NW28 NRT-SFO
成田でのんびり一泊し、ゆっくりしようと思っていましたが、
個人事業の決算書と記載方法で判断しかねる部分があったので、
東村山税務署に立ち寄って確認。
そのあと事務所片付けがてら本所に立ち寄って成田へ。
ラジオ特集が組まれていたのでキオスクで「BRUTUS」を購入。
録り貯めたMP3やPodCastの番組を、太平洋横断の機内ではもちろん、
タクラマカンのバスや、バルカン半島のや列車で旅しながら聴いている
運び屋としては、伊集院や爆笑問題がラジオについて熱く語っているのが
非常に嬉しい。今日もこのまま日本だったら伊集院聴けたのになぁ。。。
さて、第2ターミナルのCXで野暮用を済ませて第一ターミナルへ。
京成の車内でも感じましたが、明らかに卒業旅行系学生さんが多い。
セキュリティーゾーンも出国審査場も若い旅行者が目立ち、NWの
サテライトに至っては、制服姿の団体さんがどばっと固まっています。
修学旅行でしょうか?それにしても結構な混雑だなぁ。
ラウンジで一息ついて搭乗。この28便も満席です。
やっぱり空運業というのは、満席で飛ばしてナンボの世界。
一時期元気を無くしていたNHが経営を刷新した後、
オーバーブック覚悟で座席を売り(特に国内線)、満席で
ジャンジャン飛ばしているうちに元気を取り戻したのを思い出します。
でも、いずれにせよどこも厳しいでしょう。
景気後退と供給過剰はもちろんですが、
どうもアメリカ自体にそれだけで人を引きつけた、
光のようなモノが失われつつあることも今後の航空需要に
影を落とすような気がする。。。
文明とはよく言ったモノで、何も考えないとフワーッと
引き寄せられてしまうような、明かりや光のような引力であると同時に、
世界のどこをも照らす普遍的な力だと思うけど、
「アメリカでジーパン買ってきたぜ!」
と言えば、周りが「うわーっ」というのは過去の話だし、
「アメリカ=自由の象徴」
という根幹は揺らいでいます。というか、それ自体が世界を壊してしまった。。。
オバマを選んだアメリカとオバマ大統領には心から敬服しますが、
「イスラエルの支持」や「アフガニスタンへの増派」、「バイアメリカン」
という流れは、世界の人々がほんの少し感じたであろう、
「あなたがが地球大統領になればよい」
的な空気を急激にしぼませてしまった気がします。
あら?航空需要の話が地球大統領の話になってしまったぞ???
まあいいや、翻って日本。
馬鹿な私がこれだけ偉そうに書いてみた後に、日本は。。。。
となると、なんだか偉そうに演説をしていたものの、
気がつくとズボンもパンツも履かずに演壇に立っていたような気分。
「日本人はすごい、勤勉で真面目で辛抱強い」
とかいっている政治家もマスコミもこの体たらくでは。。。。。
この完全停止不能状態を乗り切るには、選挙に行くことも大事ですが、
日本人が持っている知識の総体を増やすことが肝要です。
今までと現在のひどい状況を併せて突き詰めると、
結局は「意識改革」みたいなことに行き着くのですが、
財布に一円も入っていない状態で「ピンチをチャンスに変える」となると、
歩いて近くの図書館に行ったり、家の周りの草花を図鑑で調べたり、
近くにいる人を助けたり。。。
まあ、そういうことが結構大事になると思う。
うーん、いい年してまともな住む場所すらない人間が、
ああだこうだ言っても、何だか説得力無いなぁ。。。
そんなことを考えているうちにサンフランシスコに到着。
特別に変わったことはありませんが、強いて挙げるなら、出発後の
食事の時間にかなり揺れました。初めての飛行機だった学生さんは
ちょっとびっくりしたんじゃないかな?
.......
調子に乗った発言を見透かされてか、入国審査の
税関申告書に「BGC」のマーク。注射?いや、バゲージチェックですね。
たいした荷物もないので、(確定申告の帳票類には驚いていた。)
渡米の理由やらSFOの倉庫の住所なんかを聞かれ、10分弱で終了。
SFOは雨です。どうりでレンタカーのコンバーチブルが安かったわけだ。。。