ピトケアンへ行こう! / Let's go to Pitcairn!
一年に訪れる日本人はゼロ〜数人程度!
でもやるんだよ!ハウツーゲッツーピッケアン!
ピトケアンへの行き方情報 日本語版Ver.1.00。
ちょっと長くなります。興味のない人はスルーして下さいねw
--------アクセス方法--------
1,Claymore II / 定期貨客船
スケジュールはコチラ
http://www.visitpitcairn.pn/Shipping.html一つ目は、他のアップデートと内容が若干重複するけど、ピトケアン政府(英国政府)がチャーターし、仏領ポリネシアのマンガレバ島を経由しNZとピトケアンを結ぶ定期貨客船Claymore IIでのピトケアン行き。
Claymore IIは年に4回、
NZ → ピトケアン → マンガレバ島 → ピトケアン → マンガレバ島 → ピトケアン → マンガレバ島 → NZ
というルートで運行されており、マンガレバ島とピトケアンを往復する回数は年に8回、NZとピトケアン島の往復は年に4回。
タヒチからマンガレバ島*(AirTahichiの空港はGambier/GMR)までの飛行機と船のスケジュールは調整されており、マンガレバ島からの船の出航は飛行機の到着を待ち、マンガレバ島からの飛行機の出発に船は間に合うよう運航されているので心配する事はありません。調整済みの航海予定が、ピトケアン島のホームページに記載されています。
*マンガレバ島までは、各自自力でw
一度の航海でマンガレバ島とピトケアン島を2往復するため、滞在日程は、船と一緒に動くピトケアン滞在を3泊4日か、1往復目のピトケアンに向かう便にマンガレバ島から乗り、2往復目のピトケアン発の便で戻り10泊11日にするか、もしくは次のNZからの便に合わせ、3ヶ月以上の日程にするというパターンになる。
マンガレバ島とピトケアン島の往復運賃は、観光客が5,000NZD、島民が3,000NZD(らしい)。
船はNZからの航海なので、NZ-ピトケアン-NZ往復を全て船で行うことも可能。全行程を船にし、1回の航海でNZに戻ってくる場合、短くて約40日、長くて約50日の航海になり、航海プランや、ピトケアンでの貨物の取り下ろしや海の状況、マンガレバ島との往復回数などによって前後する。
ピトケアンのホームページにNZから船で直接アクセスするスケジュールや運賃は記載されておらず、NZからの運賃やスケジュールを見かけたのは、島の掲示板に貼り付けられた島民向けの運賃/スケジュールのチラシのみで、片道ごとの値段だけだった。全行程を船にする人は少ないのかな?どちらを出発地にしても所要14日で、運賃は1,000NZD也。
Claymore IIの船員さんに聞くと、島民以外でもNZから乗ることはできるらしいので、片道を二つ手配し、全行程船パターンで往復する事は可能かと思う。ただ、島民価格が適用されるか否かは判然せず。適用されるなら時間はかかるけれど、費用は安上がりだなぁ。
船便で向かうと決めたらなら、片道5,000キロ/14日間の退屈さと、船で出される食事の残念っぷりに対しての備えをお忘れ無く。退屈を凌ぐ本やらゲーム、レトルト食品、粉末スープや乾燥野菜などは必携!
2,ヨット / 不定期ヨット
定期貨客船Claymore IIに旅のスケジュールを合わせられず、且つ船酔いしない人にオススメ。
年に8回、それも偏った日程でしか島にやってこないClaymore IIのスケジュールを補う観光客向けのヨット。ルートは、マンガレバ島とピトケアン間でClaymore IIと同じ。運航は下記ホームページを参照ください。こちらもClaymore II同様、タヒチ島からマンガレバ島への船のスケジュールとは調整されるようだ。
ヨットは海の状況により激しく揺れる上に狭く、高齢者や船に弱い人にはあまり向いていないのがネック。マンガレバ島から往復2,500NZDくらいとのことで、Claymore IIより安いのが取り柄?タヒチからの往復航空運賃、ピトケアン島での滞在アレンジを含め、日程によっては5,000USD前後のパッケージも用意できると、島のPitcairn Travelの方から伺いました。
船の詳しいスケジュールは、ピトケアンの観光局か、主催しているピトケアントラベルまで。
http://www.pitcairntravel.pn/それにしても、Claymore IIのNZからの運賃、マンガレバ島とピトケアン島とのClaymore II、ヨットの価格のバランスが悪い。。。
3,夏季のクルーズ船
三つ目はピトケアンの観光シーズンの11月から3月の夏の間、世界一周航海や南太平洋横断の途上で、ピトケアンに立ち寄る客船に乗り込み、島へ上陸するエクスカーション(オプショナルツアーみたいなもの)を利用してピトケアンに入国する方法。
客船のサイズによっては安全上の都合、船着き場や艀のキャパシティーの限界もあり、ピトケアン島に上陸できないものもあるので注意。細かい数字は尋ねそびれてしまったのですが、乗客が300人を超えるような客船は、島をぐるりと回る程度、乗客が300人以下の船ならば、海の状態が穏やかであれば、艀や島のロングボートを利用し、半日観光なんかができるそうだ。
船によっては、ピトケアンだけでなく、南米、ガラパゴス、イースター島、タヒチなんかを一気に旅できる日程のものもあり、上陸できるか否かの問題はあるけれど魅力的。詳しくはピトケアン島のホームページで船の運航状況を調べ、船名などから運航会社のホームページに記載されている日程表/itineraryをチェックしてみて下さい。
http://library.puc.edu/pitcairn/studycenter/cruiseship.shtml
豪華客船系クルーズ船より、秘境探検系クルーズ船の方が船が小さく、上陸できる可能性が高そうです。お値段は船のサイズや船室のチョイスのほか、何人で旅するかで大きく前後します。
