トースハウン
さて、最終日。
本日は、なだらかな斜面に広がるトースハウンの町を今度は
登ってみようと思いホステルを出る。ツラーっと目抜き通りを
歩いていると林に小川、といった気持ちの良さそうな小道が現れる。
町の中で川なんてのはなかったから、何処かで暗渠になって
いるのかなぁ。。。
大きくはないんですが、鱒のような魚や、川底をノソノソ泳ぐカジカのような魚がいます。。源流は。。ナショナルスタジアムの丘!今回のフェロー諸島滞在中、夜は酷い雨模様なのに、日が昇ると
雨雲はどこへやら?の天気になり、毎朝生まれ変わったように
瑞々しくなるトースハウンを満喫してきましたが。。。
この小道はまた格別。
水に緑に瑞々しい空気というのは、気力や体力をもりもり
回復させる効果があるようで、数日のフェロー滞在で、
ギリシャやロンドン辺りでへろへろだった体調がかなり
回復しているのを実感する。
真ん中奥のカクッとなっているのがスタジアム。さて、木々を抜けるとフェロー諸島のナショナル?スタジアム。
観客席は少ないものの、松竹梅三面のフィールドがあり、
メインのスタジアムは、ゴール裏にクラブハウスだかを建設中。
工事のおじさんはダメダメなんて野暮な事は言わず、スタジアムを
ふらつく怪しい日本人をほったらかしにしてくれる。
収容能力はどれくらいだろ?1万人くらいかな?スタジアムが
全部フェロー諸島のサポーターで埋まったら、総人口の
2割くらいが一挙にスタジアムに集まる事になるなぁ。。
フェロー諸島は、サッカーとハンドボールが盛んなようで、
小さな集落でも立派な芝のスタジアムを目にします。そして、
自治領ながら、独自のナショナルチームを持っています。
サブのスタジアム、左のシートが一部リーグチャンピオンHB,
右のシートが一部リーグ8位のB36。スタジアムを分け合ってるのかな?
僻地で少ない人口なのにも関わらず、年齢別の組織とはいえ、
サッカーには5部リーグ!まであり、スポーツ用品店で確認しても
笑いながらソウダヨン!一応5部リーグまであるヨン!
とお兄さんが答えてくれた。
けれども、さすがに総人口5万人。
ワールドカップでもユーロの予選でも、サッカー強国には基本的に
ギッタギタに負けてしまいます。。。
。。。。が、ホームゲームでは、選手も燃える上、長旅?
で弱っている相手国を苦しめることで定評があるのです!
そして2010ワールドカップ予選では、見事、人口実に66倍!
330万人のリトアニアを撃破しています。。
ちなみに、日本をフェロー諸島に換算すると、日本代表が、
84億人の人口を抱えるどっかの国となんかのスポーツをして、
勝利!といったレベル。
日本代表をリトアニアに換算すると、札幌(約200万人)代表に、
日本(1億2千万)破れる!みたいな。。。。
☆このスタジアムより更に僻地のToftirスタジアム(
Google Map)で
リトアニアを迎え撃ち、2-1で撃破した映像(
Youtube)
野球でもサッカーでも防戦一方の弱小チームとかが、
たまに勝ったりするになんだか痺れるんだよなぁ。。。
さて、このスタジアムの丘を下り始めた時点で、今回の
旅は何となく帰り道。旅をかるく振り返ってみると。。。
シーズンオフでつまらない?と思いきや、寂しい季節だからこそ、
力の抜けたヨーロッパの小国をたくさん旅でき、それ以上に、
気持ちのいい旅行者にたくさん出会え、なかなか楽しかったなぁ。
良かった良かった。。
町に戻り、カフェでバスを待ちながら絵葉書を書き、ネットを
チェックしていると、「伊東美咲がハワイで挙式旅行へ。。。」
のニュース。入籍したのは知っており、
「伊東美咲がいない日本になんか帰ったって仕方がないぜ!」
と思っていたくらいなのですが、結婚式のドレスは
神○うのデザインとのこと。
あ、あのヘビと鳥の掛け合わせみたいな顔した女が
お友達だったのね。。
ということでめでたくフェロー諸島にて、
数年来の、隠れ伊東美咲熱が一気に冷める。
空港へのバスは、午後2時に町のバスターミナルを出発。