.Y.



夜から雨が降り出しましたが、そのまえに
ロックフェラーセンターに遊びに出かけました。





お賽銭?

なんだかこの旅行では知り合いや、
前の会社の同僚にやたら出会う。。。明日は誰に会うのかな?

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