EK 855 DXB-KWI
格安航空ターミナルから、タクシーでT2に向かう。タクシードライバーは、インドのケララ州出身。カタールでも決勝戦の帰り道のドライバーは、ケララ出身だったなぁ。ケララ州の州都トリバントラムには中東の格安航空会社がほぼ全社就航させている。
湾岸諸国の労働力の一代供給基地になっているなぁ、ケララ州。そのドライバーと、ドバイとインド経済の展望と日本政治の停滞やらを話す。最後にお決まりな日本の家電の素晴らしさへの賞賛を頂いた後、「アメリカの事なんて追いかけてないで、日本の技術を政治に生かせよ!」なんて直球を投げられる。激しく同意。
預けていた荷物をピックアップ(因みに荷物預けの担当者もケララ出身だった。)し、クゥエート航空のカウンターへ。
ユニフォームを装着しているので、保安検査でも「コングラチュレーション!」なんて言われる。
さて、キャンセルのアナウンス(便のキャンセルを伝えるメールをこの時点で受信していた)があったけど、カウンターは何処だ?とウロウロしていると、件の保安検査の人に「香川!」と遠くから呼ばれる。
呼ばれたところでボンヤリしていると、クウェート航空のフライトを担当する方が現れ、エミレイツのチケットカウンターへ移動。トランスファーの手配を受ける。出発便まで時間がないけど、やった!エミレイツに振り替えだ!乗ってみたかったんだよなぁ、エミレイツ。
マイクロバスでエミレイツ専用のT3ターミナルに向かい、荷物もないけど時間もない旨を伝えると、係員が優先チェックインしてくれる。ターミナルは、若干バブリーな匂いがするけれど、揺ったりとしたスペースがあり、なかなか好印象。この航空会社のお得意様になる事はおそらく無いけれど、あらゆる人種が行き交う出発ターミナルは、店のラインナップもその混雑も含めていいなぁと思う。世界の人々を繋ぐ役割は果たしてるなぁエミレイツ。
金融危機の折、アブダビが助け舟をださなければ、ドバイは沈没してしまったかもしれなかったし、一昨日の出国時のトラブルなど、ドバイ自体にはあまり良い印象がないのだけど、ターミナルを歩いている限り、世界にこういう場所があっても良いなぁとも思う。
さて、222番ゲートへ。
時間がないので、小走りにターミナルを駆け抜けて慌ててたどり着いたものの。。。。。搭乗ゲート前は長蛇の列。なんだ、搭乗始まって無いじゃない。ん?そういえば、遅れが生じたときに漂う独特のゲート前の空気。
あ、遅れだ。クウェートで乗り継げないぞこれ。
結局、1時間以上、スポットアウトする時間が遅れた上、フライトが集中する時間に当たってしまい、離陸許可が下りず離陸予定時刻?を1時間半以上オーバーして空へ。
既に20時間以上寝ていないので、ボンヤリしてしまい、機内食やらの撮影を失念してしまったけれど、概ね満足。
到着前に、おっそろしく揺れたけれど、無事クウェートに到着。正確な時刻は忘れてしまったけれど、既にクウェート ー フランクフルト便の出発時刻を大幅にオーバー、到着ゲートのすぐ前のクウェート航空カウンターに向かう。
クウェート航空の職員は開口一番。
「エミレイツが遅れたんだから、エミレイツ航空に対応させる。」
とのこと。うわっ、なんだそれ?
お姉さん変な空気出してるぞ、大丈夫かよ?お客さん置いて泥仕合はやめてくれYO!
でも、クウェート航空にせよエミレイツ航空が何かするにせよ、クウェート空港は地方系片田舎空港。ドバイとは比べものにならず選択肢は非常に限られているはず。
個人的には、ぎりぎりの時間でのトランスファーをねじ込んだクウェート航空の判断が混乱の始まりのような気がしてならないなぁ。
意識朦朧フラフラ遅延状況なのに、ドバイの格安ターミナルの移動から、代表ユニフォーム装着しているため、「コングラチュレーションズ」なんてそこかしこで言われるw