このルートでのピトケアン入りを考えていた為、いくつかの船を調べていた時期があったのですが、
チリのバルパライソを出航し、ロビンソンクルーソー島、イースター島、ピトケアン島、マンガレバ島を経由してタヒチ島という15日くらいの日程で、一番安いクラスの船室の一人利用が4,500EURくらいでした。ええいままよ!で、島に上陸できるかどうか分からないのに、50万円近くの出費を覚悟していた自分がちょっと懐かしい。
世界経済の先行きがアレレな為、乗客が集まらず欠航になったり、ディスカウントされたり、せっかくイースター島に行くのに、島のエクスカーションが満席だったりと状況や価格は常に変動しますので、あくまで参考まで。
4,個人ヨットや貨物船
ロンプラをチェックすると、島旅の欄には大抵、ヨットをヒッチして島に向かうなんていうことが良く書かれているけれど、船で島から島へなんてのは、日本人にとっては、加山雄三やら限られた金持ちのレジャーといった感があり、敷居が高い。
タヒチやマンガレバといった場所で長く滞在し、ヨットが係留されているマリーナで情報を収集する事ができる人のみかなぁ。でも、島の人達には歓迎されると思う。「おう、良くきたなぁ」ってw。また、ピトケアンに立ち寄る予定のある貨物船を自力で見つけ、それで渡航するのは、現在非常に厳しいかも。ピトケアンの観光担当が仲介してくれるとは思えない。
以上、アクセス方法はそんなところです。
皆様のピトケアン行きが後悔しない航海になりますよう!Good Luck!
--------Claymore IIの予約方法--------
ピトケアン行きを思い立ったら、いずれかの方法で向かうかを決め、クルーズ船以外の方法でピトケアンを目指すならば、ホームページをチェックし、船のスケジュールに目星を付けた上で、ピトケアン政府の Tourism Coordinator/観光担当責任者(tourism@pitcairn.pn)宛にメールしてみましょう。クルーズ船の場合は、船会社のホームページでどうぞ。
--------予約の流れと必要なモノ--------
Claymore IIでピトケアンに行こうと決め、Tourism Coordinatorさんとやりとりを始めましたが、中学生か高校1年生レベルの英作文と読解能力で十分でした。メールへのリプライも早く(暇なのかな?)、かなりスムーズに事が運んだという印象です。
やりとりの流れてとしては、
運「いつ頃orこのスケジュールでピトケアンにいきたいのですが」
というメールをにTourism Coordinatorさんに送り、二日後くらいに以下のようなメール。その後はとんとん拍子でした。
ピ「その船に空席はありますよ。もしその船で来られるなら、以下のものをメールで送って下さい。
//////必要書類(全てデータ、メール送付で可能!)//////
☆ Confirmation of your flight booking from Tahiti to Mangareva
タヒチ島からの航空券の予約票
→ 2011年の段階で、エアタヒチのオンライン発券は、
1、オンラインで予約
2、座席確保が出来ましたのコンファームがエアタヒチから届く
3、指定されたアドレスから48時間以内でネット(カード)決済。
という方法。
出発日が近い場合、飛行機の予約だけ入れるのもありか?
万が一、船のアレンジが出来ない場合キャンセルできるから。
☆ A scanned copy of the photo page of passengers passports
– for British High Commission check
自分の顔写真のあるパスポートページのスキャンデータ。
→ デジカメで出来る限り綺麗に撮影したものでOKだった。
☆ Confirmation of your medical/travel insurance
医療・旅行保険
→ クレジットカードのものがあると伝えただけでOK
☆ Your next of kin details.
自分の家族の氏名と誕生日、住所。e-mailでの連絡先。
これらを済ませ、必要情報を添付や転送で送ると、
ピ「Hello Hakobiya – well done. I’m pleased that you were able to get a seat on the plane. Thanks also for sending through your documents. /あんがと、飛行機の座席がとれて良かったね、書類もとどいたよん。」
ピ「I have forwarding your passport photo page to our PIO office in Auckland for clearance with the British High Commission. ー中略ー
The owner of the Claymore II’s account details are as follows/パスポートの写真やらはオークランドの高等弁務官に送りました。(中略)で、船賃を振り込むのオーナーの銀行のアカウントはコチラ」
ということで、NZにあるWestpac銀行の口座番号が送られてきます。
メールのやり取りはサモアで行っていたため、近くにたまたまWestpac銀行の支店があり、あっさり完了。クレジットカードで支払いが出来てしまった。
送金が完了した旨をメールで連絡。
振り込みから週末を挟んで5日でTax/Invoiceが発行され、少し時間をおいてメール添付にて送付されてきました。全体的に非常にスムーズな印象。初めてメールをしてから10日もせずに全てのアレンジが完了しました。
思い立った一ヶ月後に便があって、そこに空席があればピトケアン入り出来るかと思います。最短で2週間後とかでも可能かな?
長々となりましたが、そんなところです。